キッザニアでの「ユニフォーム・マジック」を検証!中学生の価値観を探る調査研究も実施
~ミシガン大学や株式会社コーセーとの共同研究を掲載「キッザニア白書2025」発行~
こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP 株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:圓谷 道成、以下 KCJ GROUP)は、大学・大学院などの教育機関や専門家の皆さまと共同研究を実施し、その結果を「キッザニア白書」として2014年に創刊以来、発行を重ねています。6冊目となる今回は、「多様性」をコンセプトとし、これまでの枠を超えて海外大学やパートナー企業へと共同研究先を拡大、調査フィールドも海外のキッザニアにも拡げ、調査・研究を行いました。それらをまとめた「キッザニア白書2025」を2025年12月1日(月)からWeb公開いたします。
「キッザニア白書2025」は、こちらよりご覧いただけます。
https://www.kidzania.jp/corporate/common/pdf/KidZania_wp_2025.pdf

「キッザニア白書2025」の主な内容紹介
研究1:Uniform Magic!(ユニフォーム・マジック)―ユニフォームの着用が自己効力感に及ぼす影響とは?―
こども達がキッザニアでユニフォームを着ると、真剣な表情や嬉しそうな笑顔になることがあり、本研究ではこれを「ユニフォーム・マジック」と名付けて調査を行いました。共同研究者はミシガン大学 経営学部 グレゴリー・ローレンス教授で、ユニフォームの着用が、こども達のチームワークに関する自己効力感に、肯定的な影響を与えていることが明らかになりました。

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調査対象 |
2024年度にキッザニア東京・甲子園・福岡、キッザニアソウル、キッザニアサンタフェに団体で来場した小・中学生1,443名 (日本 792名、韓国 325名、メキシコ 326名) |
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調査方法 |
質問紙およびWebアンケート調査 |
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調査・分析 |
ミシガン大学 経営学部 グレゴリー・ローレンス教授 |
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調査結果のポイント |
・ユニフォームを着用することでこども達が企業や組織への所属意識が強くなっている ・ユニフォームの着用は年齢やそのほかの要因よりもチームワークに関する自己効力感への影響を与えている傾向 ・ユニフォーム着用により「自分」と「働く」ことのつながりを実感して体験をポジティブに捉えている |

研究2: 中学生の「価値観」と「自尊感情」にみる、こころのかたち
自分の内面世界への気づきが始まる中学生世代※が何を大切に感じているのか、また自分自身をどのように捉えているのかについて探求することで、今後の教育やキャリア支援をサポートする一助となるのではないかと考え、株式会社コーセーの研究所と共同研究を行いました。その結果、中学生は「楽しさ」や「自己決定」の価値観が強い傾向にあり、自尊感情を育むためには、「楽しい」「自分で決める」という体験を重ねることが重要であると示唆されました。
※文部科学省 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/gaiyou/attach/1283165.htm

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調査対象 |
中学1~3年生の男女 |
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調査方法 |
Webアンケート調査 |
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調査時期 |
2025年5~6月 |
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調査・分析 |
株式会社コーセー 研究所 先端技術研究室 データサイエンスグループ |
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調査結果のポイント |
・中学生の価値観は「楽しさ」「自己決定」「思いやり」が強い傾向 ・「思いやり」「対人調和」「多様性」も強く、周りへの気づかいや思慮する姿勢が窺える ・一人ひとりの価値観は多様で、価値観タイプが複数に分かれ、同じタイプでも少しずつ異なる |

特別対談:夢は“好き”から始まる〜体験が育む自己効力感と未来〜
庭師・俳優として活躍する村雨 辰剛氏を迎え、「好き」を原動力にして歩まれてきた道や職業観、こどもへの向き合い方についてお話を伺いました。
◇庭師・俳優 村雨 辰剛(むらさめ たつまさ)
1988年7月25日生まれ、スウェーデン出身。
高校卒業後に来日し、26歳で日本国籍を取得。
https://ymn.tokyo/talent/tatsumasa-murasame/
◇KCJ GROUP 株式会社
代表取締役副社長 宮本美佐

キッザニア STORY:キッザニア経験が拓く未来 学生スーパーバイザーインタビュー
キッザニア東京・甲子園・福岡の3拠点で活躍する学生スーパーバイザーたちが、「働くうえで大切にしていること」「未来の自分はどうなっていたいか」をテーマにした座談会を行いました。
<コメントの一部>
キッザニアでは、大人に頼ることなく、こどもが主体性をもって行動できるよう見守り、その手助けができるよう心掛けています。

<参考資料>
■キッザニア白書 について
KCJ GROUPでは、大学・大学院などの教育機関や専門家の皆さまと「キッザニア」に関するさまざまなテーマで共同研究を実施し、研究結果を「キッザニア白書」としてまとめています。
過去のキッザニア白書はこちらよりご覧いただけます。
https://www.kidzania.jp/corporate/whitepaper/
■KCJ GROUP/キッザニア ジャパン について
KCJ GROUPは、3歳から15歳までのこども達の職業・社会体験施設「キッザニア東京(2006年10月開業)」「キッザニア甲子園(2009年3月開業)」「キッザニア福岡(2022年7月開業)」の企画・運営をしています。「キッザニア」は、実社会の約2/3サイズの街並みに、実在する企業が出展するパビリオンが建ち並び、さまざまな仕事やサービスを体験できます。キッザニアのコンセプトは、「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた『エデュテインメント』。こども達が好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。
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