生活習慣病対策、認知症予防に最適! 減塩食を毎日の暮らしに簡単に取り入れられる『国循の 厳選 おいしい!! かるしおレシピ――今日から始める減塩メニュー100』刊行。
0.1㎖、0.5㎖、1.0㎖が正確に量れる特製スプーン3本セット付き。調味料を手軽に正確に量って、いますぐ健康生活を始めましょう!
1食あたり食塩相当量2g未満、おいしさを引き出す決め手は、うまみたっぷりの“だし”。国立循環器病研究センター(国循)が京料理の手法を取り入れて独自開発した減塩メニュー「かるしお」(=軽塩)は、「しっかり味があっておいしい」「退院しても食べたい!」と患者さんが口をそろえるほど。この人気の病院食を家庭で再現できる、としてベストセラーとなったレシピ集が、装いも新たに再登場します。
今回は、過去のシリーズのなかから好評メニューをセレクトし、新作レシピを加えた決定版。いますぐ減塩食が必要な方はもちろん、将来の健康のために塩分を控えた食生活に変えたい方にも、ぜひおすすめしたい1冊です。
本誌付録の0.1㎖まで量れる特製スプーン3本セットを使って、今日から「かるしお生活」を始めてみませんか?
今回は、過去のシリーズのなかから好評メニューをセレクトし、新作レシピを加えた決定版。いますぐ減塩食が必要な方はもちろん、将来の健康のために塩分を控えた食生活に変えたい方にも、ぜひおすすめしたい1冊です。
本誌付録の0.1㎖まで量れる特製スプーン3本セットを使って、今日から「かるしお生活」を始めてみませんか?
- 重大な病につながりかねない塩のとり過ぎ
「かるしお」とは、国循が提唱する、塩を軽く使って、おいしさを引き出す減塩の考え方のこと。
そもそも、減塩はなぜ大切なのでしょうか? 高血圧が心筋梗塞や脳卒中などの循環器病の引き金となることは、広く知られてきている事実です。この高血圧の主な原因となるのが、塩分のとり過ぎ。食事で塩をとると、血液中の塩分濃度が高まります。すると体は血管内に水分を送り、塩分濃度をもとに戻そうとします。その結果、血液の量が増えることになり、血液を循環させる心臓はより強い力で血液を押し出さなければならなくなります。
これが「血圧が上がる」という状態です。この状態が長く続くと、心臓に負担がかかるだけでなく、血管は圧力に耐えるためにかたくなります。これが「動脈硬化」です。そうなると、心疾患や脳卒中など循環器病のリスクが高まってしまうのです。
- 減塩だからこそおいしい
この危険性がわかっているのに、なかなか塩を減らした食事が続けられないのは、いわゆる減塩食が“おいしくない”から。そこで、ただ塩の量を減らすだけではなく、塩をもっと上手に使うことにこだわったのが「かるしおレシピ」です。
素材のおいしさを最大限に引き出すことができれば、塩は少なくても十分。その決め手となるのが、うまみたっぷりの“だし”です。本誌では、「かるしおレシピ」の実践に欠かせないだしのとり方を、ていねいに解説しています。
1食(3~4品)あたり食塩相当量2g未満、エネルギー500kcal台を基準にして、さまざまな栄養素がとれるように考えられた「かるしおレシピ」は、高血圧の方の治療食としておすすめなのはもちろん、健康な人が病気にならないための予防にもつながる食事です。また、塩を極力抑えた繊細な味わいは、子どもたちの味覚を育てることにも役立ちます。
さらに、血管の老化である動脈硬化を防ぎ、しなやかな血管を保つことは、認知症の予防にもつながります。
「かるしおレシピ」は家族みんなで食べられる、究極のバランス食なのです。
- 付録スプーンで簡単
本誌の最大の特徴が、0.1㎖、0.5㎖、1.0㎖が正確に量れる特製「かるしおスプーン」3本セットが付録として付いてくることです。少量の調味料が正確に量れるので、かるしおレシピの実践にとても便利。健康生活は、調味料を正確に量ることから始まります。ぜひご家庭で活用してください。
- 累計40万部のベストセラーシリーズが装いも新たに再登場
「かるしおレシピ」シリーズが最初に刊行されたのは2012年のこと。以来、シリーズ6冊で累計40万部を超えるほど、好評を得ています。
新シリーズ開始を飾る本誌は、過去の掲載メニューに一部新メニューも加え、国循がいまこそ本当にお伝えしたい“かるしお100レシピ”を厳選して収録した決定版です。まずは1日1品から! 家族みんなの健康のために、ぜひ本誌を活用して、おいしい減塩食「かるしお」をご家庭で実践してください。
※「かるしお®」は国循の登録商標です。
- 本誌の内容
■第1章:病院食レシピ
かるしお調理の基本が身につく減塩のコツや、大好評減塩レシピ50品を四季ごとに紹介。
彩り野菜のキーマカレー/具だくさんの厚焼き卵/鶏肉と野菜の治部煮風/かれいのカレー風味ソテー/豚しゃぶのおろしポン酢添え/小松菜といかの中華風ごまあえ/がんもどきと野菜の含め煮 盛り合わせ/なすの油淋鶏風/さけのチャンチャン焼き風/きのこスパゲッティ など
■第2章:認知症予防レシピ
かるしお調理をステップアップさせて、認知症予防に良いとされる食材や組み合わせを活かした減塩レシピを四季ごとに紹介。
いわしのかば焼き丼/鶏肉ときのこの甘辛丼/ラズベリーとりんごのマセドアンサラダ/アスパラとじゃがいものカレー炒め/ほうれんそうときのこのみそピーナッツ炒め/アボカドとりんごのサラダ/ブルーベリーと白桃の赤ワインゼリー/あじの南蛮漬け風/アーモンド入り和風グラタン/根菜たっぷりポトフ など
※その他、解説やコラムも充実!
・昼食、夕食向きのおすすめ献立例7(病院食レシピ編、認知症予防レシピ編)
・だしのとり方、脱塩法
・「かるしおみそ汁」~みそ玉の作り方、認知症予防について など
- 著者紹介
国立研究開発法人 国立循環器病研究センター
循環器病(心疾患と脳血管疾患の総称)を対象とする唯一の国立高度専門医療研究センター(National Center:NC)として、1977 年、大阪府に設立。国立がん研究センターに次いで、日本で2 番目のNC。通称「国循(こくじゅん)」。
「病院」「研究所」「オープンイノベーションセンター」の3部門が連携して循環器病の究明と制圧に挑んでいる。病院(550 床)では、急性期医療から回復期・退院後まで切れ目のない医療を提供。また、最先端医療も積極的に実施しており、心臓移植の症例数も多い(2021 年3月末で142 例)。
一方で、循環器病予防に向けた取り組みとして、国循の病院食をベースとするおいしい減塩食「かるしお」を社会に広める活動も展開している。2019 年には北大阪健康医療都市“健都”に移転。オープンイノベーションによる最先端の医療・研究拠点として、また地域に密着したまちづくり拠点として、国際級の複合医療産業集団を形成しつつある。
- 商品情報
書名:国循の 厳選 おいしい!! かるしおレシピ 今日から始める減塩メニュー100
著者:国立研究開発法人 国立循環器病研究センター
発売日:2021年6月1日
仕様:B5判・ケース入り・本文128ページ
価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4-14-199299-8
すべての画像