BizRobo!新バージョン「Ver11.5」を2月3日提供開始

~ロボット開発・実行時の工数を簡略化、より省コストで大量の作業を自動化可能に~

オープン株式会社

 オープングループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)の子会社であるオープン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:石井 岳之、以下「オープン」)は、「BizRobo!」シリーズ※1の新バージョン『Ver11.5』を2月3日に提供開始しました。

 ※1 対象製品:BizRobo! Basic、BizRobo! Lite/Lite+、BizRobo! mini

■Ver11.5の新機能

 「Ver11.5」で実装した機能の主要ポイントは以下の通りです。

 *記載事項はBizRobo! Basicの新機能です。Lite/Lite+/miniをご利用中の方は、一部制約を受ける機能があります。

(1)ロボットに関するUX改善

 ①Ver11.4まで、ロボット(旧呼称:DAロボット/通称:緑ロボット)を使用する際には、ベーシックエンジンロボット(旧呼称:DSロボット/通称:BER)から呼び出す必要がありましたが、Ver11.5では単独で実行できるようになりました。この新たな独立機能により、ロボットの運用系の操作(実行、動作確認等)において、ロボットの手順が簡略化されました。

操作画面イメージ

 ②ロボットのKCU※2消費仕様が変更され、ループ処理にかかるKCUの量が省力化されました。これにより、複数回のループ処理にかかる負荷が抑えられ、より早く大量の作業を行うことが可能になりました。

 ③ロボットのCEF(Chromium Embedded Framework)においては、Chromiumのバージョンを126にアップデートしました。またGoogle Chromeのデバッガーを、開発中にビルトインで起動できる仕様に改良しました。

(2)Management Consoleに関するUXの改善

 ①従来、ソケット通信でManagement Console(ロボットシステムの統合管理コンソール、以下「MC」)からRoboServer(ロボットの実行エンジンを搭載した実行環境、以下「RS」)に通信する際には、RS端末のホスト/IPアドレスとポートを使用して接続する仕組みを採用していました。

 Ver11.5では「クライアント系クラスタ」と呼称する仕組みを採用し、RS端末のFirewallのポート番号「50000」を開くことなく、RSからMCへHTTP(S)リクエストで繋ぎ、その接続により通信することが可能となりました(従来の接続方式も利用可能)。

 ②サービス認証機能にRSとロボットファイルシステム(ロボットが使用/提供するデータを共有・保存するためのファイルシステム、以下「RFS」)が追加され、基本認証 (ID+パスワード)を使用せず、シークレットキーだけで RSと RFSがMCに接続することが可能になりました。

 なおDesign Studio(ロボットを開発する際の統合開発環境、以下「DS」)のライセンス認証やMCへの接続においては、使用端末のデフォルトブラウザーにおけるMCのログイン状態を利用しています。従来のように、ユーザーIDおよび暗号化されたパスワードはローカルPCに保存されません。DSでパスワードストアから取得、またはRFSを利用する際、これまではDSトークンの設定が必要でしたが、Ver11.5ではこの設定が不要になり、DSのログイン中ユーザーがデフォルトで入っているDS executionトークンが使用されます。

 ③MC上にホームメッセージ投稿機能が追加され、MCを利用する全てのユーザーに対して、情報通知が行えるようになりました。

ホームメッセージ表示イメージ

(3)RoboServerにおけるスケーリング=リソース調整機能の実装

 MCから複数のRSを使用して複数のロボットを実行する場合、従来のMCでは、一番空いている実行スロットを持つRSにロボットがアサインされていました。

 一方、Ver11.5ではRSのスケーリング機能を搭載したことにより、実行予定のロボットが一番実行スロットの少ないRSに割り当てられる仕様が追加されました。これにより、使用中のRSを使い切ってから次のRSを使用することになるため、長らく使用していないRS端末は解除することができます。特にクラウド環境上(AWS、Microsoft Azureなど)でRSを運用する場合、RS端末を稼働させるとランニングコストが発生するため、この機能によりコスト削減が可能となります。なおスケーリング機能は、デフォルトではオフとなっているため、使用する際はユーザー側でオンに切り替える必要があります。

RoboServerの実行スロット数はクラスタで設定
スケーリング機能によるロボットの割り当てイメージ

※2 KCU:Kapow Compute Unitの略称。BizRobo!における、MCでロボットを実行する際の処理量を計測する指標。

 上記のほか、Ver11.5で実装した機能の詳細に関しては、営業担当または下記よりお問い合わせください。

製品に関するお問い合わせ:https://tinyurl.com/2u2fku96

■新機能実装による今後の展望

 「Ver11.5」では上記以外にも多数の機能追加・改善を行い、ロボットの実装や他ツールとの連携にかかる工数およびコストを削減しています。多くのユーザーが検討していると想定される、BizRobo!と生成AIの連携など、より高度なRPA活用に向けてシンプルな開発環境を整えることにより、今後の事業成長や更なる業務効率化に寄与していきたいと考えております。

■「BizRobo!」について

「BizRobo!」は、ホワイトカラーの生産性を革新する、ソフトウェアロボットの導入・運用を支援するデジタルレイバープラットフォームです。「ロボット」と「IT」によって、ホワイトカラーをルーティンワークから解放し、企業を始め社会全体の生産性向上を図り、未来の働き方を変えていきます。

詳細につきましては製品ページ:https://tinyurl.com/muwy4c63 をご覧ください。

― 主要製品ラインナップ ―

 ・BizRobo! Basic : https://tinyurl.com/3fjs4d2r

 ・BizRobo! Lite   : https://tinyurl.com/4r2yefdh

 ・BizRobo! mini  : https://tinyurl.com/w2trbac4

【会社概要】

■オープン株式会社(https://open.co.jp/

・本社所在地:東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階

・設立   :2013年7月

・代表者  :代表取締役執行役員社長 石井 岳之

・資本金  :3,000万円

・事業内容 :スマートロボット(RPA、AI)を活用した情報処理サービス、コンサルタント事業、

       アウトソーシング事業、デジタルマーケティング、オンライン広告事業

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会社概要

オープン株式会社

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URL
https://open.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階
電話番号
-
代表者名
石井 岳之 
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2013年07月