京都芸術劇場春秋座で2024年2月3日(土)に「渡邊守章記念 春秋座―能と狂言」を上演します!
公演情報 https://k-pac.org/events/11172/
日時:2024年2月3日(土)14:00 ※開場は開演の30分前
会場:京都芸術劇場 春秋座(〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116)
発売日:友の会先行 11月14日(火)10:00
一般発売 11月15日(水)10:00
料金(全席指定)
<一階席> 一般7,500円/友の会7,000円
<二階席> 一般6,500円/友の会6,000円/学生&ユース2,500円
*ユースは25歳以下
*学生・ユースは要証明書提示
*未就学児のご入場はご遠慮ください
【主催・お問合せ】
京都芸術大学 舞台芸術研究センター
TEL:075-791-9207
「春秋座—能と狂言」高校生以下無料ご招待
詳細・お申込みはこちら https://k-pac.org/noh_shoutai/
プレトーク
片山九郎右衛門(観世流シテ方)/きたまり(振付家)/天野文雄(大阪大学名誉教授)
狂言 『隠狸』
シテ(太郎冠者): 野村万作、アド(主): 野村萬斎
能 『卒都婆小町 一度之次第』
シテ(小野小町): 観世銕之丞
ワキ(高野山僧): 宝生常三 ワキツレ(従僧): 舘田善博
笛 : 竹市学、小鼓 : 大倉源次郎、大鼓 : 亀井広忠
後見 : 青木道喜、片山伸吾
地謡 : 片山九郎右衛門、古橋正邦、味方玄、分林道治、観世淳夫、橋本忠樹、梅田嘉宏、安藤貴康
舞台監督|小坂部恵次、大田和司(京都芸術大学舞台芸術研究センター)
照明デザイン|藤原康弘
協力|銕仙会、万作の会
令和5年度京都府文化芸術体験機会創出事業
「主従の探り合い」と「宗教問答」、そして「憑依」 ―『隠狸』と『卒都婆小町』―
『隠狸(かくしだぬき)』は和泉流だけにある狂言です。狂言では、太郎冠者の隠し事が事の発端になることが多いのですが、本曲では、太郎冠者の隠し事は狸を釣るのがうまいことと、前夜に釣った大狸を市で売ろうとしていることです。客に狸汁をふるまおうと、主人は太郎冠者に市で狸を買い求めてくるよう言いつけますが、太郎冠者の隠し事を見破ろうと、主人もあとから市に向かいます。以下、市を舞台に、大狸を腰に隠し持った太郎冠者と主人の探りあいが、酒盛りのなかで繰り広げられます。客への狸汁の振る舞いはどこへやら、主人にすすめられた太郎冠者が、一さし二さしと舞ううちに‥‥‥。
『卒都婆小町(そとわこまち)』は南北朝期の古い能で、作者は観阿弥です。都から(たぶん)紀州玉津島明神に参詣しようとしている老残の小町が高野山から上洛しようとする僧たちに出合います。場所は摂津の阿倍野です。その阿倍野がこの能の舞台でもあります。小町が長旅に疲れて路傍に倒れている卒塔婆に腰かけていると、僧から叱責されます。以下、小町と僧との、いわゆる「卒塔婆問答」になるのですが、小町は教義通りの僧の詰問に、「善悪不二」という立場からことごとく反論し、問答は僧の完敗に終わります。そこで小町は自身の素性を語るうち、かつて小町がソデにした四位(しい)の少将(深草の少将)の霊が小町に憑依し、小町のもとに通って百日目に亡くなったことを再現するのですが、憑依から覚めた小町はそこで悟りの道に入ることを決意して、『卒都婆小町』は終曲となります。
前半の「卒塔婆問答」と後半の「憑依」が見どころとされていますが、わたしたちは、この二つの見どころをどのように関連させればよいのでしょうか。
(天野 文雄)
チケット発売日
友の会先行発売 2023年11月14日(火)
一般発売 2023年11月15日(水)
※チケット発売日(11/14、11/15)はチケットセンター窓口での販売をいたしません。
お電話かオンラインチケットストアでのお申込みをお願いいたします。チケット取扱い
◎京都芸術劇場チケットセンター(窓口販売・電話予約)
TEL:075-791-8240(平日10時~17時)
◎劇場オンラインチケットストア※要事前登録(無料)
https://k-pac.org/
◎チケットぴあ
https://t.pia.jp Pコード522-446
◎イープラス
https://eplus.jp
※車椅子をご利用のお客様・足の不自由なお客様は、お電話にてお申込み・お問い合わせ下さい。
(TEL: 075-791-8240京都芸術劇場チケットセンター)
※当劇場2階席への移動は階段のみとなります。託児サービス(要事前予約)
対象:生後6ヵ月以上、7歳未満
料金:お子様1名につき1500円
申込期間:2023年11月15日(水)~2024年1月26日(金)17時まで
【予約・お問合せ】
京都芸術大学 舞台芸術研究センター
TEL:075-791-9207
京都芸術劇場(春秋座・studio21)について
2001年に京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)内に開設された、国内の高等教育機関では初めて実現した大学運営による本格的な劇場です。主に歌舞伎の上演を想定してつくられた大劇場=春秋座と、主に現代演劇・ダンスの上演を想定してつくられた小劇場=studio21という、まったくタイプの異なる二つの空間から成り立っており、伝統演劇・芸能から最先端のマルチメディア・パフォーマンスまで、現代の多様な舞台芸術(=performing arts)を幅広くカバーできる施設を誇っています。
舞台芸術を通じて京都における伝統と創造の姿を全国へ、そして世界へと発信しています。
劇場WEBサイト:https://k-pac.org/
Facebook:https://www.facebook.com/kyoto.art.theater
X(旧Twitter):https://twitter.com/KyotoArtTheater
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