電通総研とエクスモーション、製造業のエンジニアが次世代の製品開発スキルを学習できるオンラインプラットフォーム「Eureka Box(ユーリカボックス)」エンタープライズ版を提供開始へ
- “Over The Air技術”をはじめとする先端テクノロジーの普及に伴う製品開発の高度化とリスキリングを支援 -
テクノロジーで企業と社会の進化を実現する株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久、以下「電通総研」)と株式会社エクスモーション(本社:東京都品川区、代表取締役社長:渡辺 博之、以下「エクスモーション」)は、2025年3月26日(水)より、製造業のエンジニアを対象としたオンライン学習プラットフォーム「Eureka Box(ユーリカボックス)」エンタープライズ版を提供開始します。
両社は2023年9月、「コンサルティングからシステム構築・導入サービスの提供」、「ソフトウエアファーストの自動車開発をサポートする次世代型人材の育成」、「自動車業界でのOver The Air技術※1(以下、OTA)の普及を見据えたソリューションの共同開発・提供」を推進する業務提携を締結しました。
本業務提携の一環として、今回、「Eureka Box」エンタープライズ版を提供することにより、自動車業界をはじめとする製造業のソフトウエアファーストな製品開発、OTAをはじめとする先端テクノロジーを取り入れた次世代の製品開発を担えるエンジニアの早期育成およびリスキリングを支援します。

■ 「Eureka Box」エンタープライズ版提供の背景
生活に欠かせないスマートフォン、環境に配慮した電気自動車(EV)、便利で快適なライフスタイルを実現するスマートホーム・家電など、人々の生活を取り巻く製品はテクノロジーの進展とともに高機能・高性能化しています。スマートフォンに代表されるように、無線通信を経由してデータを送受信し、OTAによってその性能や機能のアップデートを実現することは当たり前のことになりました。
また、自動車産業においては、電動化、自動運転、コネクティビティ、シェアリングエコノミーといった新しい領域の技術革新によってパラダイムシフトを迎えており、ソフトウエアの重要性が飛躍的に増しています。さらに、少子高齢化によって生産年齢人口は低下の一途を辿っており、国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」によると、国内の総人口は2053年には1億人を割り込み、生産年齢人口の割合は51.6%となる見通しです。
このように、製品開発におけるソフトウエア開発の規模が拡大し、そのスピードが加速する背景を踏まえ、エンジニアのスキル・能力の早急な拡張が求められています。また同時に、少子高齢化の進行による人材獲得競争が厳しさを増す中、アウトソーシングに頼らず、エンジニアの内製化やリスキリングの実現も急務となっています。
■ 「Eureka Box」エンタープライズ版の特長

1. モデルベース開発(MBD)、プロダクトライン開発(SPL)、要求仕様記述(USDM)、最新技術(エッジAI、ROS)などソフトウエアファーストな次世代の製品開発に必要なスキル習得が可能
ソフトウエアファーストな製品開発への移行に伴い、クラウドやOTAなどの新たな開発技術と、顧客ニーズを素早くキャッチして反映する仮説検証型の開発スタイルが製造業に求められています。「Eureka Box」では、これらを実現するため、特にソフトウエア開発の上流工程で必要となるスキルの習得が可能です。
2. ソフトウエア開発未経験者からベテランまで広い受講者層を想定した学習コンテンツを提供
「Eureka Box」は受講者の習熟度やスキルセットに合わせ、3段階の学習レベルで合計1,500を超える豊富な学習コンテンツを用意しています。受講者に適した学習レベルやコンテンツを選択することにより、新人・若手からハードウエアエンジニアなどのソフトウエア開発未経験者まで、開発スキルを確実に習得することができます。
3. 受講者数の制限を設けず、幅広いラインアップのプログラムから目的に合わせた受講が可能
「Eureka Box」エンタープライズ版は、受講対象者数が無制限となっており、新人・若手社員向けに基礎プログラム、中堅社員向けに自社開発内製化の推進プログラム、ベテラン層向けにリスキリング、など幅広い受講プログラムから目的に合わせた活用ができます。
※受講者は、原則、同一企業・敷地内の従業員が対象。
※1 無線通信を経由してデータを送受信し、ソフトウエアの更新などを行う技術。スマートフォンのOSやアプリの更新に利用されている。
<ご参考資料>
2023年9月6日
ISIDとエクスモーションが“Over The Air技術”の普及を見据えた自動車開発支援ソリューションの開発・提供へ
https://www.dentsusoken.com/news/release/2023/0906.html
■電通総研について https://www.dentsusoken.com
電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンの下、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能の連携により、企業・官庁・自治体や生活者を含めた「社会」全体と真摯に向き合い、課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。
テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進し、これからも人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新しい価値を創出し続けます。
■エクスモーションについて https://www.corporate.exmotion.co.jp/
エクスモーションは、高品質なソフトウエアを通して新しい社会の実現に貢献することを企業理念とし、組込みソフトウエア開発の技術参謀として、製造業のお客様のソフトウエア開発における課題解決を担ってまいりました。提案した内容を実際に自分たちで実践し、直接課題解決まで手掛けるワンストップ型の実践的スタイルを武器に、お客様のソフトウエアファーストの実現による製造業DXを支援しています。
* 電通国際情報サービス(ISID)は、電通総研へ社名を変更しました。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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