『フェミニーナ』の想いと挑戦を初公開「デリケートゾーン」という言葉の誕生から30年
〜「恥ずかしい」から「当たり前」へ。女子中高生の健康と自己肯定感を守る〜
「日本初のデリケートゾーン用かゆみ止め薬」として誕生し、長きに渡って女性のデリケートゾーン特有のお悩みに寄り添い続ける小林製薬『フェミニーナ』では、2017年より10代の女子中高生を対象とした啓発活動を行っています。これまでの取組みを経て、ブランドの原点にある「想い」を今回初めて公開します。

1.「デリケートゾーン」という言葉の誕生から30年。言葉に込めた、その「想い」とは
『フェミニーナ』は、日本で初めて女性のデリケートゾーン用かゆみ止め薬として1995年に発売され、「デリケートゾーン」という言葉を生み出しました。当時、デリケートゾーンは「陰部」と呼ばれ、「隠すべきもの」「話題にしてはいけない恥ずかしい場所」という強いタブー意識がありました。その結果、トラブルが起きても人に相談できず、適切な対処が遅れるという課題がありました。「誰にでもある身体の一部であり、恥ずかしい部位ではない。自分を大切にするためにも、当たり前に気にかけてほしい」そんな願いを込めて「デリケートゾーン」と名付け、啓発活動を続けています。
2.10代に広がる健康リスクと学びの重要性
近年、クラミジアや梅毒などの性感染症が10代、20代の若者の間で増加しており、放置すると命にかかわる、望んでも妊娠しづらい等の問題を引き起こす恐れがあります。正しい知識を学ぶことは、日々のトラブル解消だけでなく、相談しやすい環境づくりや自己肯定感の育成につながります。
人からは見えないデリケートゾーンの悩みを放置せず、自分の身体の大切な場所として正しい対処やケアをすることは、他人と比べるでも、誰かのためにするでもなく、純粋に自分のことを大切にする姿勢を育みます。生徒自身が、不確かな情報に惑わされず自分で異変に気づき、デリケートゾーンをタブー視せず労わる習慣を育むことが信頼できる大人や専門家への相談や行動につながります。
すべての10代が「自分の心身は自分のもの、一人で抱え込まなくていい」と思えるように、『フェミニーナ』は基礎知識やケア方法、トラブル時の対処法を学ぶ機会を提供します。

3.教育現場で広がるフェミニーナの取り組み
『フェミニーナ』は、学校の教員等への直接アプローチから始め、教育現場や生徒さんの声を反映させた教材の提供を活動の柱として展開してきました。親しみやすいデザインで制作した冊子「女の子の大切なデリケートゾーンってなあに?」を学校現場で配布し、生徒たちの意識に大きな変化をもたらしています。養護教諭が集まる学会への出展では約9割の来場者が授業実施に興味・関心を示し、教材の活用意向も非常に高いことが明らかになりました*¹。さらに2017年から現在までに配布した冊子は合計62,470部にのぼり、活動は着実に広がっています。2024年には冊子を刷新し、授業で使用できる動画教材も制作するなど、教育現場でのニーズに応える取り組みを続けています。
(*1:2019年全国学校保健・安全研究大会&日本学校保健学会学術大会 ブース来場者アンケート N=319)

<2017年当初>

<現在>

<動画>
4.「恥ずかしい」から「大切にしよう」へ、生徒の意識変化
94%の生徒が、冊子を読むことで「デリケートゾーンを大切にしようと思った」と回答。
Q.「デリケートゾーンってなぁに?」を読んだ後の、あなたの気持ちに近いものを選んでください。
【デリケートゾーンを大切にしようと思った】(SA)

養護教諭が集まる学会への出展においては、約9割の来場者がデリケートゾーンに関する授業実施に興味・関心を示しました。
Q.デリケートゾーンの授業を実施していますか。(SA)

5.初の取り組み・啓発授業を実施:142名の女子生徒にデリケートゾーンの大切さを伝える
(ご協力:親和女子高等学校)2025年12月12日実施)
2025年12月12日、親和女子高等学校の協力のもと、初めてデリケートゾーンに関する啓発授業を実施しました。校長先生をはじめ、先生方の熱意ある導入により、生徒たちも真剣に向き合う有意義な機会となりました。

<親和女子高等学校・親和中学校長 中村晶平先生インタビュー>
思春期を迎える女子生徒には正しい知識が必要であり、本校の既存の性教育(中1で保健師が実施)とは異なる視点からデリケートゾーンの知識提供を受けられることは大変ありがたいと思いました。今後は、保護者への報告を通じて、本活動についてさらに話を広げていきたいと思います。

<保健体育教諭 上村先生インタビュー>
本授業は、デリケートゾーンや性に関する知識だけでなく、生徒が『自分の体に向き合い、悩みや不安をフランクに相談できる』ようにするための良い機会でした。
デリケートゾーンの違和感を単なる『不安』で終わらせず、『自分の健康のバロメーター』として前向きに捉える姿勢を育むことが重要です。高校生にとって病院の敷居は高いため、ドラッグストアで選択できる市販薬を含め、多くの選択肢が持てるような教育が必要だと感じています。
生徒のみなさんから「思っていたより沢山の人に悩みがあると知れて安心した。かゆくなったりしたらフェミニーナのようなものを使ってみようと思った。」などの声をいただき、和やかな雰囲気で授業を終えることができました。


6.今後の展望:教育現場のニーズに応え、社会に「当たり前」を広げる
『フェミニーナ』は、すべての女性の生涯の健康を支えていくため、デリケートゾーンの正しい知識を社会の標準とする「基盤づくり」を目指し、今年度からは冊子に加え、教育現場で高いニーズのあった動画教材の提供を開始。教員が伝えにくい内容を補完し、生徒みなさんの理解度を高めることにつなげています。来年度以降は、保護者も学べる機会創出も検討し、「子供たちの将来の健康を守るための教育」として、家庭でも正しい知識が広がるよう情報発信も進めます。『フェミニーナ』は、デリケートゾーンの悩みを改善する「お守り」のような存在として、これからも正しい知識を啓発し続けます。中高生をはじめ、女性の前向きで自分らしい毎日を目指し、活動を進化させていきます。
<フェミニーナブランドマネージャー 孫>

この度、親和女子高等学校様のご協力のもと、初の啓発授業を実施し、デリケートゾーンに関する正しい知識が、生徒の皆さんにとって切実に必要なものであるという確かな手応えを感じました。先生方や生徒みなさんの真摯な姿勢を拝見し、『デリケートゾーン=恥ずかしい部位ではない』として向き合えるよう、長年私たちが掲げてきた思いが現場で確かに息づいていることを実感し、大変嬉しく思っています。
『フェミニーナ』は、この貴重な経験を原動力とし、デリケートゾーンの正しい知識が「当たり前」となる社会を目指し活動を続けてまいります。 そして、デリケートゾーンの悩みを改善するパイオニアとしての責任を胸に、これからもすべての女性の不安に寄り添い、ためらいや我慢から解放されるよう、自分らしく輝ける社会の実現に向けて、サポートをしてまいります。
<『フェミニーナ』ブランドサイト> https://www.kobayashi.co.jp/brand/feminina/
製品紹介ページや症状チェックをすることで、ご自身にあった製品が見つかります。


<『フェミニーナ』ブランド製品ラインナップ>

◆フェミニーナ軟膏
(販売名:フェミニーナ軟膏S)第2類医薬品
効能効果:かゆみ、かぶれ
メーカー希望小売価格(税抜) 924円 15g

◆フェミニーナジェル
(販売名:フェミニーナJ)第2類医薬品
効能効果:かゆみ、かぶれ
メーカー希望小売価格(税抜)924円 15g

◆フェミニーナミスト
(販売名:フェミニーナミスト)第2類医薬品
効能効果:かゆみ、かぶれ
メーカー希望小売価格 (税抜)1,000円 30ml

◆フェミニーナUP
(販売名:フェミニーナUPa)第2類医薬品
効能効果:かゆみ、かぶれ
メーカー希望小売価格(税抜) 1,200円 15g
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