デル・テクノロジーズ、中小企業におけるAI活用とITインフラ動向に関する調査結果を発表

  • すでに全体の15%の中小企業が生成AIを導入済み。一方で、半数の企業が具体的な導入効果や活用法を見出せていない

  • 中小企業全体の3/4が1台以上のサーバーを使用。サーバー台数は企業規模や業種によって大きく異なる

  • 多くの企業がWindows 11への移行を積極的に進めている

デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ URL:https://www.dell.com/ja-jp)は、中小企業におけるAI活用とITインフラ動向に関する調査結果を発表しました。

文章生成から始まった生成AIの技術は、数年の間で複雑なデータ分析、画像や動画の生成まで可能となり、急速に進化しています。PCにおいてもAI処理に特化したプロセッサーであるNPUを搭載したCopilot+ /AI PCが登場するなど、2025年はビジネスにおけるAI活用元年になることが予想されます。しかし、人材不足やコスト上昇が課題となっている中小企業において、生成AIは業務効率化・生産性向上などの課題解決を図る可能性がある一方で、生成AIをビジネスに生かすノウハウが少なく、手探りの段階である企業が多数を占めています。今回の調査では、中小企業における生成AI活用の現状と課題を明らかにし、生成AIのビジネス活用術に必要な要素を分析しました。

また、前回発表した「Windows 10サポート終了に向けた企業の対応動向と中小企業のIT環境動向に関する調査結果」に引き続き、中小企業におけるオンプレミスサーバーのニーズの高さやオンプレミスとクラウドの使い分けなど、サーバーの活用状況について調査しました。さらに、より一層Windows 10のサポート終了が差し迫る中、企業のWindows 11への移行計画の動向についても分析しました。

調査結果のハイライト

※調査および分析結果、グラフの全文は、こちらからご参照いただくことができます。

<生成AIのビジネス活用の動向と展望>

  1. 各企業の生成AIへの取り組み状況

    ・すでに全体の15%の企業が導入済みで、半数の企業がAI導入に関心を持っている一方で、半数の企業が具体的な導入効果や活用法が見いだせていないのが実情。

  2. 生成AI導入・活用に向けての課題

    ・導入の大きな障壁となっているノウハウや活用法、人材の不足。

  3. 生成AIの利用動向

    ・複数のサービスを使い、最適な生成AIを探している企業が多数。

  4.  生成AIの活用動向と展望

    ・人材不足対策の一方で、既存の概念に囚われないアイデア出しに活用されている。

  5. 生成AIの活用の普及に必要なもの

    ・ノウハウ、そして費用対効果の見える化が重要。

    ・認識が進むCopilot+ PC。

<ハイブリッドクラウドが最適解とは限らない ハイブリッド時代のITインフラ>

  1. 各企業のサーバー導入動向

    ・全体の3/4が1台以上のサーバーを使用。企業規模・業種によって大きく異なるサーバー台数。

  2. サーバーの用途

    ・圧倒的に多いファイルサーバー。意外と少ないメールサーバー。

  3. オンプレミスサーバーの導入状況

    ・ほとんどの企業が何らかのオンプレミスサーバーを利用。非仮想化が6割を占める。

  4. オンプレミスサーバーを利用する理由と課題

    ・レスポンス性、コストメリット、既存システムとの連携を重視。

    ・運用の負荷、人的問題、運用コストが課題に。

  5. クラウドサーバー(IaaS)の導入状況

    ・IaaSの普及率は48%。AWS、Azureが2強。

  6. クラウドサーバー(IaaS)を選択した理由と課題

    ・運用管理負荷の軽減、セキュリティー保全。

    ・コスト、セキュリティー、人材が課題に。

  7. クラウドサービス(SaaS)の導入状況

    ・SaaSの普及率は73%。Microsoft 365が占める割合が突出。

  8. クラウドサービス(SaaS)を導入した理由

    ・システム管理者の負荷が大きな「システム運用管理」「セキュリティー」の負担軽減が上位に。

  9. ITインフラ 今後の動向

    ・オンプレミスからクラウドへの流れはありつつも、現状維持派も大半が模索中か。

<Windows 10サポート終了までもうすぐ Windows 11対応の今>

  1. Windows 11対応の現状

    ・各社の取り組み:多くの企業がWindows 11への移行を積極的に進めている。

    ・移行の状況:多くの企業がWindows 11への移行を積極的に進めている。

  2. Windows 11対応への課題

    ・課題は特にないと回答する企業が4割弱。互換性確認やコスト、移行の工数を課題に挙げる企業も。

  3. Windows 11対応とIT投資

    ・セキュリティーの強化、働き方の変化に合わせたIT投資に関心。

<調査結果の総括>

  • 生成AI:活用ノウハウ・人材不足が課題に。Copilot+ /AI PCが解決の鍵になる可能性も。

  • ITインフラ:根強いオンプレミスサーバー人気。運用負荷軽減が今後の鍵となる。

  • Windows 10 サポート終了対応:順調に進むWindows 11への移行の一方で、消極的な企業も。

調査概要

調査手法 : インターネットリサーチ

回答者数 : 992社

調査期間 : 2024年11月上旬~11月下旬

参考資料

 デル テクノロジーズアドバイザーについて:デル テクノロジーズアドバイザーは、ご利用のIT機器やビジネス ニーズについて検討するお手伝いをします。また、テクノロジーについて短期的な意思決定や長期的な意思決定を行うにあたり、次に取るべきステップについてアドバイスいたします。詳細は、こちらをご参照ください。

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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、AI時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています 。

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会社概要

URL
https://www.dell.com/ja-jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町一丁目2番1号 Otemachi Oneタワー 17階
電話番号
-
代表者名
大塚俊彦
上場
未上場
資本金
3億円
設立
1989年06月