FCE、ジーニー及びJAPAN AIとの資本業務提携 AIエージェント事業に参入
~AIエージェントと既存事業の融合で、更なる企業の生産性向上へ~
株式会社FCE(代表取締役:石川淳悦、本社:東京都新宿区、証券コード:9564)は、株式会社ジーニー(以下「ジーニー社」)と資本業務提携契約を締結すること、またそのグループ会社であるJAPAN AI株式会社(以下「JAPAN AI社」)との間で出資契約・業務提携(資本業務提携)契約を締結することをお知らせいたします。
本提携により、FCEが展開するDX推進事業・教育研修事業と、ジーニー社のマーケティングテクノロジー及びJAPAN AI社のAIエージェント(※)領域を掛け合わせ、企業の業務改革と生産性向上をさらに加速してまいります。
(※)AI(人工知能)を搭載しユーザーの代わりに目標を達成するために自律的に行動するソフトウェア

資本業務提携の背景
近年、生成AIやAIエージェントを取り巻く技術革新が急速に進み、業務の効率化や創造性の向上に資する次世代ツールとして、企業や教育現場での活用が本格化しています。中でも、AIが自律的に業務を支援する「AIエージェント」は、人的リソースの限界を補いながら、従業員が創造的な業務に集中できる環境を提供する手段として注目を集めています。
そうした背景も踏まえ、当社は2023年より、生成AI技術を活用した新規事業として、プロンプトの設計・学習・共有・活用を社内で組織的に行うためのプラットフォーム「FCEプロンプトゲート」の提供を開始し、企業及び教育機関における生成AIの利活用支援に取り組んでまいりました。
本提携は、既存事業の提供価値をさらに広げ、社会実装を加速させることを目的に、マーケティングテクノロジー分野に強みを持つジーニー社および、AIエージェントにかかる事業を展開するJAPAN AI社との間で、資本業務提携契約を締結いたしました。
資本業務提携の内容
(1)株式会社ジーニーとの資本業務提携
・業務提携について
当社が展開するDX推進事業・教育研修事業と、ジーニー社のマーケティングSaaS事業(※1)との連携を軸とした業務提携です。
両社の既存顧客基盤やソリューションの相互活用を通じて、販売面での協業や連携領域の拡張を視野に進める取り組みです。まずは共催セミナー等の共同マーケティングを通じて、新たな需要の発掘・検証を行ってまいります。
将来的には、ジーニー社が展開するマーケティングSaaS事業のツールと、当社の教育プラットフォーム「Smart Boarding」やRPA支援サービスとの連携により、生産性向上に資する統合モデルの構築も検討しています。
・資本提携について
ジーニー社との事業提携をより強固なものとすべく、第三者割当(自己株式の処分)の方法により、2025年8月8日を払込期日とし、ジーニー社の普通株式65,000株を1株あたり1,537円、合計99,905千円分を取得する予定です。

(※1)ジーニー社のマーケティングSaaS事業では、集客から販促、受注までを通貫して実行・管理できる唯一の国産セールス&マーケティングプラットフォーム「GENIEE Marketing Cloud」を提供しています。営業管理ツール「GENIEE SFA/CRM」、チャット型Web接客プラットフォーム「GENIEE CHAT」、マーケティングオートメーション「GENIEE MA」、サイト内検索ASP「GENIEE SEARCH」などがあります(出典:https://gr.geniee.co.jp/recruit/business/marketing-saas/)。
(2)JAPAN AI株式会社との資本業務提携
・業務提携について
JAPAN AI社が提供する「JAPAN AI AGENT」は、日本企業の業務に最適化されたAIエージェントを標準搭載し、AIが目標達成に向けて必要なタスクを自律的に作成・実行することで業務効率化を支援するソリューションです。
当社は、生成AI技術を活用した事業である「FCEプロンプトゲート」の事業基盤を拡張・発展させるかたちで、JAPAN AI社のプロダクトである「JAPAN AI AGENT」につきOEM提供を受けることで実証導入や既存顧客等への展開を通じて、AIエージェント領域における新たな事業基盤の確立を目指します。
・資本提携について
当社は、第三者割当の方法により、2025年7月31日を払込期日とし、JAPAN AI社の優先株式総額99,000千円分を取得する予定です。

本提携の相手先の概要
株式会社ジーニー
所在地:東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー5/6階
代表者:代表取締役社長 工藤 智昭
設立:2010年4月
資本金:100百万円(連結、2025年3月末現在)
従業員数:877名(連結、2025年3月末現在)
海外拠点:米国、インド、シンガポール、ベトナム、インドネシア、UAE
事業内容:広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業、海外事業、デジタルPR事業
JAPAN AI株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿6-8-1
代表者:代表取締役社長 工藤 智昭
設立:2023年4月
事業内容:人工知能の研究開発、人工知能に関するコンサルティングサービス
日程
(1)取締役会決議日 2025年7月24日
(2)本資本業務提携の締結日
2025年7月24日(株式会社ジーニーとの資本業務提携契約)
2025年7月24日(JAPAN AI株式会社との業務提携契約)
2025年7月29日(JAPAN AI株式会社との出資契約)(予定)
(3)株式取得日
2025年8月8日(株式会社ジーニーの株式)(予定)
2025年7月31日(JAPAN AI株式会社の株式)(予定)
今後の見通し
本提携による2025年9月期の当社連結業績に与える影響は軽微でありますが、中長期的には新たな事業収益の創出や既存事業の高度化に寄与するものと考えております。今後、開示すべき重要な事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
株式会社 FCE
設立:2017 年 4 月 21 日
代表取締役社長:石川淳悦
証券コード:9564
本社:東京都新宿区西新宿2-4-1 NS ビル 10 階
事業内容:DX 推進事業、教育研修事業、出版事業
当社は「チャレンジあふれる未来をつくる」というパーパスのもと、人的資本の最大化に貢献することを使命とし、DX 推進事業と教育研修事業を展開しています。
【最強の IT ツール】として約 7300 製品中第 1 位(※)を獲得した「RPA ロボパット DX」、社員教育を一つで完結できる定額制オンライン教育システム「 Smart Boarding」、世界 4000 万部、国内 260 万部発刊の世界的ベストセラー『7つの習慣』の出版、そして生成 AI 業務の生産性を爆発的に向上させる「FCEプロンプトゲート」、など中小企業から大企業まで、また全国の自治体や教育機関を対象に幅広く事業を行っております。
※ ITreview Best Software in Japan2023 より
IR に関する情報はこちらから
Web サイト:https://fce-hd.co.jp/ir/
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