アンリツ、IMS2026で次世代VNAを発表

~高性能RF/マイクロ波ネットワーク解析の新たな可能性を提示~

アンリツ株式会社

アンリツは、2026年6月7日から12日まで米国マサチューセッツ州ボストンで開催されたIEEE MTT-S International Microwave Symposium(IMS)2026において、新製品「 Tensor Vector Network Analyzer(VNA)」を発表しました。

Tensor VNAは、RFおよびマイクロ波ネットワーク解析に新たな進化を体現する製品であり、アンプ、フィルタ、周波数変換器(単段および多段ミキサー)、オプトエレクトロニクスなど、高度かつ包括的な測定を実現するため、最新かつ拡張性に優れたアーキテクチャを採用しました。

IMS2026において世界のRF/マイクロ波コミュニティに向けて発表された Tensor VNAは、航空宇宙、半導体、アクティブ/パッシブデバイス評価、シグナルインテグリティ、研究開発、ミリ波/導波管システム開発など、幅広い分野で高まる測定ニーズに応えるように設計されました。

主な差別化ポイントとプラットフォームの特長

Tensor VNAは、現代のエンジニアが直面する測定の複雑化、高速化、高精度化といった課題に対応するため、新たに開発されました。主な特長は以下のとおりです。

  • 全ポートに独立した信号源を標準搭載
    4ポートVNAでは4つの信号源を備え、同一セットアップで複数の測定(複数のアンプ/ミキサー/多段ミキサー)に対応します。これにより、高い出力パワーと広いダイナミックレンジを提供します。

  • 内蔵AIエンジン
    複雑な測定を、より簡単かつ直感的に実行できるよう支援します。Tensor VNAは単なる測定ツールではなく、ユーザーの操作を支援するパートナーとして機能します。提案機能に加え、自然言語に対応した操作支援により、優れたユーザビリティを実現します。

  • 高速スイープ/高速データ伝送
    最新のソフトウェアアーキテクチャにより、複雑な測定も容易かつ効率よく実施可能です。

  • 最先端のハードウェア
    高ダイナミックレンジ、低トレースノイズ、広い周波数帯域にわたり高い再現性を実現するよう最適化されています。全ポートに独立した信号源を備えた構成により、2ポートVNAでもアンプの2トーン測定が可能です。また、4ポートVNAでは、アンプ/ミキサーの2トーン測定を2系統同時に実施できます。さらに、第2ローカルオシレータ(LO)オプションにより、ベクトルミキサー測定(位相、群遅延など)にも対応します。

  • 拡張性と柔軟性に優れた構成
    テストセットや追加ハードウェアを必要とせず、多様なアプリケーションに対応可能です。デバイスレベルの特性評価から複雑なマルチポートシステム測定、ミリ波導波管モジュールでの周波数拡張、高速シグナルインテグリティ用途まで、幅広い試験構成をサポートします。

高周波・ミリ波対応

Tensor VNAは、アンリツの軽量・コンパクトなミリ波モジュールにより、54 GHzから220 GHzまでの高周波数帯に対応します。さらに、より高い周波数帯については、サードパーティベンダーの導波管ソリューションと組み合わせることで、最大1.1 THzまでの測定に対応します。

アンリツ マーケティングディレクターの Navneet Kataria は、次のように述べています。
「Tensor VNAの発表は、アンリツのネットワークアナライザ事業の発展における大きな節目となります。デバイス性能とシステムの複雑化が進むなか、エンジニアには、急速に変化する試験要件に対応しつつ、信頼性の高い結果を提供するツールが求められています。Tensorは、まさにそのニーズに応えるために設計されました。」

IMS2026では、 Tensor VNA のライブデモを実施し、アンリツのアプリケーションエキスパートとの対話を通じて、本プラットフォームが測定不確かさの低減、生産性の向上、開発サイクルの短縮にどのように貢献するかを紹介しました。

Tensor VNAは、アンリツが展開するRF、マイクロ波、ミリ波、サブTHz試験ソリューションのポートフォリオをさらに拡充し、精密測定および技術リーダーシップに対する長年の取り組みを一層強化します。

Tensor VNAに関する詳細は、Tensor | Anritsu Americaをご覧ください。

アンリツについて

アンリツは、革新的な通信向け試験・計測ソリューションを提供しています。お客様の真のパートナーとして、研究開発、製造、設置、保守の各分野において、無線、光、マイクロ波/RF、デジタル分野のソリューション、ならびにネットワーク監視・最適化のための多面的なサービスアシュアランスソリューションの開発を支援しています。また、通信製品・通信システム向けに、高精度なマイクロ波/RFコンポーネント、光デバイス、高速電気デバイスも提供しています。商用、プライベート、航空宇宙、政府、その他の市場で使用される、新旧さまざまな有線・無線技術に向けた先進的なソリューションを開発しています。

詳しくは www.anritsu.comをご覧ください。

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会社概要

アンリツ株式会社

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URL
https://www.anritsu.com
業種
製造業
本社所在地
神奈川県厚木市恩名5-1-1
電話番号
046-223-1111
代表者名
濱田 宏一
上場
東証プライム
資本金
191億8900万円
設立
1950年10月