『エイビーロード』 2016年夏休みツアー問合せ概況
・人気旅行先1位は「オアフ島」 ・2位「台北」、3位「セブ島(フィリピン)」 ・4日以内の短期ツアーに伸び、夏休み期間は分散傾向
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)に設置されたエイビーロード・リサーチ・センター(センター長:沢登 次彦) は、同社が運営する海外旅行検索・比較サイト『エイビーロード』(http://www.ab-road.net/)ユーザーの海外ツアーへの問い合わせ実績を集計し、2016年夏休み期間の海外旅行マーケットを考察しましたのでご報告します。
結果要約
1.夏休みツアーの人気旅行先
・人気旅行先は1位「オアフ島」、2位「台北」、3位「セブ島(フィリピン)」
・アジア圏からは「シンガポール」、「ダナン」が人気上昇
・「パリ」「ロンドン」がベスト10圏外となり、代わって「ラスベガス」「ヘルシンキ」などがランクイン
・ブロック別ではアフリカ・その他が大きく躍進したほか、オセアニアが前年に引き続き好調を維持
2.夏休みツアーの日数、希望する出発日・帰国日
・「3日以内」「4日」などの短期が増加。平均日数は5.8日で前年と変化なし
・シルバーウィークの日並びがよかった前年に比べ、9月出発は減少7月出発も増え、夏休み期間は分散する傾向
1. 夏休みツアーの人気旅行先
2016年夏休み期間(7月16日~9月30日のいずれかが旅行期間に含まれる旅行)の新規問い合わせ数(1月1日~6月7日までの問い合わせを集計)は、都市別では「オアフ島(ハワイ)」が1位だったが、シェアは10.6%と前年を下回った。2位に「台北」、3位に「セブ島(フィリピン)」。4位の「グアム」が2ランクアップした。毎年上位に入っていた「パリ」は圏外となり、前年9位の「ロンドン」も同じく圏外へ。7位の「バリ島(インドネシア)」、「シンガポール」、10位の「ダナン」などのアジア圏や、遠距離エリアでは10位に「ラスベガス」「ヘルシンキ」が新たにベスト10に入った(データ1)。
「シンガポール」は人気ホテルに泊まるツアーが依然として人気で、羽田発で行ける手軽なアジア圏として人気が定番化している。「ラスベガス」は「グランドキャニオン」「アンテロープキャニオン」などが含まれたツアーが人気で、大自然・絶景ブームが続いているようだ。また現地でしか見られないショーを目的に訪れるツアーも人気だ。「ヘルシンキ」はここ数年女性を中心に北欧ブームであることが後押ししているよう。「ダナン」は高級ビーチリゾートとして近年人気が高まっている。
エリア別ではアジア、アフリカ・その他、オセアニアが前年比越え。特にオセアニアは前年に引き続き好調を維持している(データ2)。
■データ1:2016年 夏休み期間の問い合わせ 旅行先シェアTOP10/参考:2015年、2014年
※ 小数点第2位を四捨五入した数値でランキング
※ 夏休み期間の定義は、いずれの年も7月16日~9月30日のいずれかが旅行期間に含まれる旅行。すべて同じ年の1月1日~6月7日までに発生した問い合わせを集計
※ 「問い合わせ」:『エイビーロード』お客様のメールによる旅行会社への問い合わせと、旅行会社へのホームページへのリンク数を含めた数値
■データ2:2016年 夏休み期間の問い合わせ エリア別前年比
※ 前年問い合わせ実績を100%としたときの、2016年の問い合わせ実績を%で表示
2. 夏休みツアーの日数、希望する出発日・帰国日
ツアー日数に関しては、2016年は「5日」「6日」がそれぞれ2割以上を占めておりボリュームゾーンとなっているが、前年までのシェアと比較するといずれも減少傾向にあり、「3日以内」「4日」の短期が増加(データ3)。平均日数は前年と同様5.8日(データ4)。出発希望日はお盆のシェアが高いものの、希望帰国日は「7月18日」のシェアが最も高い(データ5)。月別シェアでは、シルバーウィークの日並びがよかった前年に比べて、9月の出発・帰国が減少。今年から「8月11日」が『山の日』に制定され祝日となったが、8月の出発・帰国日のシェアは2014年よりもむしろ低い結果となった。前年と比べて7~9月にかけて分散した形となった。
■データ3:夏休み期間の問合せ 日数別シェア(2014~2016年比較)
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