AIが考える。人がつなぐ。人事・店舗運営における生成AI活 用をテーマにトークとディスカッションを実施〈イベントレポート〉
ワールド・モード・ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:加福真介、以下WMH)は、ファッション・ライフスタイル業界の人事・組織開発担当者を対象としたイベント「ファッション・ライフスタイル業界の人事・組織開発×生成AI」を、2026年9月15日(火)に開催しました。

当日は、株式会社サザビーリーグの内海将隆氏、生成AIリテラシー認定機構の横山隆氏を迎え、グループ会社の株式会社BRUSHの江藤佳子とともに、生成AIの最新活用事例から人材育成や評価制度への応用、AIリテラシーの考え方まで、多角的な議論が行われました。
「AIはすでに身近な存在」から始まったクロストーク
「皆さんは普段、生成AIを何に使っていますか?」という身近なテーマからイベントはスタートしました。登壇者からは、タスク管理やスケジュール調整、データ分析、企画立案、アプリ開発、さらには健康管理まで、さまざまな活用事例が紹介されました。江藤は、複数案件の進行管理や納期調整にAIを活用し、「自分専属のカレンダーアシスタントのような存在」と表現。一方、内海氏は「AIは部下のような存在」と語り、複数のAIツールを同時に立ち上げながら人事制度設計やコンサルティング業務を進めている実践を紹介しました。横山氏からは、音声による経路検索や健康診断結果の分析など日常的な利用例も共有され、「AIは特別なものではなく、Excelのように誰もが使うインフラになりつつある」との見解が示されました。

続いて、「組織や店舗の課題」をテーマに議論が展開されました。江藤は、クライアント企業から寄せられる相談として、育成品質のばらつきや評価面談への納得感不足、ワンオンワン実施の難しさなどを紹介しました。また、シフト作成や報告業務、情報共有などに多くの時間が割かれ、本来注力したい人材育成や現場マネジメントに十分な時間を確保できていない現状についても言及。「店長業務の負担増加が、管理職を目指す人の減少にもつながっている」と、現場ならではの課題を共有しました。

AIは「評価する存在」ではなく「支援する存在」
こうした課題に対し、内海氏はスターバックス創業期から人事制度構築に携わった経験をもとに、AI活用の可能性について語りました。「店舗育成や評価に関する多くの課題はAIで支援できる」としながらも、「AIが評価した結果をそのまま伝えるのではなく、評価は人が行うべき」と強調しました。AIによる分析や情報整理によって準備時間を削減し、人は対話やフィードバック、動機づけといった本質的なコミュニケーションに時間を使うべきだという考え方が紹介されました。AIが業務を代替するのではなく、人が人に向き合う時間を生み出すという視点は、参加者にとって大きな示唆となったようです。

ブランドの価値を未来へ残す「コンテキストマネジメント」
議論が進む中で、内海氏からは「コンテキストマネジメント」というキーワードも紹介されました。ブランドが長年培ってきた理念や価値観、接客哲学、育成ノウハウなどの暗黙知を言語化し、AIが活用できる形で蓄積することで、ブランドらしさを継承していくという取り組みです。単なる業務効率化ではなく、「企業が大切にしてきた文化や価値観をどう未来へつなぐか」という視点からのAI活用に、多くの関心が集まりました。
AIリテラシーと安全な活用方法を考える
続いて横山氏は、企業におけるAI導入で欠かせないテーマとして、AIリテラシーと情報管理について解説しました。人事評価や採用、アンケート分析などの領域では、個人情報や機密情報を扱う機会も少なくありません。そのため、AIの活用にはガイドライン整備や利用ルールの明確化が重要であると説明しました。また、AIを活用した内製アプリの事例や、社内で安全に運用するための考え方も紹介され、「まずは小さく試してみることが重要」という実践的なアドバイスが共有されました。
後半には、「自社や店舗でAIに何を助けてもらいたいか」をテーマにテーブルディスカッションを実施。参加者からは、面談準備、接客ロールプレイング、採用面接支援、議事録作成、人事評価、シフト作成など、多様なアイデアが挙げられました。登壇者との質疑応答も活発に行われ、AIができることと人が担うべきことについて、実践的な視点から意見交換が行われました。
AI時代だからこそ、人と人とのつながりを
イベントの最後には、ワールド・モード・ホールディングス 代表取締役の加福真介が登壇。「AIで考える。人がつなぐ。」というテーマに触れながら、「業界の発展は人と人とのつながりによって生まれる」と参加者へメッセージを送りました。さらに、今回の出会いや学びをきっかけに、企業の垣根を越えた交流や情報交換が広がることへの期待を語り、今後も人事領域だけでなくECやマーケティングなど幅広いテーマで学びの場を提供していく考えを示しました。

セミナー終了後も会場では名刺交換や情報交換が続き、参加者同士が新たなつながりを築く姿が見られました。「AI」と「人」の可能性を同時に考える本イベントは、業界の未来を展望する貴重な機会となりました。
イベントの概要はこちらからご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000332.000010360.html
【ワールド・モード・ホールディングス株式会社について】 https://worldmode.com/
ファッション・ビューティー業界を専門に人材やデジタルマーケティング、店舗代行など様々なソリューションを提供するグループ。iDA、BRUSH、AIAD、AIAD LAB、フォーアンビション、VISUAL MERCHANDISING STUDIO、双葉通信社、reward の 8 社の国内事業会社および シンガポール、オーストラリア、台湾、ベトナム、マレーシアに海外拠点を持ち、専門性の高い各社のシナジーによって、お客様の課題に応じた実効性の高いソリューションを提供しています。
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