電通総研、複数のAIエージェントアプリケーションを利用できるプラットフォーム「Know Narrator AgentSourcing(ノウ ナレーター エージェントソーシング)」を提供開始
- 第一弾として、「ドキュメントレビュワー」で企業の社内外文書をスマート化・高度化へ -
テクノロジーで企業と社会の進化を実現する株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久、以下「電通総研」)は、2025年4月24日(木)より、多様なビジネスシーンに適用した複数のAIエージェントアプリケーションを利用できる企業向けプラットフォーム「Know Narrator AgentSourcing(ノウ ナレーター エージェントソーシング)」を提供開始します。
AIエージェントアプリケーションの第一弾として提供する「ドキュメントレビュワー」では、提案書や企画書などの社内外文書が、業種や業態で定められたルールや社内規定などを順守しているかを自動で確認することができます。ルールや規程について正誤を確認するだけでなく、必要な修正を提案することで、文書の作成から確認にかかる時間を短縮するとともに、高精度なアウトプットが期待できます。

■背景
テクノロジーの進化により、顧客対応の自動化やデータ分析の迅速化など、業務効率化や生産性向上に成功する企業が増えており、近年では企業の新たな価値創造に貢献する技術としてAIエージェントが注目されています。AIエージェントは、大規模言語モデル(LLM)※1の高度な自然言語処理技術を活用することにより、人間が設定した目標を達成するために必要な手段を自律的に選択し、複雑なタスクを実行することが可能です。今後、AIエージェントの利用により、企業のデジタルトランスフォーメーションはますます加速することが予想されています。
■「Know Narrator AgentSourcing」の概要と特長
「Know Narrator AgentSourcing」は、多様なビジネスシーンに適用した複数のAIエージェントアプリケーションを利用できる企業向けプラットフォームです。第一弾として提供する「ドキュメントレビュワー」に続き、各種アプリケーションを順次拡充する予定です。
今後、さまざまな業務シーンを想定したAIエージェントアプリケーションを「テンプレート」として開発・提供することにより、多様な仕事をすぐに依頼できる利便性の高いプラットフォームを実現します。また、設定をカスタマイズすることで、企業の業務や用途に適応させることが可能です。
■AIエージェントアプリケーション「ドキュメントレビュワー」の概要と特長
「ドキュメントレビュワー」は、文書確認に機能を特化したAIエージェントです。独自の構造化プロンプト※2を活用しており、膨大な確認項目を自動で意味のあるまとまりに分割して抽出し、AIエージェントが並列処理でタスクを高速で遂行します。一般的な生成AIでは正確性や所要時間が課題となる、複雑で膨大な項目の確認が必要な文書を、正確かつ迅速に確認することが可能です。修正が必要な箇所については自動で代替案を作成するため、文書作成業務を大幅に効率化することができます。

企業向け生成AIソリューション「Know Narrator」は、これまで企業・自治体向けにシリーズ累計100件以上の導入実績を有します。電通総研は、今後も、時代や社会、企業のニーズをいち早く捉え、「Know Narrator」シリーズおよび「Know Narrator AgentSourcing」の開発を強化することにより、先端テクノロジーを活用した企業の生産性向上やDX推進に貢献していきます。
※1 膨大なテキストデータを学習し、自然言語処理を行うAI技術。
※2 AIに対する指示や質問文。
<ご参考資料>
・「Know Narrator AgentSourcing」について
https://aitc.dentsusoken.com/products/knownarratoragentsourcing/
・「Know Narrator」について
https://aitc.dentsusoken.com/products/knownarrator/
2024年11月8日
電通総研、企業向け生成AIソリューション「Know Narrator(ノウナレーター)」にマルチモーダルRAGを搭載
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■電通総研について https://www.dentsusoken.com
電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンの下、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能の連携により、企業・官庁・自治体や生活者を含めた「社会」全体と真摯に向き合い、課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。
テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進し、これからも人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新しい価値を創出し続けます。
* 電通国際情報サービス(ISID)は、電通総研へ社名を変更しました。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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