花王、グループ全社員に「DXアドベンチャープログラム」を開始
オープンバッジを導入し、スキルを見える化
1.背景
花王では、2018年に先端技術戦略室を立ち上げ、AI(人工知能)などを活用した業務の能率化や働き方改革を進めてきました。そして2021年、事業のDX推進を本格化し、2022年12月には双方向デジタルプラットフォーム「My Kao」の運用をスタートさせるなど、製造業から「UX(顧客体験)創造企業」への変革をめざしています。また、本年2023年1月には、DX推進組織を統合して「DX戦略部門」を新設しています。
これまでは、各部門のデジタルリテラシーの高いコアメンバーを中心に、プロジェクトベースでDXを推進してきました。「シチズン・ディベロッパー*1」の育成にも注力し、現在では、約1,000人が各部門で活躍しています。今般「DXアドベンチャープログラム」を導入することで、DX人財の裾野を花王グループ内の全社・全部門へと広げ、新しい価値づくりと、ビジネスプロセスの変革を加速させていきます。
*1 IT技術者ではないが、身近な業務課題を発見し、ITツールを使って自ら業務プロセスの改善に取り組む社員
2.「DXアドベンチャープログラム」の特徴
このプログラムは、3つのレイヤー、5つのレベルで構成されています。全員に一律のメニューでなく、一人ひとりの現在のスキルレベルに合わせて、さらには所属している部門の特性やニーズに合わせてカスタマイズされたプログラムになっています。
まず、2023年11月から全社員を対象にDXスキルを客観視できるアセスメントを実施し、社員一人ひとりに合わせた学習プログラムの提供を開始します。さらに、2024年からは、各部門に必要とされるDX人財像に沿ってカスタマイズされた学びの場を提供していきます。これにより、2027年度末までに累計で、全社DXリーダー150人、部門DX推進者300人、シチズン・ディベロッパー2,000人の育成を計画しています。
3.「オープンバッジ」を採用
本プログラムは、デジタル証明書「オープンバッジ」を採用します。国際的な技術標準規格に沿って作られたデジタルの履修証で、スキルを可視化し社内外に公開することが可能です。社員のモチベーションも高めます。
関連情報
2022年12月 ニュースリリース
花王、製造業から「UX創造企業」への変革をめざして 生活者と直接つながる双方向デジタルプラットフォーム『My Kao』スタート
https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2022/20221215-001/
■ニュースリリースPDF
https://prtimes.jp/a/?f=d70897-343-ad494531b68132a618271ebd65506f33.pdf
■ニュースリリースURL
https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2023/20231116-001/
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