恵寿総合病院がBizRobo!活用で年間12,000時間の業務削減を達成

~130体以上のRPAロボット×生成AIで理想の医療に専念できる環境を整備~

オープン株式会社

 オープングループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)の子会社であるオープン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:石井 岳之、以下「オープン」)は、社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院(所在地:石川県七尾市、理事長:神野 正博、病院長:鎌田 徹、以下「恵寿総合病院」)がRPAツール「BizRobo!」と生成AIの活用で、人手不足の解消とともに年間12,000時間の業務削減を達成し、理想の医療を提供する環境整備を推進していることをお知らせいたします。

■BizRobo!導入に至った経緯

 恵寿総合病院が位置する石川県では、2010年代から人口減少が顕著になり始め※、これに伴う院内の人手不足が大きな経営課題となっていました。そこで女性や高齢者の雇用を推進するなどの対策を進めたものの、その効果もやがて頭打ちになりました。そのため、医療の質を維持・向上させるための次の一手として、DXによる業務効率化やタスクシフト・シェアで生産性向上を目指す方針としました。

 具体的には法人内のデジタル化の第一歩として、2021年にオンプレミス型RPAツールの「BizRobo! Lite+」を導入し、同タイミングで法人内固定電話とPHSを廃止して、モバイル電子カルテ搭載の業務用iPhoneを採用するなど、積極的にDXを進めていきました。

 恵寿総合病院がRPAに着目したのは、神野理事長が2021年の初頭に、当時副会長を務めていた全日本病院協会のスタッフから紹介を受けたことがきっかけでした。そこから複数のベンダーに声をかけてRPAセミナーを開催し、実際にソフトウェアロボットを活用している病院の事例を知り、人手不足対策として確実な効果が見込めることを確認しました。様々なソリューションの中からBizRobo!を選定したのは、恵寿総合病院と同規模(400~500床)の病院での導入実績があることに加え、ベンダー社員による伴走支援を受けられることが決め手となりました。

※石川県の将来推計人口(平成25年3月国立社会保障・人口問題研究所推計):https://toukei.pref.ishikawa.lg.jp/dl/2630/shourai_kaisetsu.pdf

■年間12,000時間相当の業務をロボットが代行

 恵寿総合病院では現在130体以上のロボットが稼働しており、ロボット開発はデータセンターや情報部門などからなるチームが担当し、看護師、メディカルスタッフ、事務職員などが本来の業務と兼任する形で対応しています。

 例えば「入院患者の発熱状況を自動把握するロボット」は、電子カルテから収集した入院患者の発熱状況をBizRobo!がExcelのデータベースに落とし込み、Excel上の病室マップに発熱患者の位置を表示します。この情報が朝/昼/夜/深夜の1日4回自動更新されることで、医師や看護師が常に最新の状況を確認でき、必要に応じた迅速な処置が可能となりました。

 また「退院サマリーの記載を医師に督促するロボット」は、電子カルテのデータから退院サマリーを記載していない医師と対象の患者名をBizRobo!が抽出し、医師ごとの退院サマリー未記載患者リストを印刷、もしくはメール送付する形で医師に通知し、記載を督促します。これにより、退院サマリーを管理する手間が削減され、期限内の記載率も向上しました。

 他にも「退院支援計画書作成ロボット」や「画像レポート重要所見の見落としを監視するロボット」、「病床稼働率モニター表示ロボット」などが稼働していますが、使用しているライセンスの都合で同時稼働できるロボットは4体までという制約があるため、作成したロボットは管理台帳に登録し、必要なタイミングで自動的に作動するよう、24時間のスケジュールが組まれています。このような体制により、恵寿総合病院は直近で、年間12,000時間の業務時間削減を実現し、さらにロボット活用が業務効率化だけでなく「医療の質の向上」や「収益の向上」にもつながっています。

 なおロボット化の対象候補となる定型業務は、法人内の各部門からロボット開発チームに対して作成申請を挙げる形で集めており、チーム内での検討を経て、RPA活用によって効率化が実現できると判断された場合に開発を始める流れとしています。

恵寿総合病院/BizRobo!導入事例記事:https://tinyurl.com/5ddz7dyj

■RPAや生成AI活用で、理想の医療に専念できる環境づくりを推進

 恵寿総合病院では、今後のDX推進について2つの方向性を示しています。ひとつは、RPAによる業務改善をさらに推進することです。そのために各部門がどのようにRPAを利用し、どれほどの業務を削減しているかという成果を計数化し、全スタッフに公開しています。その結果、RPA の活用に消極的だった部門やスタッフも業務改善を“我がこと”として捉えて実践するマインドが広がっています。

 もうひとつはRPAと生成AIとの連携です。生成AIに判断させる前作業をRPAで自動化することにより、医療従事者にしかできない仕事以外のタスクを任せ、理想の医療に専念できる環境が整えば、優秀な医療人材が集まって医療の質も高まるはずだと期待を寄せています。

 オープンは、医療機関における人手不足や、それを起因とした事故の発生、過重労働などの悪循環をDXで解消すべく、RPAやAI活用の伴走支援を行っています。地域における人口減少はさらに加速していますが、そうした中でも安定した医療供給体制を維持できるよう、デジタルレイバーにより医療従事者の働き方改革やタスクシフト、注力すべき業務に集中するための余力創出に寄与してまいります。

■「BizRobo!」について

「BizRobo!」は、ホワイトカラーの生産性を革新する、ソフトウェアロボットの導入・運用を支援するデジタルレイバープラットフォームです。「ロボット」と「IT」によって、ホワイトカラーをルーティンワークから解放し、企業を始め社会全体の生産性向上を図り、未来の働き方を変えていきます。

詳細につきましては製品ページ:https://tinyurl.com/muwy4c63 をご覧ください。

また医療機関でBizRobo!を活用することで、①業務効率化 ②医療の質向上 ③収益向上につながります。

詳細につきましては、https://tinyurl.com/2nyf5aru をご覧ください。

― 主要製品ラインナップ ―

 ・BizRobo! Basic : https://tinyurl.com/3fjs4d2r

 ・BizRobo! Lite   : https://tinyurl.com/4r2yefdh

 ・BizRobo! mini  : https://tinyurl.com/w2trbac4

【会社概要】

■オープン株式会社(https://open.co.jp/

・本社所在地:東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階

・設立   :2013年7月

・代表者  :代表取締役執行役員社長 石井 岳之

・資本金  :3,000万円

・事業内容 :スマートロボット(RPA、AI)を活用した情報処理サービス、コンサルタント事業、

       アウトソーシング事業、デジタルマーケティング、オンライン広告事業

・金沢オフィス所在地:石川県金沢市彦三町1-2-1 アソルティ金沢彦三3F

■社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院(https://www.keiju.co.jp/

・所在地  :石川県七尾市富岡町94番地

・創立   :1956年12月

・代表者  :理事長 神野 正博、病院長 鎌田 徹

・病床数  :386床

・標榜診療科:33科<外科、消化器外科、乳腺外科、内科、血液内科、呼吸器内科、腎臓内科、

       代謝内分泌内科、膠原病内科、消化器内科、心臓血管外科、循環器内科、脳神経外科、

       脳神経内科、整形外科、呼吸器外科、形成外科、美容外科、産婦人科、総合診療科

       (家庭医療)、小児科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、麻酔科、皮膚科、

       リハビリテーション科、放射線科、病理診断科、心療内科、精神科、救急科、健診科>

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会社概要

オープン株式会社

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URL
https://open.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階
電話番号
-
代表者名
石井 岳之 
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2013年07月