【鹿児島高専】鹿児島県警から学生にサイバー犯罪ボランティア委嘱状交付
~国立高専機構の人材育成事業(K-SEC) 鹿児島高専の場合~
令和5年4月25日(火)に本校学生(電子制御工学科3年木佐木さん、情報工学科2年西さん)が、鹿児島県警からサイバー防犯ボランティアの委嘱を受けました。 本校では、平成31年度から活動しており、委嘱された学生は県内の小中学校に対し、情報リテラシー教育として出前授業を行います。
これは小中学生に対してインターネットに接続可能なデジタルデバイスのリスクを知ってもらうと共に、対応方法を講義することで安全な利用を促すものです。
K-SECとは
国立高専機構におけるサイバーセキュリティ人材育成事業(KOSEN Security Education Community)
<目的>
専門分野において「守るべきものは何か」を考えることができる技術者になるため、機械・建築・土木・電気/電子・材料・生命など工学分野の技術者が持つべきセキュリティ意識や技術を身につけさせること、そして、情報系技術者には、社会で必要とされているサイバーセキュリティ技術を身につけさせることを目指します。
<サイバーセキュリティ人材育成を担うK-SEC>
多様な進化を続けるサイバー攻撃。一方、個人から企業、官公庁や社会基盤にいたるまで、インターネットを活用した情報の受発信(インターネット・テクノロジー=IT)は重要な役割を担っています。この大切なITを悪質な攻撃から守っていくために、サイバーセキュリティに特化したスキルの高い人材が求められています。この貴重な人材輩出の役割の一角を担うのがK-SECです。
委嘱式の様子
委嘱式では、鹿児島県警察本部の生活安全部サイバー犯罪対策課の池田理事官から委嘱状が授与され、「若年層でのSNS等の被害の懸念が進んでいるが、聴講者の年齢に近いサイバー防犯ボランティアの講話が高い効果を示している。県内の児童・生徒のリテラシー教育のために尽力してほしい。」との挨拶がありました。 その後、上田校長より「責任感を持ってサイバーセキュリティボランティアに尽力してほしい。活動を通じて、各自のスキルアップにも役立ててほしい。」との激励の言葉がありました。
今回の委嘱で、本校在校生としては6名の学生が委嘱を受けることになり、なお一層の活躍が期待されます。
また今後の活動としては、現在5つの小中学校への訪問が決まっており、離島への訪問も計画しているところです。
指導教員 電気電子工学科 准教授 枦健一 教育研究分野:高電圧、EMC(電磁環境両立性)
電子制御工学科 講師 福添孝明 教育研究分野:画像認識、航空技術
鹿児島高専について
所在地:鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1
校長:上田 悦子
設立:昭和38年4月
URL:http://www.kagoshima-ct.ac.jp/
地域貢献の基本方針
(1) 地域社会及び地域産業界が抱える課題の把握に努め、地域が必要とする取組みや地域に実りある結果をも たらす活動を推進する。
(2) 産学官連携活動及び地域企業や機関等に対する技術開発支援等を集約的に推進するための組織を設置する。
(3) 教職員及び学生は、地域社会の一員として、地域 住民や団体、自治体、他の教育機関等との相互協力に努め、地域社会との共生を図る。
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鹿児島工業高等専門学校総務課企画係
TEL:0995-42-9038
e-mail:kikaku@kagoshima-ct.ac.jp
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