カレーライス指数、過去最高値へ—それでも「カレーに救われる」時短や工夫で6食1,500円も|「物価高におけるカレーに関する調査」クックパッド

週末の共働き限界夕飯を救うカレー、自動調理鍋検索11.6倍、リメイク78%

クックパッド

クックパッド株式会社(本社:東京都目黒区、代表執行役:佐野陽光)は、普段カレーを作る人を対象にカレー調理に関する実態調査を実施しました(n=855)。帝国データバンクが12月10日に発表予定のカレーライス物価指数(※1)は過去最高値を更新する見込みです。特にこの一年の物価高を受け、この1年で86.7%(741人/855人)が材料などの工夫をしており、当社の試算でも、2日目にカレーうどんにリメイクすることで3人家族2日6食を約1,500円で可能です。また、カレーが金曜に検索が増える背景には「週9回以上、女性1人が調理」という共働き世帯の負担があり、カレーが週末の限界夕飯を救っている実態が浮かび上がりました。

【調査結果の要点】

◼︎カレーは国民食、月1回以上作る人70%、作るのが多いのは金曜日

◼︎共働き家庭での家事の偏りも目立ち、自動調理鍋所有率は子育て世帯で4倍

◼︎物価高でカレーの工夫する人70%、女性の45%が時短を最優先

◼︎二日目はカレーうどんリメイク78%、クックパッドの検索も3年で66%増加、合計6食1,500円

◼︎カレーは国民食、月1回以上作る人70%、カレー曜日は金曜日

帝国データバンクが12月10日に発表予定のカレーライス物価指数は、過去最高値を更新する見込みです(※1)。物価高が続く中、カレーは国民食として家庭を支え続けており、月1回以上作る人は70%(月2回以上26%、月1回44%)に達しています。

曜日別のカレー検索(※4)を分析すると、金曜日が月曜比で15%増加となる3.13でピークとなりました。週末前の疲労ピーク時に、「確実に作れる料理」としてカレーが選ばれています。

◼︎共働き家庭での家事の偏りも目立ち、自動調理鍋所有率は子育て世帯で4倍

実は、共働き世帯の調理負担には大きな偏りがあります。クックパッド株式会社がギャラップ社と共同で世界約140カ国を対象に実施した調査(※2)によると、日本女性の料理頻度は週9.3回、日本男性は週3.3回で、男女差は約3倍(世界平均は2倍)。食事管理時間※3も、女性61分/日に対し男性11分/日と大きな差があります。

「家族が好き」を支える「簡単・経済的」

  • カレーを増やしたい理由(n=110):

  • 家族が好きだから:58.2%

  • 簡単・手軽だから:56.4%

  • 経済的だから:30.9%

「家族が好き」と答えた人の56.2%が「簡単・経済的」のいずれかを理由に挙げており、情緒的動機を合理的理由が支えている構造です。

【自動調理鍋所有率が子育て世帯で4倍】

「カレー×ホットクック(自動調理鍋)」の検索SI値(※4)は、2018年比で11.6倍に増加しています。(発売は2015年)

ホットクック所有率:

  • 全体:0.5%(n=855)

  • 共働き子育て家庭:1.9%(約4倍)(n=160)

朝に材料を入れて夕方完成にセットする「極限まで疲れていても作れる」調理法として、共働き子育て家庭を中心に普及が進んでいます。

◼︎物価高でカレーの工夫する人約70%、女性の45%が時短を最優先

この1年でカレーに何らかの工夫をした人は86.7%(n=855)に達し、そのうち68.6%(n=741)が頻度を維持しています。特に、共働きで子育て中の家庭に限ると、女性は時短を最優先しており男性は時短と味、経済性が拮抗していることがわかります。

◼︎二日目はカレーうどんリメイク78%、クックパッドの検索も3年で66%増加、合計6食1,500円

カレーをアレンジする人は55.1%(n=855人)(必ず: 14.3%、時々: 40.8%)に達しました。

【検索データでも裏付け】

カレーうどん検索※4は2022年比+65.6%増加。特に40代女性(子育て世代)で前年比+13.4%と顕著です。また「カレー×リメイク」検索も2022年比約3倍に増加し(※4)、計画的にアレンジする「2日完結型」が定着しています。

さらに、カレーうどんにする際、鍋に残ったカレーをめんつゆで薄めることで、鍋がきれいになり洗い物の負担も軽減されるという副次的な効果もあります。カレーライス物価指数は過去最高値へ向かいますが、共働き世帯は工夫を重ね、カレーに救われながら日々の食卓を支えています。

◼︎これからの家庭の食卓について

今回の調査では、物価高と時間制約の中で、多くの方が工夫を重ねながらカレーという国民食を通じて家族の食卓を支えている実態が明らかになりました。一方で、「共働き家庭では、週約9回は女性が調理」という負担の偏りも浮き彫りになっています。

今後、ますます共働き世帯が増加していく中では、家族で協力し、より楽しい食卓を増やすことが大切だと考えています。クックパッドは、今後ともこうした皆様の知恵を共有し、「毎日の料理を楽しくする」ことを目指してまいります。

◼︎節約カレーレシピと工夫のポイント

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【クックパッドについて】

クックパッド株式会社は「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げる、料理とテクノロジーの会社です。日本を含む世界67カ国・地域、26言語で展開する料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」、料理のAIコーチングサービス「moment」、生鮮食品オンライン市場「クックパッドマート」などを運営しています。私たちは料理を通じて、ヒト、社会、地球の豊かな未来を目指します。

社名 : クックパッド株式会社 https://info.cookpad.com

本社所在地 : 〒153-0044 東京都目黒区大橋2-22-44

代表執行役:佐野 陽光(さの あきみつ)

資本金 : 50,000千円(2025年9月末)

設立年月日 : 1997年10月1日

従業員数 : 95人(2025年9月末 連結ベース)

主要事業 : 毎日の料理を楽しみにする事業

参考資料:カレーを作る人の割合

【クックパッド: 物価高におけるカレーに関する調査概要】

調査対象: 普段カレーを作る人

調査期間: 2025年11月

有効回答数: 855名

調査方法: インターネット調査

※1 帝国データバンク「カレーライス物価指数」(2025年9月分)

 2025年10月分の発表は2025年12月10日(水)午前10時

※2 クックパッド株式会社・ギャラップ社「World Cooking Index」(2018年より継続実施、2020年調査データ)

※3 総務省統計局「社会生活基本調査」(2016年・2021年)

※4 「たべみる」 について:クックパッドの食の検索データサービス「たべみる」

利用者数No.1の料理レシピサービス「クックパッド」の検索・アクセスログデータを活用した、明日の食が見えるビッグデータサービスです。食材・地域・季節・食用シーン(誕生日や運動会など)といった様々な切り口で分析を行えます。

・「たべみる」データご利用時は、以下クレジットのご掲載をお願いします。

・使用ツール:クックパッド 食の検索データサービス「たべみる」

・SI値:Search Indexの略で、1000回あたりの検索頻度です

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