旅行系アプリの利用者数がコロナ前の9割に回復

フラーとテスティー、「旅行アプリに関する調査」を実施

フラー

2023年4月28日 09時30分

フラー株式会社（本社：新潟県新潟市、代表取締役：渋谷修太、山﨑将司、以下「フラー」）はこのほど、マーケティング・リサーチを手掛ける株式会社テスティー（本社：東京都渋谷区、代表取締役：横江優希）と「旅行に関する意識調査」を実施しました。

海外渡航時のコロナ関連の規制も緩和し、新型コロナウイルスの「5類」への移行も決まるなど移動に対するハードルがここ数年で最も低くなりつつある中、アプリ分析サービス「App Ape（アップ・エイプ）」で蓄積する旅行系アプリのデータと、テスティーが実施した20代〜30代へのアンケート調査をもとに旅行アプリの利用動向を読み解きました。

調査結果のご紹介：

旅行系アプリ上位50アプリのMAUはコロナ前の9割の水準に

2023年3月の旅行&地域カテゴリーの地図系アプリを除いた月間利用者数（MAU）上位50アプリの合計MAUは910万人で前年同月に比べ23.9％増となりました。2019年3月に比べると11.9％減で、アプリのMAUベースではコロナ以前の9割の水準まで回復してきたことが分かりました。

MAUが最も多かったのは楽天の「楽天トラベル」で前年同月比45.4％増でしたが、MAU全体の増加をけん引したのは、旅行の移動手段の予約や検索に便利な交通系アプリでした。日本航空のアプリ「JAL（国内線・国際線）」は前年同月比42.5％増、全日空の「ANA」は53.3％増、JR東海の「EXアプリ」は56.4％増、JR東日本の「えきねっとアプリ」は57.2％増と軒並み大幅な増加となりました。

全国旅行支援関連が旅行カテゴリーをけん引

全国旅行支援が始まった2022年10月11日、旅行カテゴリーで全国旅行支援の対象となる宿泊施設や旅行商品の予約機能を有する旅行系アプリの日間利用者数（DAU）は軒並み急伸。全国旅行割開始日の22年10月11日に最も利用された旅行予約系アプリは「楽天トラベル」で、DAUは直前の4倍に増え、過去最高を記録しました。その後もDAUは一段高い水準となっています。

旅行はSNSで情報収集してアプリで予約

テスティーが運営するnote「それ、わたし調査します。（それちょう）」が20〜30代の男女合計1301人に実施した「旅行に関する調査」によると、2022年に旅行をした回答者が宿泊施設や移動手段を予約する際に最も多かった方法はいずれの性年代も「インターネット予約（Web）」で、57.7％〜66.3%と大半を占めました。

次いで多かったのは「インターネット予約（アプリ）」が22.7%〜30.1％となり、デジタル関連で実に9割を占めました。

今回の調査の詳細はオウンドメディア「フラーのデジタルノート」と「それちょう」でそれぞれ紹介しています。ぜひご覧ください。

フラーのデジタルノート：https://note.fuller-inc.com/n/nfb630b39b25d

それちょう：https://note.com/sorechou/n/n6ac2bc4a4a69

＜調査概要＞

「フラーのデジタルノート」

調査方法：スマホアプリ分析サービス「App Ape」のデータを集計

対象地域：日本国内

対象期間：2022年3月31日〜2023年3月31日

サンプルユーザー数：約15万人

「それ、わたし調査します。」

調査方法：アンケートメディアアプリ「Powl（ポール）」によるインターネット調査