Spectee、気候テックスタートアップのAquniaと共同開発契約を締結

〜国土交通省「SBIR建設技術研究開発助成制度」に採択、東南アジアをはじめとするグローバルサウス諸国の水害減災に貢献へ〜

株式会社Spectee

レジリエンス・テック・スタートアップの株式会社Spectee(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:村上建治郎、以下「Spectee」)は、グローバルに洪水予測・水資源/気候リスク評価サービスを展開する株式会社Aqunia(本社:東京都中央区、代表取締役:出本哲、以下「Aqunia」)と、共同開発契約を締結したことをお知らせします。 

両社が共同で提案した研究開発課題「SNSデータとAI/水文シミュレーションを融合した内水・外水統合型洪水予測技術の開発」は、このたび、国土交通省が実施する2026年度「SBIR建設技術研究開発助成制度(中小・スタートアップ企業タイプ)」に採択(※1)されました。本共同開発では、Aquniaの広域水文シミュレーション技術とSpecteeのSNS解析技術を組み合わせ、内水・外水を統合した高精度な洪水予測技術の実現を目指します。国内はもとより、東南アジア地域をはじめとするグローバルサウス諸国における水害の減災・防災にも貢献してまいります。

■共同開発の背景と目的

気候変動により国内外で水害の激甚化・頻発化が進む中、特に都市部では、降雨量が排水能力を上回ることで発生する「内水氾濫」の被害が深刻化しています。

しかし、従来の内水氾濫予測技術は排水網データなどの精緻なインフラ情報に依存しており、データが未整備の地域における高精度な予測は困難です。また、こうしたデータ整備には多大なコストと期間を要することが大きな障壁となり、河川の氾濫(外水氾濫)予測に比べて導入が遅れているのが現状です。インフラ情報の整備が進んでいないグローバルサウス諸国においてこの課題はとりわけ深刻であり、排水網などのデータの有無によらず展開できる予測技術の確立が急務となっています。

Aquniaは、JAXAおよび東京大学が開発した全球水循環シミュレーションシステム「Today's Earth」の研究成果を活用し、物理モデルとAIを活用した独自のローカライズ技術を融合させることで、各国・各地域で利用可能な洪水・水資源予測ソリューションを展開してきました。一方Specteeは、AI技術を活用してSNS投稿のテキストや画像・動画から浸水地点と浸水深を自動判別し、浸水範囲をリアルタイムに推定する技術を有しており、市街地で刻々と変化する現場のピンポイントな浸水状況をいち早く把握することを強みとしています。

「これから起こる浸水」を予測するAquniaのシミュレーション技術と、「いま起きている浸水」を現場レベルで即時に捉えるSpecteeの浸水推定技術を組み合わせることで、排水網などのデータに頼らずとも、高精度かつ汎用的な「内外水統合型予測システム」を確立できると考え、本共同開発に至りました。 

■共同開発の概要

本共同開発において、Specteeは、SNS投稿のテキストや画像・動画から投稿の位置と浸水深を判読し、周囲の地形を反映してリアルタイムに浸水状況を推定する独自技術(SNS浸水推定技術)を活用し、実際の浸水状況に基づく予測結果の検証に取り組みます。

Aquniaは、これまで培ってきた広域水文シミュレーション技術を拡張し、物理モデルとAI、さらにSpecteeが実浸水から得る情報を組み合わせることで、排水網データを用いずに都市域の内水氾濫を予測する技術の実用化を目指します。

この技術は排水網データの整備を前提としないため、国内外の幅広い地域で同一の技術体系による展開が可能です。さらに、河川の氾濫(外水氾濫)予測と統合することで、水害を一体的に予測できる「内外水統合型予測システム」の構築へと発展させてまいります。

■今後の展望

両社は今後、段階的な検証・開発を進めながら本技術を確立し、国内の建設・不動産分野におけるBCP対応や公共インフラの防災対策への活用を進めてまいります。あわせて、排水網などのインフラデータの整備が十分でないグローバルサウス諸国、特に足元で取り組みを進める東南アジア地域における水害の被害軽減にも貢献してまいります。

また、両社は既に、経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創等事業」の採択を受けたベトナムにおける実証事業を通じて連携しており、2026年6月にはベトナム・ザライ省との間で洪水予測・早期警戒システムの社会実装に向けたMoUを締結するなど、現地での取り組みを本格化させています。本共同開発を通じて確立する技術についても、こうした実績を踏まえながら、アジア各国の防災・減災に向けて展開していく方針です。

※1 国土交通省「2026年度SBIR建設技術研究開発助成制度の採択結果について」

https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_001348.html 

■ 株式会社Aquniaについて

株式会社Aquniaは、JAXAおよび東京大学の研究成果を予測システムの中核基盤として活用し、独自のローカライズ技術とあわせて各国・各地域の特性に応じた予測を実現する気候テック(Climate Tech)スタートアップです。地上観測網が未整備なグローバルサウス等の政府・行政機関に対しても、大雨・洪水予測、水資源予測、中長期的な気候変動リスク評価を通じて、水害被害の軽減・水不足への対応・適応の意思決定を支援し、世界各国でのEWS・予測技術の社会実装と日本の防災技術の国際展開を目指しています。

<会社概要>

会社名  :株式会社Aqunia

代表者  :代表取締役 出本 哲

設立   :2025年8月

所在地  :東京都中央区日本橋

事業内容 :洪水・水資源・気候変動リスクの予測システム開発および関連コンサルティング

公式サイト:https://aqunia.com

■株式会社Spectee(スペクティ)について

Specteeは、レジリエンス領域において世界トップクラスのプラットフォームを提供するスタートアップです。「危機を可視化する」をミッションに、世界中の多様なデータをAIで24時間リアルタイムに解析し、リスクの可視化と被害予測を通じてレジリエントな社会の実現を目指しています。防災やBCP対応、サプライチェーン・リスク管理を目的に導入が進み、民間企業・自治体・官公庁において採用数No.1を誇ります。(日本能率協会総合研究所調べ/2025年調査時点)

<会社概要>
本社:〒102-0076 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル
代表者:代表取締役 CEO 村上 建治郎
公式サイト:https://spectee.co.jp

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会社概要

株式会社Spectee

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URL
https://spectee.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区五番町 12-3 住友不動産 五番町YSビル 3階
電話番号
03-6261-3655
代表者名
村上 建治郎
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2014年02月