下肢静脈瘤手術のご案内【MYメディカルクリニック田町三田】
下肢静脈瘤とは
下肢静脈瘤は日本において推定約1000万人が罹患していると考えられている一般的な疾患です。潜在的に多くの方が患っているにもかかわらず、病気という認識が乏しく、また診断や治療をされずに放置されていることが多い疾患です。確かに放置されていても命にかかわることがなく、重症感に乏しいため、かかりつけ医にとっても治療の対象とされることが少ない病態です。しかし、下肢静脈瘤は専門医の診断を受け、適切な治療を治療を受けるとそのQOL(生活の質)は格段に改善します。
女性、妊娠・出産歴のある方、長時間の立ち仕事の方に多く発症するとされており、下肢の重だるさ、むくみ、吊り等を自覚されている方は診断する事が重要です。
下肢静脈瘤の症状
下肢静脈瘤の代表的な症状は、重だるさ、むくみ、こむら返り、疼痛、かゆみ等です。これらの症状は、老廃物を多く含んだ静脈血が下肢に滞ることで出現するものと考えられています。症状が進行すると、表在静脈の瘤化に加え色素沈着、脂肪皮膚硬化症や、難治性皮膚潰瘍(静脈うっ滞性皮膚潰瘍を形成するようになります。中には、静脈瘤の中に血栓を形成し、炎症を起こし、痛みがでる場合もあります(血栓性静脈炎)
下肢静脈瘤の検査
静脈瘤の検査としては、駆血帯やドップラー聴診による理学的検査の他、画像検査としては、エコー、CTやMRIなどがあります。
一次性静脈瘤の場合、ドップラー聴診検査と、超音波検査で十分病態を把握することができます。二次性静脈瘤の場合は、静脈の逆流・怒張部位(特に骨盤内・陰部)や、深部静脈血栓症の部位を明確にするために、画像検査が必要となります。
下肢静脈瘤の治療
下肢静脈瘤治療には、血管内焼灼術(レーザーまたは高周波)、血管内塞栓術(医療用接着剤グルー)、静脈瘤切除、硬化療法、高位結紮術、ストリッピング術などがあります。それぞれの治療特性をいかし、患者さまのニーズに合わせて治療法を選択、組み合わせることが重要です。
※治療について保険適用可能です。
■MYメディカルクリニック田町三田
東京都港区芝5-33-11 田町タワー4階
診療曜日:月~土曜 ※休診日:日曜/祝日
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