〈八芳園創始者 生誕120周年〉故郷佐治町の発展に尽くした功績を讃えて顕彰碑の再整備および記念式典が鳥取県で開催されました

長谷敏司生誕120周年・八芳園創立80周年・公益財団法人長谷育英奨学会設立30周年記念式典に鳥取県知事と地元住民の皆様の約80名が参加

株式会社八芳園（代表取締役会長：長谷晴義、東京都港区白金台1‐1‐1、以下「八芳園」）は本年、創業80周年を迎えます。この度、八芳園の創始者である長谷敏司の生誕120周年、および敏司の遺志を継いで設立された「長谷育英奨学会」の創立30周年を祝う記念式典が、2023年4月18日、故郷である鳥取市佐治町にて、平井伸治鳥取県知事をはじめとする地元住民の皆様約80名が出席して執り行われました。

鳥取県佐治町出身の長谷敏司は、東京で八芳園を創業したと同時に、故郷の発展を願い県内企業への出資・経営参画の他、若者の育成のため数々の寄付・寄贈活動にも尽力しました。1977年には鳥取県知事が発起人となり、地元有志がその功績を讃える顕彰碑を建立しましたが、45年の年月を経て老朽化していたため再整備をしており、今回の改修工事完了を機に改めて長谷敏司の地元への貢献を振り返る式典の開催が企画されました。

式典開催詳細：鳥取市HPより

https://www.city.tottori.lg.jp/www/houdou/contents/1679899347995/index.html

今年で創業80年を迎える八芳園は、創業者たちが掲げた存在意義「我々は、国民食生活の奉仕者である。我々は、日本観光の奉仕者である。」を、80年変わらずに受け継いでまいりました。これからも、日本のおもてなし、日本の文化を世界へ発信する場所として、歴史と伝統を守りながら次世代を見据えた新たな価値創造に取り組んでまいります。

• 長谷敏司の歩み

1903年：2月23日鳥取県八頭郡佐治村古市で生まれる。

1917年：佐治第一尋常高等小学校を卒業後、大阪の紙問屋で働く。

1920年：奉公先が休業し、職を失う。その後、料亭『明月楼』へ転職。

1931年：東京・銀座の『サロン春』に日本料理部主任として招かれ、上京。

1943年：銀座5丁目に大衆割烹『新金春』を開店し、独立。戦災で焼失するも料亭『山月』、

　　　　 社交喫茶『サロン新世界』、割烹旅館『数寄家』などを出店し事業を拡大

1950年：共同経営により『八芳園』開業。

1951年：単独経営者になる。

1952年：所有者の久原房之助氏から八芳園を譲り受け、株式会社として正式に登記

1960年：ブライダル事業に参入。

1964年：東京オリンピックでプレスハウス・レストラン運営実行委員長を務める。

　　　　  長年の功績により、紺綬褒章、藍綬褒章、さらには勲三等瑞宝章を受章

1991年：4月22日88歳で死去。

1993年：長谷育英奨学会が鳥取で創立される。

• 長谷育英奨学会 ― 故郷の若者に寄り添い30周年

顕彰碑

八芳園創業者・長谷敏司の遺志を受け継ぎ、故郷鳥取の持続的発展のため若者の成長を促す公益財団法人『長谷育英奨学会』として、1993年に設立されました。

過去30年間で550名以上の奨学生を支援し、1994（平成6）年度から、鳥取県内に保護者をもつ大学・短期大学・専修学校（2年制以上の専門課程）の在学生と入学希望者を対象に、無利子で奨学金の貸与を開始しました。東日本大震災時には被災生徒への就学支援金給付を行い、教育環境改善のため寄贈活動も行っています。

また、それぞれの事情やとりまく環境に対し、より柔軟な受け皿となれるよう奨学金制度の見直しを重ねてきました。例えば、貸与金の月額設定は、創立当初からの5万円に加え、4万円と6万5千円も選べる選択制に。第1学年の入学月から貸与を受ける奨学生のうち、希望者が入学時奨学一時金として30万円の貸与を無利子で受けられる制度も整え、貸与金の返還についても、就労初期の返還額を少なく抑えられる「段階的変換制度」を導入しています。

多様化する学校や社会ニーズに対応し、幅広い教育機関への就学支援を視野に入れながら、郷土の発展の源である若い力を応援し続けるための前進を続けています。

• 株式会社八芳園について

創業80年、東京・白金台にて、400年以上の歴史を重ねる広大な日本庭園を有する八芳園は、これまで歴史ある東京の結婚式場として広く知られてきました。現在では、宴会・レストランの企画・運営、MICE事業の推進、社会貢献や地域活性化を目的とした協働・連携による商品企画やイベントプロデュースなどに取り組み、既存事業の枠組みにとらわれない「総合プロデュース企業」として展開しています。

創業80年をひとつの節目とし、八芳園は「交流文化創造」をリードする企業として、観光産業へと貢献してまいります。
「日本のお客様には、心のふるさとを。海外のお客様には、日本の文化を。」を企業理念に掲げ、歴史や文化を守りながら日本の魅力を世界へと発信し続けてきた八芳園は、これまで培ってきた"ワンストッププロデュース力"と八芳園が抱える経営資源（リソース）を活かし、東京・白金台の地にとどまらない、交流文化を創造する企業として取り組んでまいります。

• ［八芳園］https://www.happo-en.com/

• ［八芳園のプレスリリース一覧］https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/19559