当社取締役会長 池田 良介の保有株式の一部をエンゲージメントファンド「Nezu Engagement Fund」へ売却
― 協働的エンゲージメントを通じた企業価値向上を目指して ―
株式会社ウィルグループ(本社:東京都中野区、代表取締役社長 角 裕一、以下「当社」)の筆頭株主であり取締役会長の池田 良介(以下「池田 良介」)が保有する株式の一部を、根津アジアキャピタルリミテッドのデービッド・スノーディ氏および河北 博光氏が2025年7月に設立したエンゲージメントファンド※1「Nezu Engagement Fund」(以下「同ファンド」)に売却しましたのでお知らせします。
同ファンドは、投資先企業の経営陣と緊密に協働・対話をしながら、構造的な改革を推進することで、中長期的な企業価値と株主価値の最大化を目指しています。池田 良介は、同ファンドとの協働は中長期的な当社グループの企業価値の向上、ひいては株主の皆様の利益に資するものと判断し、自らが保有する当社株式の一部である約23万株を売却することとしました。
※1 エンゲージメントファンド:投資先企業の経営陣との建設的な対話(エンゲージメント)を通じて、中長期的な企業価値の向上を図ることを目的とした投資ファンド
■売却の背景と目的
近年日本の株式市場では、欧米企業と比べて低いROE※2 やPBR※3 1倍割れなどといった課題が顕在化し、国内外の投資家から資本効率の向上を求める声が高まっています。また、東京証券取引所による「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請などを背景に、多くの上場企業が事業ポートフォリオの見直しや政策保有株式の縮減、株主還元の強化を迫られており、株主と経営陣が建設的に協働することの重要性が一層増しています。当社においても、資本市場の要請をいかに経営戦略に反映させ、企業価値の向上に繋げていくかが極めて重要な経営課題であると認識しています。
このような状況の下、協働的なエンゲージメントを通じて企業価値を引き上げることを目指す「Nezu Engagement Fund」より当社株式の取得を通じた協働の提案があったため、当社取締役会において慎重に検討を重ねた結果、同ファンドとの協働は、当社の中長期的かつ持続的な企業価値の向上と株主の皆様の利益に資するものと判断しました。
当社は、同ファンドとの協働エンゲージメントを通じて、構造的・協働的な改革を進め、株主の皆様、派遣スタッフ、役職員、顧客を含むすべてのステークホルダーにとって価値ある企業となることを目指していきます。
※2 ROE(自己資本利益率):自己資本に対してどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標。株主にとっての「資本の収益性」を表す。
※3 PBR(株価純資産倍率):株価が1株あたり純資産の何倍で取引されているかを示す指標。PBRが1倍を下回る場合、市場から「純資産価値を十分に評価されていない」と見なされることが多い。

売却先 |
Nezu Engagement Fund |
売却株式数 |
232,000株(2025年6月末時点の発行済株式総数の約1%) |
売却方法 |
市場内立会外取引 |
約定日 |
2025年9月29日 |
なお、本株式売却に伴う、主要株主および筆頭株主の異動はありません。
■株式会社ウィルグループの概要
社号 : 株式会社ウィルグループ
本社 : 東京都中野区本町1丁目32-2 ハーモニータワー27階
設立 : 2006年4月
代表 : 代表取締役社長 角 裕一
事業内容: グループ会社の統括及び運営
URL : https://willgroup.co.jp/
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