アドビ、Adobe Experience Cloudに新サービス「Adobe Sensei GenAI」を搭載し、企業の利益ある成長を加速
• Adobe Experience Platform環境内で複数の大規模言語モデルを活用し、企業固有のニーズに合ったアウトプット調整ができるため、ブランディングに沿ってパーソナライズされた顧客体験の大規模提供が可能に
• Adobe Sensei GenAIは、本日よりAdobe Customer Journey Analytics、Adobe Experience Manager、Adobe Journey Optimizer、Adobe Marketo EngageなどのAdobe Experience Cloudアプリケーションから利用可能
【2023年6月8日】
アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、業界をリードするデジタルエクスペリエンスカンファレンス「Adobe Summit EMEA 2023(https://summit-emea.adobe.com/emea/)」を開催し、世界有数の顧客体験管理ソリューションであるAdobe Experience Cloud(https://business.adobe.com/jp/)にジェネレーティブAIを活用した新機能「Adobe Sensei GenAI(https://business.adobe.com/jp/products/sensei/adobe-sensei-genai.html)」を搭載したことを発表しました。Adobe Sensei GenAIは、Adobe Customer Journey Analytics(https://business.adobe.com/jp/products/customer-journey-analytics/adobe-customer-journey-analytics.html)、Adobe Experience Manager(https://business.adobe.com/jp/products/experience-manager/adobe-experience-manager.html)、Adobe Journey Optimizer(https://business.adobe.com/jp/products/journey-optimizer/adobe-journey-optimizer.html)、Adobe Marketo Engage(https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html)の各アプリケーションにネイティブ統合され、ビジネスの生産性の大幅な向上と、パーソナライズされた顧客体験の提供を支援します。
アドビのデジタルエクスペリエンス事業部門担当プレジデントのアニール チャクラヴァーシー(Anil Chakravarthy)は次のように述べています。「今日、世界中の企業にとって利益ある成長の達成は必須であり、その成功には社内効率の向上と優れた顧客体験の提供の組み合わせが不可欠です。そうした成功を導くためにジェネレーティブAIは重要な役割を担っています。Adobe Sensei GenAIのイノベーションにより私たちは、組織の取り組みを加速し、強化してくれる真の副操縦士を提供します。」
Adobe Sensei GenAIは、テキストベースの体験の生成と変更に特化したAIサービスで、組織のデータとコンテンツを共通の言語モデルの下に統合するAdobe Experience Platform(AEP)を基盤とし、Microsoft Azure OpenAI ServiceやFLAN-T5を含む複数の大規模言語モデル(LLM)を活用することも可能になっています。このような豊富なデータセットの活用により、企業は社外非公開の顧客インサイトでジェネレーティブAIモデルをトレーニングし、ブランド固有のユースケース向けにアウトプットをカスタマイズすることができます。
Adobe Sensei GenAIサービスは、企業が顧客とつながる手段だけでなく、アドビのエンタープライズ向けのアプリケーションの操作方法も根本的に変革します。
自然言語クエリのサポート(Adobe Customer Journey Analytics): ブランド企業は、データを照会し、ビジネスに関する重要な質問に答えることができるようになります。オンラインとオフラインのあらゆるタッチポイントからデータを収集するAdobe Customer Journey Analyticsの一部である自然言語インターフェースにより、企業は何が収益を上げ、エンゲージメントを高めているかを即座に知ることができ、技術者でないユーザーが実用的なインサイトを生成する障壁を大幅に低減することができます。
Intelligent Captions (Adobe Customer Journey Analytics):本日提供開始する Intelligent Captions は、ブランド企業がAdobe Customer Journey Analyticsで作成するチャートやグラフを素早く理解するのに役立ちます。さまざまなデータビジュアライゼーションにおいて、Adobe Sensei GenAIは重要なポイントに関するテキストベースの説明を即座に生成し、ユーザがデータからインサイトへより速く到達できるよう支援します。
Dynamic Chat (Adobe Marketo Engage): Dynamic Chatは、ブランド企業に、オンラインで見込み客との対話を自動化する方法を提供します。Adobe Sensei GenAIを搭載したDynamic Chatは、主要なB2BブランドのマーケティングオートメーションソリューションであるAdobe Marketo Engageで直接使用できるようになりました。
マーケティングコピー生成機能(Adobe Experience ManagerとAdobe Journey Optimizer): 本日よりベータ版として提供されるAdobe Experience Manager Sites(https://business.adobe.com/jp/products/experience-manager/sites/aem-sites.html)のAdobe Sensei GenAIは、webサイトやモバイルアプリなどのデジタル「フロントドア」のコピーを作成および変更することができます。トーンやキーワードを選択することで、数回のクリックでコピーを編集、言い換え、要約することが可能です。また、ジェネレーティブAIモデルを自社の商品で学習させることができるため、コンテンツがブランドイメージに沿っていることを確認できます。Adobe Experience Platform上に構築され、オムニチャネル体験のオーケストレーションに使用されるAdobe Journey Optimizerでは、電子メールやモバイルメッセージなどのタッチポイント用のメッセージのバリエーションを瞬時に作成できます。
AIアシスタント(Adobe Experience Platform): Adobe Experience Cloudが大手ブランドのデジタル変革を後押しする中、アドビは、ユーザーがテクノロジーへの投資を価値に結び付ける方法について豊富な知識を蓄積してきました。Adobe Sensei GenAIを搭載したKnowledge Chatは、ユーザーが自然言語でナレッジベースを照会し、Adobe Experience Cloudのあらゆるアプリケーションのサポート資料に即座にアクセスできるようにします(プレビュー版)。
Adobe Firefly エンタープライズ版
アドビは本日、「Adobe Fireflyエンタープライズ版」も発表しました(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000353.000041087.html)。このエンタープライズ向け新サービスによって、コンテンツ サプライ チェーンを簡素化、高速化し、コストを抑えることができます。クリエイティブなスキルレベルに関係なく、あらゆる企業の従業員がAdobe Fireflyをスタンドアロンのサービスとして、またはAdobe ExpressやAdobe Creative Cloudアプリケーションから使用し、優れたブランドコンテンツの生成、編集、共有を迅速かつ容易に行えるようにします。また、アドビは企業がAdobe Fireflyを自社のブランド資産でカスタムトレーニングし、自社のエコシステムに組み入れ、ブランド独自のスタイルとブランド言語でコンテンツを生成できるようにする機能も計画しています。Adobe Fireflyは安心して商業利用できるように設計されており、企業はAdobe Fireflyを利用したワークフローで生成されたコンテンツについて、アドビからIP補償を受けることができるため、安心して組織全体に導入することができます。
Adobe Summit EMEAの視聴方法
Adobe Summit EMEAのwebページ(https://summit-emea.adobe.com/emea/)では、Adobe Summit EMEAの基調講演をオンラインで視聴できるほか、イベントのセッションの検索、同業者とのネットワーク、アドビのエキスパートとのライブトークを提供しています。
アドビと人工知能(AI)について
アドビは、AIを人間の創造性を増幅してくれる副操縦士(Co-pilot)と位置づけ、より創造的かつ生産的で、パーソナライズされた世界の実現に取り組んでいます。アドビには、過去数十年にわたり、独自のAI技術であるAdobe Senseiを通じてAdobe Creative Cloud、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloudに何百ものインテリジェントな機能を搭載し、より効率的な創造、作業、コラボレーションの環境を提供してきた実績があります。
アドビのジェネレーティブAIモデルであるAdobe Fireflyは、アドビ製品のワークフローに直接組み込まれることで、さらに高い精度、パワー、スピード、使いやすさを発揮します。Adobe Fireflyは商業利用が可能なプロ品質のコンテンツを生成すべく、独自のデータセットでトレーニングされています。
Adobe Sensei GenAIは、Adobe Experience Cloudのワークフローにさらなるスピードと生産性をもたらし、企業が顧客体験を提供する方法を再定義します。Adobe Sensei GenAIにより、企業はあらゆる顧客接点においてテキストベースの体験を瞬時に生成・修正できるだけでなく、さまざまな大規模言語モデル(LLM)の併用も可能になります。また、これらのイノベーションは、組織のデータとコンテンツを共通の言語モデルの下に統合するAdobe Experience Platformを基盤としています。
アドビは、あらゆる規模の個人や企業にとって信頼できるパートナーとして、コンテンツとデータの透明性を確保するためのAI倫理原則に従い、顧客中心のアプローチですべてのAI機能を開発、展開しています。その一例が、いわばデジタル版の成分表示ラベルであるコンテンツクレデンシャル機能で、これはアドビのAI原則の重要な柱となっています。
※当資料は、2023年6月8日に米国本社から発表されたプレスリリース(https://news.adobe.com/news/news-details/2023/Adobe-Adds-Powerful-New-Sensei-GenAI-Services-Across-Experience-Cloud-To-Accelerate-Profitable-Growth-for-Enterprises-default.aspx/default.aspx)の抄訳です。
■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、 3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。 Creative Cloud( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html )は、写真、デザイン、ビデオ、 web、 UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。 Document Cloud( https://www.adobe.com/jp/documentcloud.html )では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。 Experience Cloud( https://business.adobe.com/jp/products/adobe-experience-cloud-products.html )は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei( https://www.adobe.com/jp/sensei.html )を活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
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