事業共創カンパニーのRelic、AI/LLMを活用した新規事業開発やDXをビジネス/技術開発の両面から支援する専門組織「AI Transformation Group」を新設

ビジネスと技術の両面での早期検証により、リスクを最小限に抑え、確実性の高いAI/LLMの活用を実現

Relic

 新規事業共創カンパニーである株式会社Relic(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:北嶋 貴朗、以下「Relic」)は、新たな専門組織「AI Transformation Group(以下、AXグループ)」を設立し、本格的な活動を開始しました。AXグループは生成AIや大規模言語モデル(LLM)を活用した新規事業開発支援・DX支援・プロダクト提供をビジネス/技術開発の両面から支援します。ビジネスと技術の両面での早期検証により、リスクを最小限に抑え、確実性の高いAI/LLMの活用を実現します。

■発足背景

 AI/LLM市場は急速に拡大しており、競争が激化する一方で、倫理的・法的な問題への対応やシステム統合・データ収集、AI人材の育成と採用など、様々な論点が発生しています。PwC japanグループの調査(注1)によると、生成AI活用において直面した課題では、必要なスキルをもった人材の不足が首位に、次いで「ノウハウや知見の不足」「活用アイデアやユースケースの不在」が挙げられています。Relicでは、多岐にわたるAI/LLM活用における論点の中でも、効果的な活用とリスク低減の観点から「適切なユースケースの選定」が重要と考えます。

 AI/LLMは多くの分野で活用可能ですが、最初に選定したユースケースが効果的かどうかを早期に確認し、適切な方向性を見極めることが重要です。特に、全ての分野で効果を発揮するわけではなく、導入前にその適合性を評価する必要があります。また、AI/LLMの効果は実現レベルや学習データの品質に大きく依存します。初期段階では十分な効果が得られない場合があり、データ品質や前処理が不足していると期待通りの結果が得られないリスクもあります。これらを踏まえ、適切なユースケースの選定にはビジネスと技術開発の両面で早期検証を繰り返すことが不可欠です。

 Relicはこれまで、4,000社20,000件以上の新規事業開発支援やAI活用によるDXの実績を積み重ねてきました。2023年9月には、生成系AIやその他先端テクノロジーの研究開発専門組織を発足し、未来の構造変化を起点とした新規事業開発やDXを技術的側面から支援してきました。加えて、24年8月からは、AI/LLMを活用した新規事業開発を支援するソリューション「AI Transformation Studio」を提供しています。これらの活動を発展させ、より確実性の高いAI/LLMの活用を実現すべくAXグループを発足しました。

 また、今年1月には「ディープテックイノベーションセンター」を新設し、大学、研究機関、企業のR&D部門に対し、ディープテックを活用した新規事業開発支援を開始しました。

 Relicでは、研究開発組織により先端テクノロジーを研究し、2つの実行組織により先端テクノロジーの社会実装を推し進めていきます。ディープテックイノベーションセンターではディープテックを幅広く、技術の実用化に向け伴走支援します。そしてAXグループでは、AI/LLMの事業への活用をビジネス/技術開発の両面から支援します。

注1 PwC japanグループ,「生成AIに関する実態調査2024 春 米国との比較」,https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/generative-ai-survey2024-us-comparison.html


■AI Transformation Groupの概要

 AXグループは、国内外事例調査を基にしたアイディエーションから、プロトタイピングによる技術検証や導入支援まで、AI/LLM活用をビジネスと技術の両側面から支援します。

 ビジネス系メンバーと技術系メンバーが一体となり、新規事業やDXの戦略立案からプロトタイプ構築まで一気通貫で支援を行います。また、生成AIを活用した先進的なアプローチにより、企業の競争力強化をサポートします。

企業の成長戦略へ直結する新規事業と攻めのDX

 日本におけるDXは、「デジタイゼーション(アナログのデジタル化)」「デジタライゼーション(業務のデジタル最適化)」「デジタルトランスフォーメーション(ビジネスモデルの変革)」の3段階で説明されます。この中でも「攻めのDX」とされる後者2つは、単なる業務効率化ではなく、新たな価値の創出を目的とした取り組みであり、企業の成長戦略と直結します。

 一方、新規事業開発もまた、市場の変化に適応し、新たな収益源を生み出すことを目的としています。攻めのDXでは、AI、IoT、ビッグデータなどのデジタル技術を活用し、既存の製品・サービスに革新をもたらす、あるいはまったく新しい事業領域を開拓します。たとえば、製造業がIoTデータを活用したサブスクリプションモデルを展開するケースや、リテール業がAIを活用したパーソナライズサービスを提供するケースなどが挙げられます。このように、新規事業開発と攻めのDXは、新たな価値を創出し、企業の成長を推進する点で共通しており、デジタル技術を活用することでその成功確率を高めることができます。

 AXグループでは、これまで数多くの新規事業開発を支援してきた実績と知見を活かし、企業の競争優位性を確立する「攻めのDX」領域におけるAI/LLM活用を支援します。

<取り組み実績一例>

大手通信会社からメディア、メーカーまで、既に複数案件の支援をスタートしています。

・コンシューマー向けAIエージェント企画支援

・AI/LLM技術を活用したマーケティングリサーチ業務の効率化支援

・R&D技術の有望ユースケースの選定支援

・保育施設向けAI画像解析サービスの検証支援

・LLMを活用した部品表(BOM)プロダクトの企画開発・検証支援

詳しくは下記お問い合わせフォームよりご相談ください。


◼️メンバープロフィール(一部抜粋)

AI Transformation Group グループマネージャー

本田 佳久


東京工業大学大学院 総合理工学研究科卒業後、日本電気株式会社に入社し、IoT・AI等テクノロジーを活用した新規事業開発に従事。大手小売に出向し、企業間データ利活用サービス開発を経験。その後、新規事業開発に強みをもつコンサルティングファームに転職し、製造・金融業界の顧客に対し主に新規事業開発支援を担当。

Relic参画後、AI/LLMを活用した業務効率化支援やAIエージェントの企画など、AI/LLM技術の新規事業活用プロジェクトを歴任。通信会社、電機メーカー向けにアイディエーション・事業計画策定・KPI設計等の新規事業立上げ支援を経験。コンサルティンファームと事業会社での事業開発経験の両面を経験し、プロジェクトマネジメント経験を豊富にもつことが強み。事業アイデア創出、事業計画立案、プロトタイプ構築、KPI設定等、事業化に向けて施策立案・実行を一気通貫で経験。


取締役CTO l Co-Founder

大庭 亮

奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科に在学中、産業技術総合研究所の技術研修生としてロボット工学の研究やロボット開発に従事した後、DeNAに入社。エンジニアとして主にEC事業領域の新規事業・新規サービスや大手小売業との協働事業であるECサイトやショッピングモールの開発・運用の責任者としてリード。

その後、100万人以上のユーザーが利用するスマートフォンアプリの開発や新規事業の開発リーダーを経験。インフラを含め、全体のアーキテクチャの設計〜実装まで、幅広い領域を得意とする。2015年より複数のスタートアップのサービス開発や運用支援、及び技術アドバイザリーに従事した後、2016年、株式会社Relicに参画し、取締役CTOに就任。創業からRelicのテクノロジー領域を牽引しつつ、国内最大規模の新規事業に特化した開発組織を創り上げる。一般社団法人日本CTO協会正会員。多数の企業の技術アドバイザリーや講演・執筆なども手掛ける。


AI Transformation Group AIリードエンジニア

熊田 寛

エンジニアとしてAWSを中心としたインフラ設計・構築・運用保守に従事。2021年に株式会社RelicへSREとして入社。複数プロジェクトを横断し、サービスの信頼性向上とセキュリティの最適化・標準化に取り組む。

AWSパートナーネットワークのアライアンスリードを務め、各種プログラムの推進やアドバンスドティア認定取得に貢献。自社および関連会社における生成AIのPoC実施やアプリケーション導入に携わる。共同著書に「Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門」がある。

■参考情報

・先端テクノロジー研究開発専門組織を発足

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000202.000016318.html

・AI/LLMを活用した新規事業やプロダクト開発を支援するソリューション「AI Transformation Studio」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000307.000016318.html

・ディープテックを活用した新規事業開発支援を専門的に実行する組織「ディープテックイノベーションセンター」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000352.000016318.html


■採用情報

AXグループでは一緒に働くメンバーを募集しています。詳しくは下記採用サイトおよび募集要項をご覧ください。

▼募集要項

AXグループ事業プロデューサー(マネージャー候補)

https://herp.careers/v1/relic/Bea9kZVMb1XH

AI/LLMエンジニア

https://herp.careers/v1/relic/1x5hZKwPW9jx

▼Relic採用ページ

https://relic.co.jp/recruit/

<本リリースについてのお問い合わせ先>

株式会社Relic 本田

TEL:03-6455-0735 / E-MAIL:info@relic.co.jp


株式会社Relic

株式会社Relic

会社名:株式会社Relic
代表者:代表取締役CEO 北嶋 貴朗
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F
設立:2015年8月
事業内容:インキュベーションテック事業、事業プロデュース/新規事業開発支援事業、オープンイノベーション事業、イノベーター人材育成支援、地方創生・地域イノベーション事業、イノベーション・ワークプレイス事業
コーポレートサイト:https://relic.co.jp
事業内容:https://relic.co.jp/services/

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会社概要

株式会社Relic

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URL
https://relic.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F
電話番号
03-6455-0735
代表者名
北嶋 貴朗
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
2015年07月