CO2排出量見える化・削減クラウド「ASUENE」と、オービックビジネスコンサルタントの「勘定奉行クラウド」がシステム連携を開始
Scope3/カテゴリ1などに関する金額情報を「ASUENE」とAPI連携することで、CO2排出量の見える化がより効率的に
当社とOBCは、これからもさまざまな連携を深め、企業の脱炭素・サステナブル経営を支援します。
システム連携の背景
2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、日本においては、国全体のCO2排出量の8割を占める企業からの排出量削減が喫緊の課題となっています。企業は、CO2排出量の見える化・削減に取り組むことが求められています。
しかし、CO2排出量の見える化に取り組む企業には、排出量の算定にかかる工数の多さやリソース不足などの課題を抱えています。また、算定に必要な活動量のデータを収集するために、企業は各部署と連携して情報を得る必要があるだけでなく、そのデータの正確性がわからないという悩みがありました。
CO2排出量の算定・見える化におけるこれらの課題を解決するため、この度、多くの企業が導入している会計システム「勘定奉行クラウド」と「ASUENE」がシステム連携を行います。「勘定奉行クラウド」に取り込まれたデータを「ASUENE」とAPI連携することにより、工数負荷やリソース不足を解消し、CO2見える化を効率的に行うことを実現します。
システム連携内容
当社の「ASUENE」は、企業を対象に、GHGプロトコル*におけるScope1-3*のサプライチェーン全体のCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスとSX*コンサルティングを行っています。
今回のシステム連携により、「勘定奉行クラウド」導入企業は「ASUENE」での活動量データ入力の工数を大幅に削減することが可能です。例えば、企業が「勘定奉行クラウド」に取り込み済みの調達資材や金額のデータが「ASUENE」に流用され、情報を自動連携できます。
企業はこれまで、CO2排出量の見える化・算定をするために、CO2算定システムへ調達資材や取引金額のデータを手入力する必要がありました。今回の連携によって「勘定奉行クラウド」に取り込み済みの活動量のデータが「ASUENE」に連携できるようになることで、データ入力の工数や手間を大幅に削減することが可能になります。
本連携を通じて、CO2排出量見える化クラウド「ASUENE」のユーザ利便性を向上させることで、企業の脱炭素経営を支援し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC) 代表取締役社長 和田 成史氏よりコメント
「OBCは、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス『ASUENE』と『勘定奉行クラウド』とのAPI連携を心より歓迎いたします。
ペーパーレスなど資源削減への課題解決に対して貢献することは、業務のデジタル化を推進している当社に求められる大きな使命であると考えています。
今回の連携により、CO2排出量の算定・見える化を効率的に行え、脱炭素社会の実現に貢献ができます。
今後もOBCは『ASUENE』との連携を通じ、お客様の脱炭素経営の推進を支援していきます」
オービックビジネスコンサルタント 会社概要
会社名:株式会社オービックビジネスコンサルタント
代表者:代表取締役社長 和田成史
設立:1980年12月
本社:東京都新宿区西新宿六丁目8番1号住友不動産新宿オークタワー
WEBサイト:https://www.obc.co.jp/
「ASUENE」について
「ASUENE」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3* のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。
<主な特長>
・請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
・SX*コンサルティングの豊富な実績
・GHGプロトコル*に基づいた、各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援
・製品別CFP*機能により、製品・サービス単位のCO2排出量の算定が可能
・CO2クレジットオフセット、クリーン電力調達などの脱炭素ワンストップソリューションを提供
・GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み
アスエネサービスサイト:https://earthene.com
「ASUENE ESG」について
「ASUENE ESG」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。
<主な特長>
・サプライチェーン企業に対し、信頼性の高いESG評価が可能
・サプライチェーン調達におけるESG評価の工数削減
・有価証券報告書の開示に対応したコンサルティング
・表彰・PRで認知と集客の最大化
アスエネESGサービスサイト:https://earthene.com/rating
アスエネ 会社概要
会社名:アスエネ株式会社
事業:CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」
ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」
カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」の運営
資本金:25億2,681万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、
パビリオンキャピタル(シンガポール政府/テマセク傘下ファンド)、
Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、
Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital等
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
URL:https://earthene.com/corporate/
<注釈補足>
日本・アジアNo.1*:CO2可視化事業において、日本・APACでNo.1となる5,000社の導入実績を持つ。2023年12月末時点の契約締結済みのグループ導入企業数を示す。自社調べ
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分
Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:Sustainability Transformation(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の略。企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替える取り組み
* GHGプロトコル:温室効果ガスの排出量算定と報告の国際・世界基準
* CFP:Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)の略称。商品やサービスがつくられてから捨てられるまでのライフサイクルの各過程における温室効果ガス排出量の合計をCO2排出量に換算して表示する仕組み
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