メルカリ、「越境取引2024年上半期トレンド」を発表。越境取引開始から5年で累計取引件数1,700万件突破

取引データで見る人気アニメ・キャラクター、ファッション、家電ブランドランキングを公開。「推し活関連グッズ」が上位を席巻し、「メルカリ」を通じて日本から世界へ

株式会社メルカリ

株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、2019年11月15日より越境取引を開始し(※1)、約5年間、国内だけでなく海外のお客さまを含めた価値の循環を加速させてまいりました。グローバルなマーケットに展開し、海外のお客さまに日本の商品を購入いただける機会を提供することで、メルカリグループ全体で「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことを目指しています。

この度、最新の「メルカリ」における越境トレンドや傾向を振り返る「越境取引2024年上半期トレンド」を発表いたします。

※1:フリマアプリ「メルカリ」、100か国以上での越境取引を開始 〜代理購入サービスを通じ、海外のお客さまにも販売が可能に〜(2019年11月15日)

https://about.mercari.com/press/news/articles/20191115_crossborder/

約120の国・地域で展開中の「メルカリ」の越境取引、約5年で累計取引件数は1,700万件を突破。越境取引事業のGMV(流通取引総額)は前年対比約3.5倍

「メルカリ」の越境取引は、開始から約5年で海外のお客さまによる累計取引件数が1,700万件(※2)を突破し、GMV(流通取引総額)は、前年比で約3.5倍(※3)に成長しています。現在、74社の海外越境EC事業者と連携し、約120の国・地域(※4)のお客さまが「メルカリ」を通じて、日本の商品を購入できるようになっています。2024年上半期の取引金額の多い国・地域は、1位「中国」、2位「台湾」、3位「アメリカ」、4位「香港」、5位「シンガポール」となっています。

※2:越境取引開始日(2019年11月15日)からの海外累計取引件数

※3:2024年6月期 株式会社メルカリ 通期決算発表資料参照 

※4:2024年8月時点

越境取引2024年上半期トレンド

海外で売れている商品カテゴリーランキング

〜「推し活関連グッズ」が上位を席巻〜

2024年上半期、海外で売れている商品カテゴリーの取引金額および取引件数ランキングを公開しました。

取引金額TOP5は、1位「ポケモンカードゲーム」、2位「フィギュア(コミック・アニメ)」、3位「ピンズ・ピンバッジ・缶バッジ」、4位「バッグ(レディース)」5位「CD(K-POP・アジア)」となりました。取引件数でみると、1位「ピンズ・ピンバッジ・缶バッジ」、2位「CD(K-POP・アジア)」、3位「アイドルグッズ」、4位「アクリルスタンド」、5位「フィギュア(コミック・アニメ)」というランキングになっています。

国内では「エンタメ・ホビー」関連商品が「メルカリ」の取引件数の4割以上(※5)を占めており、「推し活」を通じた消費行動が「キャラクターグッズ」や「タレントグッズ」の人気を推進しています。このトレンドは海外でも見られ、「カプセルトイ」や「くじ」でしか手に入らないアニメ・キャラクターグッズやアイドルの日本限定グッズなど、CtoCマーケットプレイスだからこそ手に入るアイテムの取引が活発で、世界中の人が「メルカリ」の越境取引を通じて「推し活」を楽しんでいることがうかがえます。

※5:メルカリ、サービス開始11周年記念インフォグラフィックスを公開(2024年6月27日)

https://about.mercari.com/press/news/articles/20240627_11th_infographics/

また、海外で売れている各商品カテゴリーのうち、取引件数の多い国・地域のTOP5をみると、「アイドルグッズ」は「中国」で最も多く取引され、それ以外の商品カテゴリーはすべて「アメリカ」が取引件数でトップとなりました。各カテゴリーにおいて、アジア・北米地域が上位にランクインしており、「推し活」への関心および需要の高さが反映されています。

海外で人気の日本のアニメ・キャラクターランキング

〜SNSで人気の「ちいかわ」がTOP2にランクイン〜

日本のアニメや漫画は、いわゆる「COOL JAPAN」として世界から人気が高いものとなっており、日本のコンテンツの海外市場規模は4.7兆円(※6)まで拡大しています。コロナ禍を経て、世界的に動画配信サービスが普及したこともあり、海外市場での日本のコンテンツは今後もファンが増え、拡大していくと考えられます。そこで、「メルカリ」の越境取引における日本のアニメ・キャラクターの売り上げをみたところ、最も売り上げが高いアニメ・キャラクターは「ポケモン」でした。次いで「ちいかわ」「ワンピース」「ドラゴンボール」「呪術廻戦」がTOP5にランクインしています。

長年愛されている日本のアニメ作品が上位を占める中で、2020年から連載が始まったSNS発の「ちいかわ」が2位にランクインしているのは、SNSや動画配信サービスにより、日本国内と同時に世界で「ちいかわ」が楽しめる環境が作られていたこと、国内外での積極的なグッズ展開が人気に影響していると考えられます。

※6:株式会社ヒューマンメディア「日本のコンテンツの海外市場規模は、2022年に前年から3.4%拡大し、4兆6,882億円に。」(2023年12月28日)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000007447.html

ポケモン関連商品の消費額が高い国・地域ランキング

〜1位は「オランダ」、世界中の国や地域で購入されていることが判明〜

「メルカリ」において、海外で人気の日本のアニメ・キャラクターランキングで1位となったポケモンですが、ポケモンの市場規模は921億ドル(約10兆円)で世界1位(※7)と言われています。国・地域別に「メルカリ」におけるポケモン関連商品の1人あたりの消費額(※8)をみると、1位は「オランダ」で約31万円でした。次いで、2位が「ドイツ」、3位「カナダ」、4位「アメリカ」、5位「シンガポール」と、世界中の国・地域でポケモンの人気が高いということがわかりました。海外で売れている商品カテゴリーTOP5でもポケモンカードゲームが1位になるなど、ポケモングッズは「メルカリ」において数多く取引されています。

※7:TITLE MAX「The 25 Highest-Grossing Media Franchises of All Time」(2019)

https://www.titlemax.com/discovery-center/the-25-highest-grossing-media-franchises-of-all-time/

※8:「メルカリ」におけるポケモン関連商品の国別の購入総額を購入人数で割り、1人あたりの購入額として算出

人気ファッションブランドランキング

〜海外のハイブランドを日本の中古品で購入〜

「メルカリ」の越境取引におけるファッションブランド別の取引金額と取引件数のランキングでは、どちらも「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」が1位となりました。

日本の「メルカリ」では、「UNIQLO(ユニクロ)」が「最も売れたブランド」1位になるなど日常使いのブランドが上位にランクイン(※9)していましたが、越境取引においては「GUCCI(グッチ)」や「CHANEL(シャネル)」「PRADA(プラダ)」などのハイブランドが多くTOP10にランクインしています。

日本では古くから「モノを大切にする文化」が根付いており、衣服やアクセサリーも丁寧に扱われ、長く愛用されるため、日本の二次流通市場に出回る中古品の状態が非常に良好であることや、円安の影響で日本の中古品が海外から見て比較的購入しやすい価格になっていることが影響し、海外のハイブランド品が「メルカリ」の越境取引を通じて一層注目を集めていることがうかがえます。

※9:フリマアプリ「メルカリ」、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開

https://about.mercari.com/press/news/articles/20230630_infographics/

海外で人気の家電ランキング

〜日本製カメラが海外で人気〜


海外で人気の家電ランキングでは、生活家電を対象としているにも関わらず、TOP10の大部分をカメラ関連の商品が独占する結果となりました。取引金額および取引件数ともに1位が「Canon」のデジタルカメラ、2位が「OLYMPUS」のデジタルカメラとなり、その他に「Panasonic」「富士フイルム」「SONY」などのカメラ関連の商品がランクインしています。

日本製カメラは高い技術力と性能に加え、日本国内で日常的に丁寧に扱われるため、良好な状態で中古市場に出回る傾向があります。さらに、2024年上半期におけるデジタルカメラの日本向け以外の総出荷台数は前年比で108.9%、金額では115.6%と増加(※10)しており、海外での日本製カメラの需要が高まっていることが示されています。これらの要因が重なり、日本の中古カメラは海外で「新品に近い品質を持つ信頼できる商品」として高く評価され、「メルカリ」の越境取引においても人気の高いアイテムとして、取引が活発化していることがわかりました。


※10:一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA) デジタルスチルカメラ生産出荷実績表(カメラ映像機器工業会統計) 2024年6月分を参照
https://www.cipa.jp/stats/documents/j/d-202406.pdf

メルカリは、より多くの海外のお客さまに日本の商品を購入いただける機会を提供することで、メルカリグループ全体で「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことを目指し、グローバルなマーケット展開に邁進いたします。

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会社概要

株式会社メルカリ

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URL
https://about.mercari.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
電話番号
-
代表者名
山田進太郎
上場
マザーズ
資本金
125億5020万円
設立
2013年02月