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株式会社 日立製作所
会社概要

日立のノンストップデータベース「HiRDB」とテストデータ管理プラットフォーム「Delphix」連携で、本番データを安全に活用したアプリケーション開発を効率化

基幹システムの本番データを活用する開発プロセスの迅速化と、開発環境のコスト低減を実現

株式会社 日立製作所

図1:本番データを活用したアプリケーション開発への適用例図1:本番データを活用したアプリケーション開発への適用例

 株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、ノンストップデータベース「HiRDB」と米国Delphix Corp.のテストデータ管理プラットフォーム「Delphix」の連携により、基幹システムの本番データを安全に活用したアプリケーション開発の効率化支援を開始します。従来、本番データからテストデータを生成するには、都度、システム管理者がデータの複製とマスキング加工を行なう必要があり、数日かかる場合もありました。今回、HiRDBに格納されている本番データから安全にテストデータを生成できるほか、開発者自身で自由にテストデータの複製が可能となるため、アプリケーション開発プロセスを迅速化します。また、開発者ごとにテスト用データベースを作成しても、必要なストレージ容量とライセンスコストを抑え、開発環境のコストを低減できます。これらを実現するために、日立はHiRDBとDelphixを連携させる「HiRDB Connector for Delphix」を、本日より販売開始します。

 近年、社会環境や顧客ニーズの予測不可能な変化に対応しビジネスチャンスに結びつけるために、企業にはアプリケーション開発の迅速化が求められています。品質の高いアプリケーションを短期間でリリースするためには、本番データと同等のテストデータを活用することが不可欠です。一方で、基幹システムの本番データをアプリケーション開発に利用するためには、機密性に配慮したデータの加工(マスキングなど)も必要となり、この加工には多くの工数がかかります。また、開発生産性を高めるためには、それぞれの開発者が自由に使える開発用データベース環境を用意することが理想ですが、コストの面から準備が難しいなどの課題がありました。

 日立は、オープン環境の国産データベースであるHiRDBを1994年から提供しています。これまで、金融・公共・交通・通信をはじめとした社会インフラを支えるミッションクリティカルシステムに求められる高信頼・高性能の期待に応え続けてきました。さらに、ITモダナイゼーションを推進するため、クラウド環境への移行性向上や、ローコード開発ツールへ対応するなど、進化を続けています。
 今回、基幹システムの本番データを安全に活用して、新たな業務アプリケーション開発に取り組む企業の開発プロセスの迅速化とコスト低減のニーズに対応するため、本番データのマスキング自動化とデータベース仮想化などの機能をもつDelphixとの連携を実現しました。

 今後日立は、専門のエンジニアにより、アプリケーション開発時のテストに十分な品質のデータとなるように、個人情報の特定を避けるデータマスキングのサービスを、金融業界向けから順次提供していく予定です。
 また、日立は、各種データベースを活用したシステム開発や移行などのノウハウを生かし、システムのアジリティと信頼性を両立するモダナイゼーションの支援を通じて、企業の競争力強化に貢献していきます。


  • 特長

1.本番データを安全に活用したアプリケーション開発のプロセスを迅速化
 「HiRDB Connector for Delphix」をDelphixの環境にインストールすることで、HiRDBの本番データをもとにしたマスキング済テストデータの利用や複製が可能となります。
 これにより、システム管理者の手を煩わせることなく、開発者自身が好きなタイミングで、テスト用データベースの起動・停止・初期化・巻き戻しなどが可能となります。また、Delphixに保存したデータソースを仮想コピー(差分管理)で更新可能であるため、複製にかかる時間を短縮でき、開発者の待ち時間を削減できます。

2.開発環境のコストを低減
(1)開発環境に必要なストレージ容量を削減
 Delphixのデータ複製は、仮想コピー(差分管理)であるため、開発者ごとに個別のテスト用データベースを作成しても、ストレージ容量に影響を与えません。これにより、開発環境に必要なストレージ容量を削減し、開発環境のコストを低減できます。

(2)仮想マシン上のHiRDBライセンスコストを抑制
 開発環境はフェーズによって負荷が変化するため、仮想マシンを利用することが一般的です。HiRDBでは、開発者が複数のテスト用データベースを準備する場合でも、仮想マシンが使用するCPUのコア数のみをライセンス対象とするため、テスト用データベースを複数作成しても、仮想マシン上のライセンスコスト*1を抑制できます。
また、開発環境用の仮想マシンは、オンプレミスでもパブリッククラウドでも柔軟に配置可能です。
*1:仮想マシンを構成する物理コア数をライセンス対象にするDB製品の場合、複数のテストデータベースを作成するとライセンスコストが高くなる場合があります。

図2:HiRDBとDelphixの構成例図2:HiRDBとDelphixの構成例

  • 価格と販売開始時期

  • HiRDBについて

 HiRDBは、金融・公共・交通・通信をはじめとしたミッションクリティカルなシステムのデータ管理の要として、社会インフラを支えています。メインフレームで培った高信頼化技術やノウハウを継承し、オープンシステムで進化した純国産のリレーショナルデータベースであり、今年で30周年を迎えました。最新の「HiRDB Version10」では、クラウドへの移行性向上を強化しています。アプリケーション開発コスト低減、およびデータ利活用の推進を図るため、他社の製品との連携も推進しています。

               
ノンストップデータベース HiRDBのWebサイト
URL:https://www.hitachi.co.jp/hirdb/


  • Delphixについて

 Delphixはテストデータ管理のリーディング製品です。企業はアプリケーション開発における「開発期間の短縮」と「データセキュリティ」の両立に苦慮していますが、Delphix の適用によってデータのセキュリティ対策を自動化し、テストデータを迅速に開発者に展開し、アプリケーション開発サイクルを短縮することが可能になります。Fortune 100 の3割以上の企業がDelphix によってアプリケーション開発を劇的に変革しています。
URL:https://www.delphix.com/ja/


  • 商標注記

・記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。


  • お問い合わせ先

株式会社日立製作所 クラウドサービスプラットフォームビジネスユニット
マネージド&プラットフォームサービス事業部
お問い合わせフォーム:https://www.hitachi.co.jp/it-pf/inq/NR/

以上

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位置情報
東京都港区本社・支社東京都品川区本社・支社
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https://www.hitachi.co.jp/
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会社概要

株式会社 日立製作所

39フォロワー

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号
-
代表者名
小島 啓二
上場
東証1部
資本金
-
設立
1920年02月