東急不動産ホールディングスグループのリソースを活用し渋谷区の小学校に環境学習プログラムを実施
~渋谷区教育委員会と連携、環境先進企業として探究学習を支援~
東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:西川 弘典、以下「当社」)は、2024年度から渋谷区内の公立小中学校において本格化される、探究「シブヤ未来科」の授業の一環として、環境学習プログラムを実施しておりますのでお知らせいたします。今年度は、加計塚小学校(渋谷区恵比寿)、猿楽小学校(渋谷区代官山)、笹塚小学校(渋谷区笹塚)にてプログラムを実施し、今後も渋谷区内の公立小中学校に対し継続した支援を行う予定です。
本取り組みを通じ、渋谷区が目指す「グローバル社会で活躍する自律した学習者」の育成を支援すると共に、当社が環境先進企業として、未来世代が環境課題を認識、持続可能な社会実現のための行動につなげる機会となることを目指してまいります。
■楽しみながら、社会のしくみや都市の自然について学ぶ体感型プログラム
シブヤ未来科の授業の一環として、当社の環境取り組みを行う施設やものづくりのノウハウなどのリソースを活用し、今年度は以下2件の環境学習プログラムを実施しました。
1.社会体験カリキュラム「こども社会体験科しくみ~な」 実施:渋谷区立 加計塚小学校・笹塚小学校
「こども社会体験科しくみ~な(以下、「しくみ~な」)」は、フィンランドの学校教育コンテンツ「ユティスキュラ」から着想を得て、株式会社日本総合研究所(以下、「日本総研」)がオリジナルで作成したプログラムです。
本プログラムは学内授業と体験施設での活動の両輪で構成され、体験施設では子どもたちはそれぞれ異なる仕事に就き、ロールプレイを通じて社会・経済・仕事の仕組みを主体的に学びます。子どもたちが体験する職業は、実際の地域に存在する企業や公的機関の仕事がベースとなります。
当社は、環境先進マンション「BRANZ」の事業に関わる、土地買収・マンション企画・広報の業務のプログラムを提供し、日本総研と共に、6月から9月の期間に計6回を実施いたしました。
2.地球ひとつで暮らすワークショップ 実施:渋谷区立猿楽小学校
「TENOHA代官山」(東京都渋谷区)は、「職・住・遊近接の新しいライフスタイル」を提供する、東急不動産(株)が開発した「Forestgate Daikanyama」内にあり、サーキュラーエコノミーをテーマとしたイベントスペースとカフェの複合施設です。
当社は、一般社団法人SWiTCHと共同で、猿楽小学校4年生を対象に、「TENOHA代官山」を学習題材とした、「地球ひとつで暮らすワークショップ」を開催しました。環境学習のテーマは「脱炭素」「資源循環」「生物多様性」とし、子どもたちは、学校に近接する「TENOHA代官山」でテーマに沿った実際の取り組みを見学し、学校では座学のグループワークで自分たちが取り組むサステナブルアクションを考えました。
ワークショップは6月から9月の期間に3回実施。学習を通じて子どもたちが感じたこと・考えたことはメッセージとして、「TENOHA代官山」に期間限定で一般公開されます。
当社は、「シブヤ未来科」の授業への参加を通じて、渋谷区が目指す「グローバル社会で活躍する自律した学習者」の育成を支援するとともに、当社グループの環境取り組みを題材に、未来世代である子どもたちが自分ごととして環境問題に関心を持ち、アクションにつなげるきっかけとなることを目指しています。
本環境教育プログラムは、多様なステークホルダーと共に取り組む東急不動産ホールディングスグループのアクション「緑をつなぐプロジェクト」の一環として実施されます。
■全国初の革新的プログラム、探究「シブヤ未来科」
渋谷区では、「グローバル社会で活躍する自律した学習者」の育成を目指し、2024年度より探究「シブヤ未来科」を本格実施しました。これは文部科学省の「授業時数特例校制度」を利用し、従来の総合的な学習の時間を、約2倍に拡大するもので、月曜日から金曜日の午後の授業を中心に割り当てられます。
ここでは、「自ら考え判断して学び続ける自己調整力」「多様な仲間と協働して新たな価値を生み出す想像力」「自分が思い描く未来を実現する挑戦力」の3つの能力を育むことを目的としています。
シブヤ未来科では、自ら問いを立て他者と協働的に課題を解決したりといった探究的な学びに注力するほか、学校内にとどまらず地域・企業・専門家等と協力しながら街全体をフィールドとして活動します。
【渋谷区教育委員会 指導主事 柳田 俊氏からのコメント】
今回の3校での取組は、子どもたちの探究の学びにおいて非常に価値のあるものであり、探究「シブヤ未来科」における企業と学校の連携の、とても素晴らしい好事例に
なりました。子どもたちは、企業ならでは特色を生かしたホンモノ体験を通じて、社会課題に対する自分なりの問いをもったり、自分と社会との繋がりを自覚し「地域や社会のためにアクションを起こしたい!」という意欲を高めたりすることができました。これらのプロジェクトを通じて子どもたちに実社会での学びの場を提供し、彼らの成長を支援してくださった東急不動産ホールディングス、SWiTCHはじめ関係者の皆様に感謝を申し上げます。
今後、更に連携が強化・深化し、子どもたちが実社会での経験を積む機会が増え、問題解決能力や創造力が養われること、地域全体の教育環境が更に向上することを期待しています。子どもたち、先生たち、地域や企業が一緒になって、「未来の学校」をつくっていきましょう!
【一般社団法人SWiTCH代表理事 佐座マナ氏からのコメント】
世界中の人が日本人と同じような生活をすると、地球が2.9個必要だと言われています。地球は一つですから、暮らし方を変えることが必要です。
サステナブルなアイデアの詰まったTENOHAは、未来の主人公となる子供たちが、地球一つで暮らすための事例を体験を通して学べる絶好の場です。
今回、TENOHAを見学した子供たちがスゴイ!と感じたネイチャーポジティブの取り組みをタペストリーにし店内で紹介しました。それを見たお客様からさまざまなコメントが寄せられ、世代をこえた交流が生まれ、サステナブルの輪が代官山から広がっています。
■多様なステークホルダーと共に取り組む、「緑をつなぐプロジェクト」
「緑をつなぐプロジェクト」は、東急不動産ホールディングスグループの環境ビジョン「都市と自然をつなぐ。ひとと未来をつなぐ。」を、多様なステークホルダーと共に具現化する取り組みです。
「まもる」「くらす」「まなぶ」の3つをテーマに取り組みを実施しており、お客様とともに森を守る森林保全活動である「まもる」、緑のある都市生活を提案する緑化活動である「くらす」、そして「まなぶ」では緑あふれる地球を未来につなげていくため、調査・研究から教育・啓蒙活動まで緑にかかわる幅広い活動を展開しております。今回の小学校の授業における取り組みは「まなぶ」の一環となります。
■東急不動産ホールディングスグループの⻑期ビジョン「GROUP VISION 2030」と環境経営
東急不動産ホールディングスグループは、2021 年に長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を発表、スローガン「WE ARE GREEN」 は、多様なグリーンの力で私たちのありたい姿の実現を表現しています。全社方針となる「環境経営」では、脱炭素社会、循環型社会、生物多様性を重点課題と位置づけています。当社は、 1998 年に環境ビジョン(旧環境理念)を制定するなど、早くから環境経営を進めております。
特に気候変動に 対しては、大規模展開する再エネ事業の推進のほか、2019 年には TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォ ース)に基づく開示、SBT1.5℃目標の設定、2023 年には「脱炭素社会への移行計画」の策定・開示、GHG スコープ 3 算定精度向上・削減に向けたサプライチェーン上流での算定の推進など、RE100 以外の脱炭素取組みも進めています。
東急不動産ホールディングス「GROUP VISION 2030」
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/group-vision-2030/
東急不動産ホールディングス「中期経営計画 2025」
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/ir/mgtpolicy/mid-term-plan
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