200名を超える企業担当・報道関係者が参加! 大阪では初めてとなる「アシストスーツサミット in Osaka」を開催

~「アシストスーツ協会」一般社団法人化を記念~

日本シグマックス株式会社

日本生まれのサポーター専業ブランド「MEDIAID(メディエイド)」を展開する、日本シグマックス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木洋輔)は、アシストスーツの啓発活動を行う一般社団法人「アシストスーツ協会」に加盟しています。今回、アシストスーツ協会主催のもと、大阪では初めてとなるアシストスーツ展示体験会「アシストスーツサミットin Osaka」を、2023年9月5日(火)にグランフロント大阪 うめきたSHIPホールにて開催いたしました。

 当日は、10:30~16:00の間、アシストスーツ協会加盟8社のアシストスーツ展示体験会を実施。製造業を中心に様々な業界の企業担当者や、テレビ局・新聞などの報道関係者も出席し、200名を超える方々にご来場いただきました。

 会の途中では、アシストスーツ導入支援を行う理学療法士・逢坂大輔氏の講演や、アシストスーツ協会代表理事の飯田成晃氏から一般社団法人化の記念のご挨拶、産業保健師・導入企業・アシストスーツメーカーによるパネルディスカッションを行いました。

▲記者会見での様子▲記者会見での様子


  • 「すべての人が社会の中のアスリートであり、作業者のコンディションを整えることが必要」 理学療法士の講演内容

▲理学療法士・作業療法士:逢坂大輔 (おうさかだいすけ 株式会社シーエフロボタス 代表取締役)▲理学療法士・作業療法士:逢坂大輔 (おうさかだいすけ 株式会社シーエフロボタス 代表取締役)

 公演は「アシストスーツ導入のポイント」と題し、理学療法士・作業管理士の逢坂大輔氏が登壇。労働災害の現状や予防・対策方法、アシストスーツの選び方のポイントなどをお話いただきました。


 仕事に起因するケガ・事故である労働災害ですが、厚生労働省によると、令和4年度の休業4日以上の死傷者数は、132,335人であり、前年から1.4%増加しています。そのうち、最も多く発生している「転倒」は高年齢労働者・女性に多く、「動作の反動、無理な動作による発生」は、若年から高齢の労働者まで広く発生している特徴があります。

 現場での労働災害の減少のために、柔軟性や筋力、バランステスト等の実施を通して、「作業者の身体的コンディション」を整え、下記のような作業者の現状に合わせた改善策を知っておくことが大切です。

・重いものを持つことが苦手な人は、持ち上げ時の正しい姿勢を習得

・腰や太もも裏、股関節など、身体が固い人は、柔軟性を獲得

・脚力や腕力の乏しい人は、筋力をアップ



 また、アシストスーツは作業負荷の軽減筋骨格系障害のリスクの低減疲れにくく作業がはかどるといった効果が期待できます。そのため、特に持ち上げ作業や中腰での作業、上向き作業、立ちっぱなしの作業では、労働安全衛生の観点から積極的に活用していきましょう。


  • アシストスーツ協会代表 「『やさしい世界』を創っていきたい」

 講演後、アシストスーツ協会代表理事の飯田成晃氏より一般社団法人化を記念し、ご挨拶がありました。

▲代表理事:飯田成晃(いいだなるあき  アルケリス株式会社 取締役COO)▲代表理事:飯田成晃(いいだなるあき  アルケリス株式会社 取締役COO)

 アシストスーツ協会を立ち上げるにあたり、なぜアシストスーツにコミットするようになったのかを考えていました。そのルーツは「仮面ライダー」「スーパー戦隊」です。私自身「優しい世界になってほしい」ということを常々考えていました。ただ、どこかで「誰かがやってくれたらいいな」と受身に思うところもありました。しかし、アシストスーツと出会い、「これならば『優しい世界を自分たちの手で創っていく事ができる』」と衝撃を受けました。


  ですが、アシストスーツはまだまだ知られていないというのが現状です。まずはアシストスーツを知ってもらい、正しく理解してもらうこと、体験していただくことによって、「アシストスーツってこんなに素晴らしいんだ」「これがあれば労働環境を変えられるよね」と思っていただきたいですし、「生活に密着したもの」として使ってもらいたい。そういった想いから、各アシストスーツメーカーにお声がけし、アシストスーツ協会が発足しました。


今、アシストスーツ業界は右肩上がりであり、まだまだ伸びしろのある市場でもあります。

 今回のサミットを通して、アシストスーツをより多くの方に知っていただき、「アシストスーツが素晴らしいものである」ということを体感いただきたいと思います。


  • 職場における疲労削減の取り組みに向けた考え方、アシストスーツやその他ツールの導入についてディスカッション

 午後は、「職場における疲労削減の取組を考える」と題し、パネルディスカッションを開催しました。アシストスーツユーザーであるトヨタ車体株式会社 いなべ工場 塗装課の藤塚克行様と、産業保健師で株式会社トラストチャーム代表の藤吉奈央子様、アシストスーツメーカーのアルケリス株式会社 代表取締役CEOの藤澤秀行様が登壇。

 トヨタ車体いなべ工場では、2023年よりアルケリス株式会社の「アルケリス」、株式会社ダイドーの「TASK AR」を使用しています。

▲左から、トヨタ車体いなべ工場の藤塚様、トラストチャーム代表の藤吉様、 アルケリス代表取締役CEOの藤澤様▲左から、トヨタ車体いなべ工場の藤塚様、トラストチャーム代表の藤吉様、 アルケリス代表取締役CEOの藤澤様

 産業保健師として活動されている藤吉様は、「安全で安心して働き続ける環境作りをするために、まず幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態である『Well-being』という環境を作り出すことが重要であり、幸福感が職場でのパフォーマンス向上に繋がります。また、職場へ出社しているものの、パフォーマンスがうまく発揮できていないプレゼンティズムの状態は企業の生産性を低下させると言われています。企業はこのプレゼンティズムの改善策を考えていくことが重要です」と、2つのポイントについてお話いただきました。

 これに対し藤澤様は、「作業負荷の軽減等の効果が期待できるアシストスーツは、プレゼンティズムの課題解決が可能ではないか」と話されていました。

 

 企業でのアシストスーツ導入の取り組みについて、藤塚様は「アシストスーツの導入の際に一番重要なのは使ってみることで、それを正しく評価し、課題を明確にしていくことだと思います。まず、導入検討をしている現場で、負担の軽減効果、安全性、作業性、脱着性などを5段階で評価します。そのうえで現場から『この点を改善できれば導入できそう』といった声を吸い上げて1つ1つ課題を解決していくことを大切にしています。」とお話がありました。


 最後に、アシストスーツ関連企業に期待することとして、藤塚様からは「工場の工程には数多くあり、高齢者や女性社員もいて一者一様であるので、一人ひとりの動作に合ったアシストスーツがあってほしい。また、使う側と作る側が意見を交わしながらアシストスーツを創り上げていけばより良い製品ができるのではないか」とのご意見を頂きました。藤吉様からは「会社で働くうえで大切なのは『やりがい』や『安心・安全』。そういったものをより増進するには、アシストスーツをはじめとするツールに頼るべきであるし、その効果に期待をしている。また、企業側は1人に1台のアシストスーツを準備できれば、安心・安全性が高められるのではないか」とのご意見をいただきました。


 アシストスーツ各社はさらなる利便性向上に向けて努めてまいります。

 ※アシストスーツ協会:https://assist-suit.org/


  • 「アシストスーツサミット In Osaka」開催概要

日程:9月5日(火)10:30~16:00 

場所:グランフロント大阪 うめきたSHIPホール(大阪市北区大深町4-1)

主催:一般社団法人アシストスーツ協会

イベント詳細ページhttps://assist-suit.org/summit202309


【アシストスーツサミット参画企業および出展製品(あいうえお順)】

・アルケリス株式会社(アルケリス) https://www.archelis.com/ 

長時間の手術=立ち仕事での身体的負担からくるパフォーマンスの低下を感じていた医師からの相談を受けて開発をスタート。製品名であり社名である「アルケリス」は「歩けるイス」に由来。立ちながらにして座れる「アルケリス」は医療現場をはじめ様々な工場などでも幅広く展開中。


・株式会社イノフィス(マッスルスーツシリーズ) https://innophys.jp/ 

中腰姿勢を保つ、人や重い物を持ち上げるなどの作業時に腰の負担を低減するアシストスーツ。最大27kgfの補助⼒、重量は4.3kgと軽量。電力を使用せず、圧縮空気を使用した人工筋肉が補助力を発揮するため、製造・農業・介護・物流・建設などの作業現場にご利用いただけます。2021年4月末現在、マッスルスーツ®はシリーズ累計出荷台数20,000台を突破。人工筋肉を使用した外骨格型アシストスーツでは世界一(※当社調べ)の出荷台数を誇ります。


・株式会社加地(レイボ) http://www.laevo.jp

 レイボのコンセプトは、力の創生ではなく自らの力を再利用し、無駄なく使うこと。これにより、前屈姿勢作業時の肩や腰などにかかる負担を軽減します。オランダのレイボ(LAEVO B.V. CEO Rogier Barents)のアジア地域の総代理店としてアシスト装具(エクソスケルトン)“レイボ” を取り扱っております。また、レイボのパッドには株式会社加地が独自開発した素材である“EXGEL(エクスジェル)”が搭載されており、レイボの装着感の向上に役立てられています。



・株式会社菊池製作所(楽ウェア) http://www.kikuchiseisakusho.co.jp/

ゴムを利用した電力を使用しないアシストスーツ。背中のゴムバンドと幅の広いパッドで肩と脚、臀部をしっかりホールドすることで前傾姿勢を安定させ、前傾姿勢の作業時、重量物の上げ下げの作業時に腰の負担を軽減できます。脱着、調整方法も簡単なため、様々な作業で使用可能。


・倉敷紡績株式会社(CBW) https://kurabo-uniform.com/sales/cbw/

CBWはユニフォームと一体型のアシストスーツです。着用したまま簡単にON/OFFの切り替えができます。腰部サポーターにより腰椎をしっかり支え、パンツ内のサポート構造で、持ち上げ作業をサポートします。また、サポートベストで背中を安定させ、前傾姿勢での腰への負担を軽くします。


・株式会社ダイドー(TASK AR)https://daydo.jp/ 

バネやダンパーを使用した、電力を使用しない独自の設計技術を応用したTASKシリーズ。軽量・コンパクトな上腕を支えるアシストスーツで、上向き作業用アシストスーツの分野で業界をリードしています。農業や建築現場等で活躍中。


・ダイヤ工業株式会社(DARWING Hakobelude)  https://www.daiyak.co.jp/work/index.html

 電力不要!わずか800g!「高反発ゴム」と「人工筋肉」が「腰」をアシスト。

労働現場からあがる多くの声「より軽く、より簡単に、より強く」を実現するため、医療用品メーカーとしてサポーター製造販売で培ったノウハウと、独自の人工筋肉を組み合わせて生まれたアシストスーツです。


・日本シグマックス株式会社(メディエイド アシストギア 腰ユニット)

https://mediaid.sigmax.co.jp/special/workerscare/

医療分野で培った技術で人の活動を支え・助けるメディエイドブランドから、機能性と快適性を併せ持ったアシストスーツが登場。軽量、着脱簡単、洗濯可能な使いやすい仕様で、作業時の中腰姿勢をサポートします。


【アシストスーツ協会 概要】

団体名:アシストスーツ協会

団体種別:一般社団法人

設立:2023年7月7日

ホームページ:https://assist-suit.org

所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目12番4号N&E BLD.6F


【一般社団法人アシストスーツ協会に関するお問い合わせ先】

アシストスーツ協会 事務局 近藤(株式会社ダイドー)、岩谷(アルケリス株式会社)

 メールアドレス:info@assist-suit.org

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

日本シグマックス株式会社

16フォロワー

RSS
URL
https://www.sigmax.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル7F(総合受付8F)
電話番号
-
代表者名
鈴木洋輔
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
1973年06月