電通総研とテックタッチ、信越化学工業の人事システムにAI型DAP「テックタッチ」を導入
- 年末調整の業務負荷を削減し、従業員満足度90%を実現 -
テクノロジーで企業と社会の進化を実現する株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久、以下「電通総研」)とテックタッチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:井無田 仲、以下「テックタッチ」)は、信越化学工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:斉藤 恭彦、以下「信越化学工業」)の統合HCMソリューション「POSITIVE」にAI型次世代DAP(Digital Adoption Platform)※「テックタッチ」を導入したことをお知らせします。
本システムは、信越化学工業の全従業員を対象に2024年12月より稼働を開始しています。

■ 背景
信越化学工業では、人的資本経営の推進を重要な経営戦略として掲げ、従業員一人ひとりの能力開発と働きがいの向上を通じた持続可能な企業価値の創出を目指しています。この取り組みの一環として、人事領域におけるDXの加速と業務効率化を推進しています。
しかし、年末調整や扶養家族の変更などの人事手続きでは、従業員からの問い合わせ対応や入力ミスの修正が人事部門の大きな負担となっていました。また、従業員にとっても、手続きを行う際の専門用語が難しく、年に数回のみ行う一部の申請作業が負担になっていました。
こうした人事部門と従業員双方の課題を解決するため、信越化学工業はシステムのUX向上を検討し、20年以上にわたり「POSITIVE」の導入・保守を支援してきた電通総研の提案により、操作ガイドをノーコードで作成・実装が可能な「テックタッチ」の導入を決定しました。
■ 「テックタッチ」採用のポイントと導入効果
1. ノーコード設定による自律的な業務改善
人事部門が直感的操作でノーコード設定を実行できるため、IT部門に依頼することなく柔軟にカスタマイズすることが可能です。また問い合わせの多い内容や頻出ミスに対して、迅速にガイダンスの追加・修正が可能なため、継続的な業務改善サイクルを自律的に行うことができます。これにより、従業員からの改善要望に素早く対応し、システム満足度の向上を実現します。
2. 「テックタッチテンプレート for POSITIVE」の活用により導入プロセスを効率化
電通総研が提供する「テックタッチテンプレート for POSITIVE」 により、契約からリリースまで約3ヶ月での導入を実現し、導入負荷を削減しました。特に年末調整業務においては、つまずきやすい操作に対する定型ガイドを網羅した約100種類のテンプレートを活用し、トライアル段階から導入後のイメージの具体化と効果検証を効率的に進めました。
3. 導入後の年末調整業務では従業員の75%が負荷軽減を実感
導入後のアンケート調査では、年末調整業務において従業員の75%が操作時間と業務負荷の削減を実感し、一般届出申請でも従業員の68%が同様の効果を実感していることが明らかになりました。また「安心して申請できるようになった」との声も多く寄せられ、従業員の90%が本取り組みを高く評価する結果となりました。
■ 今後の展開
電通総研とテックタッチは、今後も「テックタッチテンプレート for POSITIVE」の機能強化やデータ分析、導入工程の効率化等、「POSITIVE」の利活用の促進等を通じて、企業のDX推進に貢献します。
※ ユーザーがデジタルツールやソフトウエアを効果的に使用できるよう支援するテクノロジー
<ご参考資料>
・「POSITIVE」について https://hr.dentsusoken.com/product/positive/
「POSITIVE」は、高度なグループ人材管理を実現する統合 HCMソリューションで、グローバルやグループでの戦略的人材マネジメントを支援します。基幹人事システムの主要機能である人事・給与・就業管理やワークフローに加え、タレントマネジメントやモバイル対応など広範な機能を網羅した大手・中堅企業向けパッケージで、人事シェアードサービスの基盤システムにも多く採用されています。「POSITIVE」を中核とする電通総研の HCM ソリューションは、様々な規模・業種の企業に高く評価され、3,000社以上もの導入実績を積み重ねています。
2024年12月25日
電通総研の統合HCMソリューション「POSITIVE(ポジティブ)」、 あいおいニッセイ同和損保の人事・給与システムとして採用
https://www.dentsusoken.com/news/release/2024/1225.html
2024年9月25日
電通総研、統合HCMソリューションの最新版「POSITIVE(ポジティブ) Ver.7.1」をリリース
https://www.dentsusoken.com/news/topics/2024/0925.html
■テックタッチ株式会社について https://techtouch.jp/
テックタッチ株式会社は、AI型デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を提供、国内シェアNo.1を誇ります。800万人超に利用され、大手企業や官公庁などに多数導入。また、定性データを高精度で分析する「AI Central Voice」も提供開始。ユーザーのシステムやAI活用支援により、テクノロジーを通じて企業のポテンシャルを最大限に引き出せるよう、あらゆる業界を支援します。
■電通総研について https://www.dentsusoken.com
電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンの下、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能の連携により、企業・官庁・自治体や生活者を含めた「社会」全体と真摯に向き合い、課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。
テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進し、これからも人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新しい価値を創出し続けます。
* 電通国際情報サービス(ISID)は、電通総研へ社名を変更しました。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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