新しい技術でごみを出さないアリーナを実現! 東洋製罐グループとサステナブルパッケージパートナー契約締結 <2025年秋開業 新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」>

アルバルク東京

トヨタアルバルク東京株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:林 邦彦、以下アルバルク東京)は、東洋製罐グループホールディングス株式会社(代表取締役社長:大塚一男 本社:東京都品川区)とサステナブルパッケージパートナー契約を締結しました。

                                      
2025年秋に開業する「TOYOTA ARENA TOKYO」にて、アリーナ内で利用する飲料・食品用の容器やリサイクルステーションのプロデュースを行っていただき、“ごみを出さないアリーナ”を実現すべくリサイクルを推進します。「TOYOTA ARENA TOKYO」のテーマの1つである「サステナビリティ」に配慮し、より一層ファンや地域社会に支持されるアリーナを目指します。

アルバルク東京 代表取締役社長 林邦彦、東洋製罐グループホールディングス 代表取締役社長 大塚一男さま

■新アリーナでの取り組み

今秋開業する「TOYOTA ARENA TOKYO」では、東洋製罐グループの連結子会社である東罐興業にて新開発した「FF(Film Formingの略)カップ」が世界で初めて正式採用されます。従来の紙コップや食品用紙カップは、内面を保護するためにポリエチレンの薄い膜を原紙に貼り合わせてから成型をしますが、本製品は原紙をカップ状に成型した後に内面にポリエチレンのフィルムを圧着するため、汁物や油物などの内容物が原紙に浸透しにくく、さまざまな食品に対応可能です。さらに、貼り合わせの条件を調整することで、食べ終わった後にフィルムをはがすことが可能です。そのため、内面の汚れなどの理由で産業廃棄物として焼却されたり、ダンボール等にしかリサイクルできなかった従来の食品用紙カップと違い、本製品はまた紙コップの原料として水平リサイクルできます。

また、リサイクルステーションについては、企画・設計デザインまで共同でプロデュースしています。

ゴミの混在がリサイクルを行う上での一番の課題であるため、統一包材での提供、来場者の方が捨てやすく、回収業者も回収しやすいゴミ箱のデザイン・設計、回収後のリサイクル方法など、包材購入→提供→回収→リサイクルまで協議を重ね、リサイクルステーションの計画を進めています。

■FFカップの実証実験について

2025年2月1日,2日の琉球ゴールデンキングス戦を開催した代々木第一体育館にて、FFカップの実証実験が実施されました。480個の提供数に対して171個のカップが回収され、35.6%の回収率となりました。本実証実験により、内側のフィルムを分別することで食品用途の紙カップでもリサイクルが可能な紙資源として利用できることが確認されています。


この結果を受け、2025年4月5日,6日に開催した千葉ジェッツ戦では、同じく代々木第一体育館にてFFカップの提供数を1,040個に、回収場所も1か所から3か所に増やして検証を行いました。結果、425個のカップが回収され40.9%の回収率となりました。

■目指すは「CUP to CUP(紙コップの水平リサイクル)」

東洋製罐グループでは、紙コップの洗浄や回収を推進し、紙コップを水平リサイクルできる社会を実現するために、さまざまな取り組みをされています。東洋製罐グループとアルバルク東京では、これまでアリーナに来場されたファンの皆さまに、ご自身でカップ洗浄機「Re-CUP WASHER」を使って洗浄・分別回収いただき、その紙コップを利用して再生紙コップを製造しました。消費者自らが洗浄・回収した紙コップが再生紙コップとして生まれ変わるのは、国内初の取り組みとなります。この再生紙コップは、FFカップの回収実験の参加者やアンケートに回答いただいた方にノベルティとして配布しました。

消費者自身が洗浄・回収した紙コップの一部を原料とした再生紙コップ

 

■SDGsパートナー「東洋製罐グループ」との取り組みの歩み

東洋製罐グループとは2022-23シーズンよりSDGsパートナー契約を締結し、リサイクル可能な飲料用アルミカップや、紙コップを資源として循環させるための「Re-CUP WASHER」を、ホームゲーム会場へ導入し、持続可能なアリーナ運営を目指して様々な検証をともに進めてきました。アリーナにおける紙コップの回収率は年々増加し、アリーナ内での紙コップのリサイクルに関する認知度も向上しています。2024-25シーズンからは食品用紙カップの回収実験も実施しています。

<2022-23シーズン取り組み>

・Re-CUPプロジェクト発足

30試合すべてのホームゲームに「Re-CUP WASHER」を導入し、紙コップの洗浄・回収を行いました。

※参考:2022-23シーズン Re-CUPプロジェクト始動(https://www.alvark-tokyo.jp/news/detail/id=17227

・“ルークDAYイベント" ルークのおうち&キャップゲーム“キャプテンBOX”実施

組立式段ボールテント“DAN DAN DOME”でつくる『ルークのおうち』と、ゲームを通じて楽しんでゴミの分別回収を行える『キャプテンBOX』を、全5試合のホームゲームで設置しました。

※参考:ルークのおうち&キャップゲーム“キャプテンBOX”実施!(https://www.alvark-tokyo.jp/news/detail/id=17687

・「WE STORIES」パートナーインタビュー実施 (https://www.alvark-tokyo.jp/news/detail/id=17981)

東洋製罐グループ担当者の三木さまにインタビューさせていただきました。

<2023-24シーズン取り組み>

・Re-CUPプロジェクトの継続実施

30試合すべてのホームゲームに「Re-CUP WASHER」を導入し、紙コップの洗浄・回収を行いました。

・タイムアウト時イベント「カンパイCAM」の実施

試合中のタイムアウト時に、コート上のビジョンを使用して、来場者が乾杯を楽しめるイベントを実施。注目度が高い状態で「Re-CUP WACHER」の告知をし、より多くの方に知ってもらう取り組みとして行いました。

<2024-25シーズン取り組み>

・Re-CUPプロジェクトの継続実施と発展

30試合すべてのホームゲームに「Re-CUP WASHER」を導入し、紙コップの洗浄・回収を行います。

プラスチック製ドリンクカップ、フード用カップも洗浄回収を始めました。

Re-CUP広報大使に平岩玄選手が就任。ノベルティ用の再生紙コップのイラストにも起用されています。
※参考:2024-25シーズン Re-CUPプロジェクトの取り組み(https://www.alvark-tokyo.jp/news/detail/partner/id=19565

・タイムアウト時イベント「カンパイCAM」の実施

試合中のタイムアウト時に、コート上のビジョンを使用して、来場者が乾杯を楽しめるイベントを実施。注目度が高い状態で「Re-CUP WACHER」の告知をし、より多くの方に知ってもらう取り組みとして行いました。

・Re-CUPキッズ

4月5日(土),6日(日)のホームゲームでは、事前募集で参加した子どもたちが来場者に「Re-CUP WACHER」の使用方法を伝え、飲食包材の分別方法や廃棄方法を案内し、子どもたちにも知ってもらうきっかけにしてもらうイベントを行いました。

・「FF(Film Forming)カップ」実証実験

2月1日(土),2日(日), 4月5日(土),6日(日)のホームゲームで、実証実験を行いました。

■東洋製罐グループホールディングス株式会社 代表取締役社長 大塚一男 様 コメント

包装容器は生活に必要なインフラですが、使い終わるとごみになります。東洋製罐グループは使用済みの容器をごみではなく“資源”だと捉えています。製品が生まれ、使われ、捨てられ、再生する全てのプロセスの中で、わたしたちは日々、品質と技術を進化させ、提供する必要があります。アリーナで利用する紙コップも大切な資源です。2025年秋開業のTOYOTA ARENA TOKYOにおいても、アルバルク東京様と一緒にRe-CUPプロジェクトを推進することで、多くの方の意識と行動変容につながると確信しております。

■トヨタアルバルク東京株式会社 代表取締役社長 林邦彦 コメント

これまで「ALVARK Will」として社会的責任活動に取り組んでおり、2025年秋開業のTOYOTA ARENA TOKYOにおきましても「サステナビリティ」は重点テーマの一つとして掲げています。

2022-23シーズンよりご支援いただいております東洋製罐グループホールディングス株式会社様と共に更なるリサイクルを促進し、会場で発生する廃棄物の全量リサイクルを目指してまいります。また、包材の市場シェアが高い東洋製罐グループホールディングス様と継続的に行っているリサイクルの取組みを通じて、来場者の方々のリサイクルに対する意識が日を追うごとに向上してきていることを実感しており、更なるサステナブルな取り組みを推し進め、TOYOTA ARENA TOKYOからリサイクルへの取り組み意識の向上と、新たな資源循環社会への実現に向けて尽力してまいります。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.alvark-tokyo.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区後楽1-4-18
電話番号
03-5800-7571
代表者名
林邦彦
上場
-
資本金
-
設立
2016年06月