「AIドリブンカンパニー」を目指すホットリンク、生成AI活用に関する社内調査第5回の結果を発表
〜活用推進から1年あまり。AIは約74%の社員にとって「毎日使う」ツールに~
SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役:檜野安弘、以下ホットリンク)は、生成AIツールの活用状況について、2025年4月度の社内調査を実施しました。本プレスリリースでは、当社における業務でのAI活用実態とあわせて、AIを日常的に使う組織づくりに向けた取り組みをご紹介します。
1. AI活用の全体像と今回の調査位置づけ
ホットリンクでは、生成AIの進化が企業活動やサービス構造そのものを変えるという前提のもと、業務へのAI活用を段階的に進めてきました。SNSマーケティング支援をはじめとする既存サービスにおいても、AIを取り入れることで業務の効率化や高度化が進み、社員ひとりひとりの働き方にも変化が生まれつつあります。
こうした変化に対応するため、私たちはAIを「一部の先進ユーザーによる取り組み」から「組織全体での日常的な活用」へと広げることを目指しています。その一環として、日常業務のなかにAIをどう組み込んでいるかを把握する目的で、社内調査を定期的に実施しています。
今回の調査は、2024年4月の初回から数えて5回目にあたります。業務へのAI定着度や活用による効果の実感、活用範囲の広がりなどを継続的に記録し、「組織全体での日常的な活用」というホットリンクの方針に沿って、社内の変化を可視化することを目的としています。
また、ホットリンクではこうした段階的なAI導入を5つのフェーズで整理しており、現在はフェーズ01「業務にAIを組み込む」の段階をおおむね達成。今後は、業務フロー上に最適化されたAIエージェントを設計・導入するフェーズ(フェーズ02)への移行を見据えています(下図参照)。

2. 調査概要
対象:株式会社ホットリンク 社員(正社員・契約社員)
有効回答数:115名
期間:2025年4月8日~4月14日
形式:アンケート
3. 調査結果
(1)業務におけるChatGPTなどのAIサービスの利用頻度

ホットリンクでは、2024年4月から生成AIの導入を進めており、今回の調査でも、AIが日常業務に定着しつつあることを示す結果となりました。
「毎日(週に5回以上)」利用している社員は73.9%で、前回(2025年1月)を大きく上回りました。「週に3~4回」も含めると、週3回以上利用している社員は全体の95%を超えました。
(2)業務におけるChatGPTなどのAIサービスの利用効果

AIの業務活用による効果について尋ねたところ、「ある程度向上している」が52.6%で最多となりました。前回(2025年1月)の65.2%からはやや減少していますが、「大幅に向上した」とする回答は33.3%で、前回の13.0%から大きく増加しています。
(3)ChatGPTなどのAIサービスの導入によって感じている、業務時間の短縮度合い

AI導入によって業務時間がどの程度短縮されたかを尋ねたところ、「ある程度短縮できた」が53.6%で最多となりました。前回(2025年1月)の46.5%から着実に増加しており、AI活用が業務効率に寄与している様子が伺えます。また、「大幅に短縮できた」とする回答も12.8%と、前回(12.3%)とほぼ同水準を維持しています。
(4)AIサービスの業務導入において、ポジティブな効果を感じる面
AI導入によって得られたプラスの変化として、さまざまな具体例が挙げられました。
「Slackでの返信文のトーン調整」「マクロやスクリプトの自動生成」「知らない領域に着手する際の初動支援」「画像生成による表現の幅の広がり」など、活用の幅は着実に広がっています。
また、「発想のきっかけになる」「調べ物の時短につながる」「常に確認できる相手がいるような安心感がある」といった声もあり、効率化にとどまらず、発想支援や心理的なサポートにも広く活用していることが伺えました。
(5)AIサービスの業務導入において、ネガティブな効果を感じる面
ネガティブな意見では、「出力内容の正確性に不安がある」「意図した回答を得るまで試行錯誤が必要」「誤字脱字の見落としがある」といった声が多く見られ、出力品質や調整の手間に関する指摘が目立ちました。
こうしたフェーズの移行においては、社員の意識変化が重要な要素となります。以下は、全社的な取り組みを牽引する執行役員・大野俊太郎のコメントです。
4. AI活用を推進する執行役員 経営企画担当・大野俊太郎のコメント

執行役員 経営企画担当・大野俊太郎
全社で本格的な導入推進をはじめて1年、利用率からも分かるように、社内でのAI利用は当たり前の状態になりました。社員同士のコミュニケーションも「AIを使いましょう」ではなく「AIで何をやるか」が主題になっており、さらに、AIを使っていかに高品質化するか、効率化するかという目的軸に移り変わっていることを感じます。全社方針も、AIによる部分的な解決ではなく抜本的な改善へとシフトしています。ひとりひとりの意識の変化と掛け合わせて、今後は業務フロー全体の効率化・高品質化を実現し、非連続的な成長につなげてまいります。
5. ホットリンクのAI活用に関連する記事
AIで実現した、X広告のターゲティング工数を大幅削減&「人間では発見しにくいターゲット」へのリーチ
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作業時間40%減! SNSコンサルタントと開発メンバーで実現したGPTs「投稿作成bot」とは
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株式会社ホットリンクについて(証券コード:3680 東証グロース)
日米で事業を展開するホットリンクグループのコア企業。SNSへの投稿など、生活者の声の投影であるソーシャルビッグデータを分析し、企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においても、データ分析・活用力を活かしインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。
設立日:2000年6月26日
代表者:代表取締役グループCEO 檜野安弘
本社所在地:東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階
事業内容:SNSマーケティング支援
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