ホットリンク、2025年の母の日に関するX(旧Twitter)の投稿を調査
〜2025年5月11日は「母の日」を含むクチコミが約17.6万件投稿~
SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役:檜野安弘、以下ホットリンク)は、Meltwater Japan株式会社(所在地:東京都渋谷区、執行役員社長:赤田将之、以下Meltwater)のソーシャルメディア分析ツールを活用し、X(旧Twitter)に投稿された母の日に関する投稿を調査しました。
※本調査では、リポストや返信なども含めた全ての投稿を「言及数」、リポストや返信を除いたオーガニック投稿を「UGC数」と表します。Meltwater社のツールを活用することで、引用元にキーワードを含む投稿も「言及数」として収集できるようになりました。
1. 「母の日」を含む投稿数の比較
2025年と2024年の母の日における「母の日」を含む言及数・UGC数を調査しました。

「母の日」を含む母の日当日の言及数は約109万件で、2024年よりも約9.8%増加しています。一方、当日のUGC数は約17.6万件で、2024年と比較して2.4%減少しました。また、直近1ヵ月の期間においても、言及数・UGC数ともに2024年よりも減少しました。
2. 「母の日」を含むUGC数の推移
2025年の「母の日」を含むUGC数の推移を調査しました。
■2025年1月1日~4月30日における「母の日」を含むUGC数の推移

(対象メディア:X 抽出キーワード:母の日 抽出期間:2025年1月1日~4月30日)
上記の結果から、「母の日」を含むUGC数は、4月の初旬から少しずつ増え始めていることが分かりました。つまり、消費者は4月に入った時点から母の日を意識し始めていることが伺えます。母の日に関連した施策を行う企業は、ゴールデンウィークや5月に入ってから訴求を始めても遅く、消費者が関心を向け始める4月の初旬から施策を行うべきと言えます。
■2025年5月1日~5月11日における「母の日」を含むUGC数の推移

(対象メディア:X 抽出キーワード:母の日 抽出期間:2025年5月1~11日)
上記の結果から、5月1日~5月11日の期間では、毎日5,000件以上のUGCが出ていることがわかりました。母の日の前日に当たる5月10日は約3.1万件、母の日当日は17.6万件となりました。
3. 「母の日」を含む投稿の傾向
続いて、2025年の母の日当日にXに投稿された「母の日」を含むUGC(175,926件)の傾向を調査しました。投稿の中に多く含まれていたキーワードや絵文字、投稿数の多かったハッシュタグをランキング化したところ、下記の結果となりました。

また、「母の日」は『あげる』側にフォーカスしがちですが、実は『もらう』側となる「母」からのUGCも多いことが分かりました。
■『あげる』の投稿例
・概要:母の日の象徴であるカーネーションや花束を贈り、感謝の言葉を添える投稿。ビジュアルと一緒に想いを伝える傾向が強く見られました。また、『あげる』対象は、子から母、夫から妻、妻から義母など、さまざまな「母」の捉え方があることも伺えました。
・文例:
「今年も無事に母の日にプレゼント渡せてよかった」
「母の日。カーネーションをプレゼントしたら喜んでくれた」
「母の日は色々考えてカーネーションではなく観葉植物にしてみた」
■『もらう』の投稿例
・概要:「母」目線での母の日に関するエピソードが多く投稿されました。カーネーションやスイーツなどの贈り物に限らず、家族で過ごす時間への喜びや、子の成長に関する投稿も見受けられました。
・文例:
「母の日は子供達から手作りの花束もらった」
「しっかり勉強している子供たち。これが、私にとって一番嬉しい母の日のプレゼント」
「お嫁さんからの母の日のプレゼント!今年もありがとう」
これらの投稿例も参考に、母の日に関連した施策を行う企業は、「“母”に対してほしいものを募るキャンペーン」も有効でしょう。
4. 本調査を担当したホットリンクのアナリスト・辻元気より
定量分析の結果から、前年比でUGC数は減っているものの、依然として大きな影響力を持つモーメントであり、企業にとって取り組む価値は十分にあると考えられます。
また、消費者は4月に入る頃から母の日を意識し始めることがわかりました。母の日に施策を仕掛ける企業は、4月の頭の段階から繰り返し訴求すると、競合とのスタートダッシュに差をつけられるのではないでしょうか。
定性分析から、母の日と一緒に投稿されるキーワードや絵文字から、やはり定番の「カーネーション」や「スイーツ」などが贈り物として王道であることがわかります。
母の日にまつわる施策は「感謝を伝える側」を主語として呼びかけることが一般的になっていますが、「感謝を伝えられる側」となる「母」からのUGCも多く見られました。このような「母の意見」を取り入れたキャンペーンや取り組みなども、また違った切り口として活用できるのではないでしょうか。

辻 元気
株式会社ホットリンク コンサルティング営業本部 コンサルティング推進部
データアナリスト。2018年に入社し、ソーシャルリスニングツールのセールス・カスタマーサクセスに従事。現在はSNSの分析を強みに、大手企業アカウントのコンサルティングを複数社経験。ホットリンク社内の分析スキル向上も推進。分析のなかでも、エンタメ業界のトレンド分析が得意。MarkeZineにて、「ソーシャルリスニング2.0 - TwitterからはじめるSNSのデータ活用」を連載。
【本件調査の狙い】
ホットリンクは、知識循環型社会のインフラを担い、人と情報を結びつけて“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現に努めています。弊社の強みは、ビッグデータの分析と活用。その一つの手法として、ソーシャルネットワークサービス(SNS)上の情報をリアルタイムに収集・蓄積・解析し、生活者の本音の声を把握することです。生活者の本音を循環させることで情報社会をより円滑にすることができると考えています。
今後も、季節イベントを始めとする様々な分野でSNS上のクチコミ量を調査し、有益な情報を発信してまいります。
※調査結果を引用・転載される際は、必ず「データ提供:Meltwater 分析:ホットリンク」と出典を明記いただくようお願いします。
※調査の内容の一部または全部を改変して引用・転載することはお控えください。
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株式会社ホットリンクについて(証券コード:3680 東証グロース)
日米で事業を展開するホットリンクグループのコア企業。SNSへの投稿など、生活者の声の投影であるソーシャル・ビッグデータを分析し、企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においても、データ分析・活用力を活かしてインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。
設立日:2000年6月26日
代表者:代表取締役グループCEO 檜野 安弘
本社所在地:東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ
事業内容:SNSマーケティング支援
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