業界横断!国立市におけるプラスチック資源の第2回自主回収テストを6月5日に実施
~持続可能な社会の実現に向けた、アールプラスジャパンとの活動の一環~
※1・・・ミツカンは、持続可能な社会の実現に向けて、プラスチック課題解決に貢献すべく、2022年5月よりアールプラスジャパンに資本参加し、使用済みプラスチックの再資源化に取り組んでいます。
https://www.mizkan.co.jp/company/news/detail/220516-90.html
■国立市におけるプラスチック資源の自主回収テストの概要
<目的>
2024年2月1日(木)にアールプラスジャパンと国立市、社会福祉法人国立市社会福祉協議会とが締結した包括連携協定に基づき、持続可能な循環型社会の実現に資するとともに、地域における環境保全の意欲増進、環境教育の推進、地域コミュニティの活性化および地域福祉の向上を図ること。
<参加企業>
アールプラスジャパンに資本参加している企業のうち4社(三友プラントサービス株式会社、株式会社Mizkan、株式会社ヤクルト本社[以下ヤクルト]、リスパック株式会社[以下リスパック])と協力企業(SGムービング株式会社、CBC株式会社、株式会社DATAFLUCT、PSジャパン株式会社[以下PSジャパン])など。
<実施期間>
2024年3月~2025年2月まで ※複数回実施予定
<回収したプラスチック資源の用途>
回収したプラスチック容器の品質・量を調査し、アールプラスジャパンが開発中のリサイクル技術への適用を検討することにより、将来的なプラスチック資源循環の可能性を探ります。
今回の自主回収テストで回収する容器はPSジャパンのモノマー化ケミカルリサイクル技術※2を用いて、ミツカン、ヤクルト、リスパックによる循環的取組に活用する予定です。
※2・・・モノマー化ケミカルリサイクル技術とは、使用済みポリスチレンを高温下の熱分解と蒸留精製によりポリスチレンの原料であるモノマーに戻し、再びポリスチレンの製造をする技術です。化学的に再生するため、リサイクルを繰り返すことによる劣化がなく何回でも再生可能で、色材・臭気等は残らず衛生性も従来の石油由来品と変わりません。再生産されたポリスチレンは食品容器・包装用途にも使用が可能です。
■第2回自主回収テストについて
<日時>
2024年6月5日(水) 14時00分~18時00分
<場所>
くにたち福祉会館(国立市富士見台2-38-5)
<内容>
2024年3月6日(水)に行われた第1回自主回収テストに引き続き、ミツカン、ヤクルト、リスパックがそれぞれ製造・販売した食品の容器(納豆容器、乳酸菌飲料容器、弁当容器のフタ)を、国立市民のみなさんに「くにたち福祉会館」に持ち込んでいただきます。
==以下、参考資料==
■アールプラスジャパンの今後の目標
“「すてる」をなくす、「みらい」をつくる。”というパーパスのもと、使用済みプラスチックの効率的な再資源化を実現するケミカルリサイクル※3技術の確立に加え、様々な拠点回収モデルを構築することで、サステナブルな社会づくりに貢献してまいります。
※3・・・ケミカルリサイクルとは、使用済みプラスチックを化学的に分解し、直接プラスチックの原料などに戻すリサイクル方法です。アールプラスジャパンの技術は従来の油化工程を経由するケミカルリサイクルよりも少ない工程で処理でき、CO2排出量やエネルギー必要量の抑制につながるものと期待しています。
■ミツカン未来ビジョン宣言2024 「人と社会と地球の健康に貢献する会社になる」
ミツカングループは、2024年度の中期経営計画から、ミッションに「やがて、いのちに変わるもの。」、ビジョンに「未来ビジョン宣言2024」、バリューに「ともに」を掲げています。ミッションへの道筋である「未来ビジョン宣言2024」の1つとして「人と社会と地球の健康に貢献する会社になる」を宣言しています。
調味料・食用油業界におけるリサイクルペットボトルの使用を推進するため、当社を含む食品4社で安全性評価の共同研究を行ったり、地元である半田市と「資源循環型社会の実現に向けたペットボトルの水平リサイクルに関する協定書」を締結するなど、企業や自治体との垣根を越えて多くのステークホルダーの皆様と“ともに”、いろいろな活動を実施しています。
■過去に実施した回収実証実験(一部)
・「イトーヨーカドー 横浜別所店における使用済みプラスチック容器の店頭回収実証実験」
https://www.mizkan.co.jp/company/news/detail/230904-90.html
・「千葉県東金市における使用済みプラスチック容器の回収実験」
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