みどりの窓口23箇所で導入。整理券・順番待ちシステム「Q ticket」年末年始の帰省ラッシュも混雑緩和をサポート
AI技術で混雑を可視化し、「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションに、施設・エリアを支えるプラットフォームを活用したサービスを提供する株式会社バカン(本社:東京都中央区、代表取締役:河野 剛進、以下「バカン」)は、東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)が運営する「みどりの窓口」に、整理券・順番待ちシステム「Q ticket」が導入され、新幹線停車駅や観光地など、ご利用の多い駅を中心に駅の計23箇所で活用されていることをお知らせします。
■導入の背景
鉄道をはじめとした公共交通機関の混雑対策は、日常的な課題であると同時に、年末年始や大型連休における重要なテーマでもあります。特に新幹線や在来線の指定席・乗車券を購入する際に利用される「みどりの窓口」では、帰省ラッシュの時期に行列が長時間化しやすく、利用者・駅係員双方に大きな負荷がかかっています。
一方で、利用者は「窓口に並ぶべきか」「券売機で買えるのか」「どれくらい待つのか」といった判断材料が限られた中、行列に並んでいる状況でした。
こうした背景を踏まえ、JR東日本では、より快適にみどりの窓口をご利用いただくにあたり、待ち時間を有効に活用できる取り組みを進めています。その取り組みの一環として、整理券・順番待ちシステム「Q ticket」が採用されることとなりました。
■取り組みの詳細
「みどりの窓口」に設置した「Q ticket」により、利用者は行列に並ぶことなく、整理券を取得して順番待ちが可能です。また、みどりの窓口付近に設置されたデジタルサイネージやスマートフォンからアクセスできるモバイル専用ページなどを通じて、現在の待ち人数や呼び出し状況をすぐに確認できます。
これにより、利用者は混雑状況を踏まえた上で、窓口・券売機・オンラインサービスなど、最適な購入手段の選択が可能です。
とりわけ、年末年始の帰省ラッシュ時のように混雑が集中する期間には、以下のような形で活用いただけます。
・窓口で整理券を取得した後、改札付近や待合室、売店などで時間を有効に使いながら、自分の順番が近づいたタイミングで窓口へ向かうことができる
・スマートフォンから待ち状況を確認しつつ、券売機やオンラインサービスでの購入に切り替えるなど、その場の混雑状況に応じた柔軟な選択ができる
・行列そのものを短く抑えることで、通路の混雑や密集を軽減し、利用者のストレスの削減が期待できる
このように、「Q ticket」は混雑が特に激しくなる時期において、利用者の待ち時間体験を改善するとともに、駅全体のスムーズな運営にも貢献します。

■待ち順や受付管理をデジタル整理券で行えるQ ticket
Q ticketは、店頭に設置して、無人で受付や待ち順の管理が行えるシステムです。
利用者が来店時に、Q ticketのタブレットを操作すると、整理番号が書かれた紙の整理券が発券されます。そこに記載のQRコードを読み込むと、連絡先を登録でき、順番が近づいたときに通知を受け取ることができます。利用者はその場で順番を待つ必要が無く、待ち時間を自由に過ごすことが可能で、施設側は行列の発生を抑止できます。順番の管理などは、施設側の管理画面から行うことができます。
■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
本社所在地:東京都千代田区麹町2-5-1 半蔵門PREX South
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理なども行っており、空き/混雑情報を起点としたムダな「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。
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