【長岡高専】地域DXを推進する「Ent-X」プログラムで3つの高専生チームが資金獲得!本格開発スタート
2024年10月14日、地域DXエバンジェリスト創出プログラム「Ent-X」の審査会が行われ、全国の高専生で構成されるチームの中から、アイデアの独創性などが評価された、一関、長岡、和歌山の3つのチームが選ばれました。選ばれたチームは、2ndステージ「プロトタイプ開発ラウンド」に進み、同日にキックオフを迎えました。これにより、各チームはプロトタイプ開発のための資金を獲得し、DXサービサーや技術メンターのサポートを受けながら、開発を進めていきます。
今年度の「Ent-X」では、新潟アルビレックスBBが提供する3つの課題「可視化」「自動化」「再資源化」から1つを選び、地域企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に挑戦。選ばれたチームは11月から本格的な開発を開始し、2025年3月の成果報告会に向けて準備を進めていきます。
◆Ent-Xプログラムの概要
「地域DXエバンジェリスト創出プログラム ~高専生がデザインする地域未来~」(通称Ent-X)は、地域のデジタルトランスフォーメーションを推進と次世代リーダーの育成を目的としたプロジェクトです。
一般財団法人三菱みらい育成財団の助成事業【カテゴリ3:卓越した能力を持つ人材を早期に発掘育成する先端・異能発掘・育成プログラム】に採択され、独立行政法人国立高等専門学校機構 長岡工業高等専門学校(新潟県長岡市 校長:小林幸夫 以下「長岡高専」という。)と株式会社イードア(東京都港区 代表取締役:中村 裕 以下「イードア」)および長岡市が共同で実施するプログラムです。
長岡市の総合戦略「長岡版イノベーション」に基づき、人材育成と産業振興・起業の促進を主要施策に掲げる長岡市との産官学金連携を最大限に活かし、地域企業や地域社会の課題解決を通じて地域産業のDXイノベーションを牽引する人材の育成を行います。
高専生を地域企業等のDX課題解決におけるリアルな0 → 1(ゼロイチ)の体験を通じて、「巻き込み力」「課題抽出力」「課題解決力」「GRIT(やり抜く力)」といったスキルを習得し、地域未来を切り拓く人材として育成します。さらに、本事業を通じて創出された地域課題の解決策は、産学官金が伴走支援し、地域社会での実装を目指します。
今年度は、新潟アルビレックスBBから以下の3つの課題が提供されました:
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可視化:ファン増加に向けた蓄積データの活用
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自動化:ブースターが一体となる自動応援コンテンツ
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再資源化:アリーナでの廃棄物削減
◆新潟アルビレックスBBからのコメント
有為なるエンジニアの卵であられる全国の高専生の方々から、ユニークかつ有意義なご提案を今回賜りました。ご助力頂いた関係各位皆様に厚く御礼申し上げます。弊球団の目指す「覚悟・再生・復権」に向け、審査通過された3チームの方々と引き続き連携し、独創的な試みを形にして参りたく存じます。引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
◆4高専6チームからの応募と3チームの選出
今回のプログラムには、全国4つの高専から6チームが応募し、以下の3チームが採択されました。
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一関高専「チーム一関高専」(テーマ:可視化)
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長岡高専「メロラリ」(テーマ:自動化)
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和歌山高専「チームわかやま」(テーマ:自動化)
◆今後のスケジュールと支援体制
選ばれた3チームは、2024年11月から本格的なプロトタイプ開発を開始します。開発スケジュールはDXサービサーや技術メンターのサポートを受けながら進行し、各チームには開発費として20万円が支給されます。地域DXの実現に向けた若きエンジニアたちの挑戦が、いよいよ本格化します。
◆一般財団法人三菱みらい育成財団 について
三菱みらい育成財団は、三菱グループ創業150周年にあたり、次世代人材の育成を目的に、2019年10月に設立されました。不確定でひとつの正解がない「VUCA」(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代を生き抜き、未来を切り拓く人づくりをテーマに、次代を担う若者の育成を目指す教育活動への助成と、ネットワークづくりや情報発信を行い、その成果を広く社会に波及させるための活動を行っています。
公式サイト:https://www.mmfe.or.jp/
◆長岡高専について
本校は、国立長岡工業短期大学(1961年4月1日創立)を前身とし、高等専門学校制度が発足した1962年(昭和37年)4月1日に国立高等専門学校第1期校12校のひとつとして設置されました。学科には、機械工学科、電気電子システム工学科、電子制御工学科、物質工学科、環境都市工学科、の5学科があり、専攻科には、電子機械システム工学専攻、物質工学専攻、環境都市工学専攻の3つの専攻があります。教育理念には、「人類の未来をきりひらく、感性ゆたかで実践力のある創造的技術者の育成」を掲げています。
学校概要
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 長岡工業高等専門学校
所在地:新潟県長岡市西片貝町888番地
代表者:小林 幸夫
設 立:1962年(昭和37年)
【URL】:https://www.nagaoka-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
◆株式会社イードアについて
「産業構造改革を通じて未来を創る」をビジョンに掲げ、2010年に創業。「既存産業の成長支援/新産業創出」によってよりよい未来を創るため、既存の手法に捉われず、社内外のリソースを活用しながら多角的なソリューションを提供しております。
地域戦略化事業部においては、「産産官学」をコンセプトに地域に持続可能なイノベーションの仕組みをつくるための取り組みを行い、2023年10月にミライエ長岡内にオープンしたニーノナガオカを拠点に長岡市での活動を展開。2024年4月には長岡市と連携協定の締結を行い、地域活性化起業人として社員を派遣しております。
企業概要
会社名:株式会社イードア
住所:(東京本社)東京都港区赤坂2-3-5 赤坂スターゲートプラザ16F
(新潟支社)新潟県新潟市中央区笹口2-2 新潟プラーカ2 2F
代表者:中村裕
設立:2010年3月25日
東京本社URL:https://edoa.co.jp/
新潟支社URL:https://edoa-niigata.jp/
◆長岡市について
新潟県の中央に位置し、美しい山々と日本海に囲まれた自然豊かな中越地域の中心都市であり、東京からも新幹線で1時間30分のアクセスを有しています。長岡まつり大花火大会や、全国2位の蔵数を誇る日本酒、世界的に流通する錦鯉など、さまざまな特色と文化を持った個性豊かなエリアが包括されています。
「米百俵」の精神から生まれた国漢学校の跡地に昨年7月オープンした「米百俵プレイス ミライエ長岡」には、市内の4大学1高専と企業の交流の場「NaDeC BASE」が整備され、イノベーションによる産業の活性化と人材育成が進められています。
【URL】:https://www.city.nagaoka.niigata.jp/
◆新潟アルビレックスBBについて
新潟アルビレックスBBは、新潟県長岡市を拠点とし、2000年に日本初のプロバスケットボールチームとして誕生。日本リーグでの連覇を果たし、その後はB.LEAGUEに加盟し、国内最高峰の舞台で戦っています。コート外でも、バスケットボール普及や地域コミュニティ活動を通じて、地域社会との絆を深めています。
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