自社工場2社統合のお知らせ 国内生産の拠点として機能を維持し、両社の技術力を集結
~ 新たにR&D(研究開発)機能を持たせ、需要に即した生産体制の確立を図る ~
※1) R&D ・・・ Research and Development(研究開発)
- 統合の背景
- 目的
今回の統合は、当社のものづくりの象徴であり国内生産の拠点である2つの工場の機能を堅持し両社の技術力を集結した上で、当社の企画・技術開発部門と連動し新たにR&D機能を持たせることを目的としています。熟練の職人による技術を継承しつつ、市場に合わせ小ロットによる短納期での生産を図り、今後も高品質な製品の生産に努めてまいります。
① 当社の企画・技術開発部門と連携し、縫製工程や素材に応じた生産法を検証する機能を確立し、新たなアイデアや市場のニーズに対して迅速な商品化を図る。
② パターン設計から商品サンプル作製までを2工場及び当社の技術開発部門により一貫させ内製化することで、量産までの短サイクル化を図る。
③ 青森ファクトリーにおいては、コートに加えてアウター全般に生産アイテムを拡充するとともに、小ロットによる短納期での生産を図る。
福島ファクトリーにおいては、パーソナルオーダーに対応出来る素材やデザインバリエーションを拡げることで、カスタマイズ化・カジュアル化など変化するスーツ市場への対応を図る。
④ 当社の技術開発部門からの指導と人事交流を活性化させ、生産技術の継承と人材育成を図る。
- 会社概要
商号 | 株式会社サンヨーソーイング |
所在地 | 青森ファクトリー (本社) :青森県上北郡七戸町字荒熊内67番地18 福島ファクトリー :福島県福島市御山字中川原92番地 |
設立日 | 1969年12月20日 |
資本金 | 1億円 (出資:三陽商会100%) |
代表者 | 代表取締役社長 永野 孝志(兼 株式会社三陽商会 SCM統括本部 技術開発部 部長) 代表取締役 田中 秀明(兼 株式会社三陽商会 SCM統括本部 生産企画部 部長) |
事業内容 | 紳士・婦人の各種衣料品・繊維製品の製造・販売 |
- 自社工場について
「青森ファクトリー」:1969年にコートを生産する専業工場(サンヨーソーイング)として創立。工程数の多いコートを正確に縫製し仕上げる技術は、当社製品の生産に加えて、近年ではセレクトショップなど他のアパレルメーカーからも多くの受注を受け、中でも綿のギャバジン素材によるトレンチコートの生産技術については高い評価をいただいております。2015年にはJ∞QUALITY(Jクオリティー) 〔※2〕 企業認証第1号を取得。2019年には、品質を追求した国内生産によるコートの価値の訴求や国内外の市場拡大を図るため「サンヨーソーイング」直販のオンラインストアを開設し、工場オリジナルのトレンチコートの販売を開始しました。
「福島ファクトリー」:1976年に紳士スーツを生産する工場(サンヨー・インダストリー)として創立。2000年頃より、パーソナルオーダーによるスーツの生産にも対応し、体型に合わせた立体的なシルエットの美しさと、着心地を追求するための技術を進化させてきました。サンヨーソーイングと同様に、2015年にJ∞QUALITY企業認証を取得しております。
※2) J∞QUALITY : 2015年に日本ファッション産業協議会主導で設立された承認制度。3つの工程 「織り・編み、 染め、 縫い」 を全て日本国内で行った日本製商品のみ 「J∞QUALITY」 商品として承認され、品質を限りなく追求した日本製であること、各工程の背景が見えること、安心して購入できる安全な商品であることを意味する。J∞QUALITY企業認証は、その生産工程を担う企業として「社会的責任と法令遵守」 「消費者の安全担保」 の面から所定の基準を満たしていることを認められた事業者に与えられる認証。 https://jquality.jp/
- 株式会社サンヨーソーイング URL http://sanyo-factories.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像