「AIドリブンカンパニー」のホットリンク、生成AI活用の社内定点調査(第7回)の結果を公開

〜個人の効率化から、チーム単位の自動化・ナレッジ共有へ。AI活用が組織文化として定着〜

ホットリンク

SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役グループCEO:檜野安弘、以下ホットリンク)は、生成AIツールの活用状況に関する社内定点調査(2025年10月度)を実施しました。

今回の調査では、AI活用が個人レベルの効率化を超え、チームやプロジェクト単位での業務再設計や知識共有の仕組み化に関する動きも見られました。バックオフィスを含めた各部門や、正社員以外の業務従事者にも浸透し、AIが組織全体で業務基盤として機能し始めています。GPTsやGAS、Notion AIなどの生成AIツールを活用しながら、社員自らが業務フローを再設計する動きが定着しつつあります。こうした動きによって、情報の構造化も社内で進み、情報収集の精度や検索の効率性が向上しました。


1. AI活用の全体像と今回の調査位置づけ
ホットリンクでは「AI時代のソーシャルメディアマーケティングにスタンダードを創る」というビジョンのもと、AI活用を5つのフェーズで整理しています。

現在はフェーズ01「事業部、コーポレート業務へのAI組み込み」をほぼ達成し、フェーズ02「コンサルティング・オペレーション用AIエージェントの作成」を進行中です。

SNSマーケティング支援をはじめとする既存サービスにおいて、AIを取り入れることで業務の効率化や高度化が進み、社員ひとりひとりの働き方にも変化が生まれています。AIが日常業務にどのように活用されているかを把握するため、社内定点調査を実施しています。

今回の調査は、2024年4月の初回から数えて7回目にあたります。AI活用の定着状況や具体的な効果、活用範囲の広がりなどを継続的に記録し、ホットリンクが掲げる「組織全体での日常的なAI活用」という方針に沿って、社内の変化を可視化します。


2. 調査概要
対象:株式会社ホットリンクの正社員・契約社員・アルバイトおよびインターンシップ生
有効回答数:141名
期間:2025年10月9日~10月24日
形式:アンケート


3. 調査結果
(1)業務におけるChatGPTなどのAIサービスの利用頻度
ホットリンクでは、2024年からAIサービスの導入を進めており、今回の調査でもAIが日常業務に深く定着していることが確認されました。

業務におけるChatGPTなどのAIサービスの利用頻度

AIサービスを「毎日(週に5回以上)」利用している社員は72.1%、「週に3〜4回」も含めると、週3回以上利用する社員は96.4%にのぼります。前回(2025年7月)と比較しても安定的な利用が続いており、AI活用が定着フェーズに入ったことがうかがえます。

初回調査(2024年4月)では「毎日」は2割に満たなかったことを踏まえると、この1年半でAIが業務に欠かせない存在として根づいたことがわかります。

(2)業務におけるChatGPTなどのAIサービスの利用効果

業務におけるChatGPTなどのAIサービスの利用効果

業務におけるAIサービスの利用効果について尋ねたところ、「ある程度向上している」が48.2%、「大幅に向上した」が37.6%で、全体の8割超がポジティブな効果を実感していることが明らかになりました。

また、AI導入によって業務時間がどの程度短縮されたかを尋ねたところ、「大幅に短縮できた」は28.4%で、前回(2025年7月)の26.7%から増加しました。

ChatGPTなどのAIサービスの導入によって感じている、業務時間の短縮度合い

さらに、AI導入によってアウトプットの精度や説得力など、業務の質がどのように変化したかを尋ねたところ、「明らかに向上した」は34.6%で、前回(2025年7月)の30.0%から増加しました。スピードと質の両立が進む結果となりました。

ChatGPTなどのAIサービスの導入によって感じている、業務の質の変化

(3)AI導入によって感じるポジティブな効果
AI導入によるポジティブな効果について尋ねたところ、自由回答の内容は次の3つに分類されました。

【効率化】
・主な効果:業務のスピード向上、工数削減、初動の迅速化
・代表的なコメント:「議事録や報告書の作成が数分で完了しています」

【知的生産】
・主な効果:思考の整理、アイディア発想の促進、アウトプット品質の向上
・代表的なコメント:「アイデアが広がった」「表現のブラッシュアップに役立っている」

【心理的支援】
・主な効果:壁打ち相手としての活用、挑戦へのハードル低下、安心感の醸成
・代表的なコメント:「『悩んだらAIに聞く』という習慣ができた」「未経験の業務領域にも挑戦できる」

これらの声から、AIが「業務効率化ツール」から「共に考えるパートナー」へと認識が変化していることがうかがえます。

(4)チームやプロジェクト単位での活用状況
チームやプロジェクト内でのAI活用状況について尋ねたところ、特定の個人だけが使うツールではなく、日常業務に溶け込んでいることが明らかになりました。GPTsやGAS、Notion AIなどを使いながら、社員が自ら業務フローを見直し、ナレッジ共有の仕組みを整える動きが定着しています。

【自由記述からのコメントの抜粋】
・チーム内でも、AIで作成した下書きを共有してブラッシュアップする流れが自然にできている
・新しい業務の初動はまずAIに聞いて整理してから動くのが当たり前になった
・議事録やアイデア出しなど、AIを使わない業務のほうが少なくなった

前回調査(2025年7月)以降も、生成AIが、社員自らが業務を再設計し、仕組み化していく手段として活用されていることが分かる結果となりました。


4. 今後の展望
引き続き、社内でのナレッジ共有を軸に、部門横断でAI活用を推進する仕組みの整備を進めてまいります。加えて、各部門の「AI活用キーマン」に対して技術者が伴走するメンター制度を導入し、自ら課題を発見・解決できる人材の育成を促進します。

また、活用レベルのばらつきや利用意欲の低下を防ぐため、社内研修制度を設計・実施し、社員全体のスキル向上と活用の均質化を図ります。さらに、AIを業務のパートナーとして扱う文化醸成を推進し、社員が自ら業務プロセスを見直し、再設計できるよう支援します。

生成AI活用が「定着」から「構造化」へ進む中で、ホットリンクは引き続き、AIドリブンな組織として創造的な業務変革を推進してまいります。


5. ホットリンクのAI活用に関連する記事
新卒エンジニアがAIとの二人三脚で実現。X広告運用システムを開発した2ヶ月の舞台裏
https://www.hottolink.co.jp/blog/20250929_119556/

執行役員らが語る「AIドリブンカンパニー」の未来。5つのフェーズで描く、ホットリンクのAI活用戦略
https://www.hottolink.co.jp/blog/20250731_119187/

Notion×GPTsによる横展開の実現。投稿テキスト作成AI「ポストクリエイター」の真価とは
https://www.hottolink.co.jp/blog/20250701_118992/

「組織全体での日常的なAI活用」のためにホットリンクが実践した、10のアクション
https://www.hottolink.co.jp/blog/20250530_118824/

株式会社ホットリンクについて(証券コード:3680 東証グロース)

日米で事業を展開するホットリンクグループのコア企業。SNSへの投稿など、生活者の声の投影であるソーシャルビッグデータを分析し、企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においても、データ分析・活用力を活かしインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。

設立日:2000年6月26日

代表者:代表取締役グループCEO 檜野安弘

本社所在地:東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階
事業内容:SNSマーケティング支援
URL:https://www.hottolink.co.jp/

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会社概要

株式会社ホットリンク

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URL
http://www.hottolink.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階
電話番号
03-6261-6930
代表者名
檜野安弘
上場
東証グロース
資本金
1億円
設立
2000年06月