<乳がんとアピアランスケアに関する意識調査>外見の変化で最も気になったのは「脱毛」

乳がん経験者約500人を対象に調査を実施 ~【仕事と治療の両立】 最も苦労したのは「外見の変化へのケア」~

 毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、『乳がんとアピアランスケアに関する意識調査』を、乳がんに罹患したことのある全国の女性515人を対象に、インターネットによるアンケート調査で実施しました。

 がんやがん治療により、脱毛や皮膚・肌の変化、手術痕など外見に変化がおこることがあります。こうした外見の変化により、社会とのつながりや人間関係を避けてしまう等、これまで通りの生活が送れなくなってしまう方もいます。近年、がん医療の進歩により、社会とのつながりを保ちながら治療を続けることができるようになり、外見のケア(アピアランスケア)の重要性が一層高まっています。


 当社では、外見の変化(脱毛や爪の変色、皮膚の変化)に悩まれる方のQOL(Quality of Life)向上を目的に、JIS規格に適合した医療用ウィッグの販売や、病院内へのヘアサロン出店等の取り組みを行っています。10月は乳がんの早期発見や早期治療を促す「ピンクリボン月間」であり、乳がんへの意識が高まるこの時期に、乳がん経験者の方を対象にしたアピアランスケアに関する意識調査を実施しました。

【主な調査結果トピックス】
◆乳がん治療で最も辛かったのは「精神的な不安」
       「乳房切除」や「脱毛」といった外見の変化に辛さを感じる傾向も
約7割の人が治療をしながら、仕事も続けたと回答
       一方、「仕事は退職した」と答えた人も約2割
【仕事と治療の両立】最も苦労したのは「外見の変化へのケア」
外見の変化で最も気になったのは「脱毛」
◆アピアランスケアで行っていたこと
       1位「ウィッグの着用」2位「医療用帽子の着用」

<調査概要>
○調査名:がんとアピアランスケアに関する意識調査
○調査対象:乳がんに罹患したことのある全国30~60代以上の女性515名(有効回答数)

 ○調査期間:2019年9月17日(火)~9月18日(水) 2日間
○調査方法:インターネットアンケート

<主な調査結果>
乳がん検診の受診経験率は約7割 
           
全体の約半数は定期的に検診を受診
 乳がん罹患前に、乳がん検診を受けたことがあるか尋ねたところ、68.3%と約7割の人が受けたことがあると回答した一方で、約3割の人が検診を受けていなかったことがわかりました。
また、「はい」と回答した7割の人へ、どのくらいの頻度で受けていたか尋ねたところ、定期的(2年に1回※1以上の頻度)に検診を受けていた人は52.2%となり、全体の約半数という結果になりました。
※1厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」より
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html

Q. あなたは乳がんに罹患する前に、乳がん検診を受けたことがありましたか?
※複数回罹患された方は、初めて罹患する前のことについてお答えください。
   以降の質問も同様の認識でお答えください。
(単一回答/n=515)
Q. 前問で「はい」と答えた人にお聞きします。どのくらいの頻度で検診を受けていましたか?(単一回答/n=352)


乳がん治療で最も辛かったのは「精神的な不安」
        「乳房切除」や「脱毛」といった外見の変化に辛さを感じる傾向も
 乳がんに罹患した際に辛かったことを尋ねたところ、「精神的な不安」と回答した人が64.9 %で最も多い結果となりました。続いて「手術による乳房切除」(46.2%)、「経済的な負担」(35.0%)となっており、精神的な部分だけでなく、外見の変化や経済面でも、がん治療による負担が大きいことがわかります。

Q. あなたが乳がんに罹患した際に、辛かったことは何ですか?あてはまるものを全てお答えください。(複数回答/n=515)

 また、その中で最も辛かったことを一つだけ尋ねたころ、同様に「精神的な不安」(33.4%)が最も多い結果となりました。また、「手術による乳房切除」(21.9%)や「脱毛」(11.7%)といった外見の変化が、「経済的な負担」や「体の痛み」よりも高い結果となりました。乳房切除や脱毛、皮膚の変化、爪の変形・変色といった治療による“外見の変化”に関する回答をした人は合計で36.5%にのぼりました


約7割の人が治療をしながら、仕事も続けたと回答
              一方、「仕事は退職した」と答えた人も約2割
 乳がんへの罹患後、仕事は継続したか尋ねたところ※2、「治療をしながら仕事を続けた」と回答した人が59.0%と、約6割の人はがん治療をしながら、仕事も続けており、治療と仕事を両立していたことがわかりました。一方で、「仕事は退職した」(20.1%)と回答した人が2割程度いることから、治療と仕事の両立にはハードルがあることもわかります。

Q. あなたが乳がんに罹患した際、仕事は続けましたか?(単一回答/n=334)
  ※2罹患前から仕事をしていなかったと回答した人は除く

 


◆【仕事と治療の両立】最も苦労したのは「外見の変化へのケア」
 前問で「治療をしながら仕事を続けた」と答えた方に対し、治療と仕事を両立するうえで苦労をしたことを尋ねたところ、最も多かったのは「苦労したことはなかった」(36.5%)となりました。受け入れる企業側の体制や、一緒に働く同僚の理解の高さがうかがえます。一方、苦労を感じた人の中では「脱毛など外見の変化へのケア」(19.8%)と回答した人が最も多い結果となりました。

Q. 前問で「治療をしながら仕事を続けた」と答えた方にお聞きします。治療と仕事を両立するうえで苦労したことはありますか?(いくつでも)(複数回答/n=197)


約半数の人が治療による何らかの外見の変化を経験
 乳がんに罹患した際、外見の変化があったか尋ねたところ、「あった」と回答した人は48.3%で、約半数の人に何らかの外見の変化を経験したことがわかります。

Q. あなたが乳がんに罹患した際、外見の変化はありましたか?(脱毛、爪や皮膚の変化など)(単一回答/n=515)


 ◆外見の変化で最も気になったのは「脱毛」
 外見の変化が「あった」と答えた方に、変化があった部分で最も気になったところはどこか尋ねたところ、半数以上の人が「脱毛」(53.0%)と回答しました。続いて、「手術による乳房切除」(23.3%)、「手術痕」(13.3%)となりました。

Q. 前問で外見の変化が「あった」と答えた方にお聞きします。最も気になったのはどこですか?(単一回答/n=249)


アピアランスケアで行っていたこと 
         1位「ウィッグの着用」2位「医療用帽子の着用」

 外見の変化が「あった」と答えた方に、外見の変化へのケア(アピアランスケア)で行っていたことを尋ねたところ、最も多かったのが「ウィッグの着用」(63.5%)という結果になりました。続いて「医療用帽子の着用」(38.6%)となり、とくに脱毛へのケアを多くの方が行っていたことがわかります。

Q. 前問で外見の変化が「あった」と答えた方にお聞きします。外見の変化へのケアについて、あなたが行ったことは何ですか?(複数回答/n=249)


 ◆ウィッグの着用により、約7割が「外出できるようになった」と回答
 前問で「ウィッグの着用」と答えた人に対して、ウィッグを着用することによる変化を尋ねたところ、約7割の人が「外出できるようになった」と回答しました。

Q. 前問で「ウィッグの着用」と答えた方にお聞きします。ウィッグを着用することでどのような変化がありましたか?(いくつでも)(複数回答/n=158)


 







<ご参考>
【アデランスの医療事業活動の一例】
■アデランスの医療用ウィッグブランド「ラフラ」について

 「ラフラ」は、2005年に誕生した、病気や治療によるデリケートな髪の悩みを抱える方のための医療用ウィッグです。商品名の“ラフラ”という名は、元気回復という意味のフランス語「rafraichissement(ラフレシッスマン)」からつけられました。「悩みを解消し、元気を回復してほしい」「美しく輝く姿でいて欲しい」との強い想いが込められています。快適に使える機能性はもちろんのこと、「やさしい商品」「やさしい接客」そして「やさしい環境」の3つの「やさしさ」を守りながら、回復までをしっかりサポートしていきます。「ラフラ」は、患者様の声を活かし、柔らかさ、フィット感、違和感のない付け心地など、ウィッグに様々な工夫を施し、患者様の声を反映して品質改良を重ねています。


 

 

 

 

 



 

日本毛髪工業共同組合が認証するJIS製品規格適合マーク日本毛髪工業共同組合が認証するJIS製品規格適合マーク

■「Med・ウィッグマーク」の取得について

当社の医療用ウィッグ「ラフラ」は、全ての商品が、医療用ウィッグと附属品の仕様について規定されているJIS規格「JIS S 9623」の規格要求事項に適合しており、日本毛髪工業協同組合が認証するJIS製品規格適合マーク「Med・ウィッグマーク」の使用が許諾されています。(認証番号 JHA1506D002)
 

■病院内ヘアサロンの展開

 病院で療養中の患者様には抗がん剤の影響などによる脱毛に悩む人が多くいらっしゃいます。アデランスグループでは2002年より、病院内に理美容室(病院内ヘアサロン)を開設し、2019年10月時点で、国内32店舗、海外8店舗を展開しています。脱毛に関するご相談対応をはじめウィッグの提供からアフターケア、理美容技術サービス、メイク・ネイルの施術など、患者様の生活を支援するアピアランスケアをワンストップで提供しています。また、療養中の患者様だけでなく、そのご家族、病院職員などの皆様にご利用いただいております。


■外部講師による接客スタッフの医療接遇講習受講の義務化
 患者様が安心して医療用ウィッグをご利用できる体制を整えるために、接客にあたるスタッフ全員に対し、外部講師による医療接遇講習の受講を義務付けています。2019年6月には、累計受講者数は2,173名となり、各疾病や脱毛の原因などの正しい知識のもと、デリケートな悩みを抱える患者様のサポートを行っています。
 

■「愛のチャリティ」について
 「お子さまの髪の悩みを心の傷にしないために」をテーマに、病気やケガなどの理由でウィッグを必要とされるお子さま(4歳から15歳まで)へウィッグをプレゼントする「愛のチャリティ」を、1978年から40年継続して実施しています。元々はクリスマスの期間に行われていたキャンペーンでしたが、2012年より通年に変更しました。また、2014年3月からはすぐにウィッグが必要なお子さまのために、オーダーメイド・ウィッグだけではなく、レディメイド・ウィッグのプレゼントも開始しました。

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