過去2年で、動画広告を見る人の割合が増えたのは「Instagram」

『動画&動画広告月次定点調査 2019年総集編』

株式会社ジャストシステム

~3割以上が、「1日平均60分以上、動画コンテンツを視聴」~

株式会社ジャストシステムが運営する、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」では、全国の17歳から69歳の男女1,100名を対象に『動画&動画広告月次定点調査』を、2017年6月から毎月1回実施しています。このたび、2019年1月から12月までの調査データをまとめて分析し直し、その内容を『動画&動画広告月次定点調査 2019年総集編』 として発表します。
調査データをすべて収録した315ページのレポートを、自主調査レポートページ(https://marketing-rc.com/report/)から、無料でダウンロード提供します。
動画の視聴頻度や利用デバイスなどの基礎データから、その時々のトレンドの実態まで、さまざまな項目に渡って調査を実施しています。


【2019年の年間トピックス】


2019年、動画と動画広告関連分野における主なトピックスは下記のとおりです。

    ■10代の6割以上が「毎日、動画コンテンツを視聴」
    ■3割以上が、「1日平均60分以上、動画コンテンツを視聴」
    ■動画プラットフォームは「YouTube」が引き続き1強
    ■動画コンテンツを「投稿する人」は、女性より男性の方が多い
    ■20代の6割に、ライブ動画の視聴経験
    ■ライブ動画視聴経験がある10代、20代の3割以上が「自身でも配信」
    ■最も動画広告を見かけるのは「Youtube」。
     10代は「Instagram」、20代~30代は「Twitter」も
    ■過去2年で、動画広告を見る人の割合が増えたのは「Instagram」
    ■SNS動画広告のエンゲージメント率が上昇。50代のみ低下


【トピックスの詳細】

■10代の6割以上が「毎日、動画コンテンツを視聴」
「毎日、動画コンテンツを視聴している」と回答した人の割合は、2017年12月度調査では22.1%、2019年12月度調査では31.6%と、この2年間で9.5ポイント伸長しました。2019年12月度調査で「毎日、動画コンテンツを視聴している」人の割合を年代別で見てみると、10代(63.0%)、20代(43.5%)、30代(29.5%)、40代(24.5%)、50代(28.0%)、60代(17.0%)でした。10代の6割以上が、毎日、何らかの動画コンテンツを視聴していることがわかりました。

■3割以上が、「1日平均60分以上、動画コンテンツを視聴」
「週に1回以上、動画を視聴する」人のうち、「1日あたり平均60分以上、動画コンテンツを視聴する※1」人の割合は、2019年12月度調査において34.8%でした。2017年12月度調査(26.7%)と比較すると、8.1ポイント増加していました。
※1  「60分以上、90分未満」「90分以上、120分未満」「120分以上」と答えた人の合計。

■動画プラットフォームは「YouTube」が引き続き1強
2019年12月度調査において、「1週間に1回以上、動画を視聴する」と答えた人のうち、最も多くの人が「普段、動画コンテンツを視聴するプラットフォーム」として挙げたのは「YouTube」(87.4%)、続いて「Twitter」(33.1%)、「Instagram」(26.2%)でした。2017年12月度調査では、やはり「YouTube」(89.2%)が最も多く、次いで「Twitter」(31.1%)、「LINE」(22.5%)でした。「Instagram」は21.8%でした。この2年間、「YouTube」は突出して動画プラットフォームとして利用率が高いことがわかりました。
※ 複数回答あり。

■動画コンテンツを「投稿する人」は、女性より男性の方が多い
「動画コンテンツを投稿する」※1人の割合は、2019年12月度調査において34.8%で、2017年12月度調査時(29.0%)と比べて、5.8ポイント増加していました。2019年12月度調査で「動画コンテンツを投稿する」人を男女別に見てみると、男性は38.4%に対し、女性は30.9%でした。男性の方が動画コンテンツの投稿に積極的なようです。
※ 「週に1回以上、動画を視聴」し、「LINE、Facebook、Instagram、Twitter、MixChannel、Snapchat、SNOW、TikTokのいずれかで普段、動画コンテンツを視聴している」と答えた人のうち、「動画コンテンツをよく投稿する」「動画コンテンツをときどき投稿する」と答えた人。

■20代の6割に、ライブ動画の視聴経験
動画視聴経験者のうち、リアルタイムに配信される「ライブ動画を視聴したことがある」人の割合を年代別に見てみると、2019年12月度調査では10代(50.5%)、20代(60.3%)、30代(53.6%)、40代(45.3%)、50代(35.9%)、60代(33.8%)でした。20代が最もライブ動画の視聴経験者の割合が高いことがわかりました。また、「ライブ動画を視聴するプラットフォーム」として最も多くの人から挙がったのは、やはり「YouTube」で(73.8%)、次いで「Instagram」(29.4%)、「ニコニコ生放送」(28.7%)でした。

■ライブ動画視聴経験がある10代、20代の3割以上が「自身でも配信」
ライブ動画の視聴経験者のうち、「ライブ動画を自身でも配信する※1」人の割合は、2017年12月度調査では16.0%、2018年12月度調査では16.8%、2019年12月度調査では19.0%で、年々増加傾向にありました。2019年12月度調査において「ライブ動画を自身でも配信する」と答えた人の割合を年代別で見てみると、10代(36.7%)、20代(36.0%)、30代(12.3%)、40代(9.8%)、50代(6.5%)、60代(6.1%)でした。10代と20代はいずれも3割を超えました。
※1 ライブ動画を「よく配信する」「ときどき配信する」と答えた人。

■最も動画広告を見かけるのは「Youtube」。10代は「Instagram」、20代~30代は「Twitter」も
  2019年12月度調査において、最も多くの人から「動画広告を見かけたプラットフォーム」として挙がったのは「Youtube」でした(78.3%)。年代別に見てみても、全年代で「YouTube」が首位でした(10代:84.0%、20代:72.4%、30代:80.2%、40代:80.8%、50代:78.7%、60代:77.1%)。各年代ごとに2番目に多かった動画プラットフォームを見てみると、10代は「Instagram」(30.7%)、20代と30代は「Twitter」(20代:31.4%、30代:19.0%)、40代は「インターネットのWebサイト」(17.7%)、50代は「LINE」「インターネットのWebサイト」(ともに15.4%)、60代は「インターネットのWebサイト」(25.7%)でした。
※ 複数回答あり。

■過去2年で、動画広告を見る人の割合が増えたのは、「Instagram」
2017年12月度調査と2019年12月度調査を比較して、「動画広告を見かけた」と答えた人の割合が最も増加したのは「Instagram」で(2017年12月度調査:12.0%、2019年12月度調査:16.0%)、4.0ポイント増加していました。2019年12月度調査において、「Instagram」で「動画広告を見かけた」人の割合を年代別に見てみると、10代(30.7%)、20代(25.6%)、30代(15.9%)、40代(11.5%)、50代(9.6%)、60代(5.5%)でした。最も「Instagram」で動画広告に接触しているのは10代で、約3割が見かけたと回答しました。
※ 複数回答あり。

■SNS動画広告のエンゲージメント率が上昇。50代のみ低下
SNSやキュレーションアプリのタイムラインに配信される動画広告のエンゲージメント率※について、2017年12月度調査と2019年12月度調査を年代別に比較したところ、10代は34.2%(2017年12月度調査)、38.6%(2019年12月度調査)、20代は29.4%、44.2%、30代は21.8%、25.4%、40代は14.5%、16.9%、50代は17.2%、10.3%、60代は12.4%、13.8%でした。この2年間で、50代のみ、SNSやキュレーションアプリのタイムラインに配信される動画広告に対するエンゲージメント率が下がりました。
※ このタイプの動画広告を見かけ、「購買やクリックなど何らかの行動に繋がった」「その内容に興味を持った」と答えた人の合計。

調査名:『動画&動画広告月次定点調査』
調査期間 :2019年1月~2019年12月の間、毎月1回実施
調査対象 :Fastaskのモニタのうち、17歳から19歳の男女50名ずつ、加えて20歳から69歳までを10歳ごとに、男女100名ずつ割り付けて回収(合計1,100名)。
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査
 

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー
電話番号
03-5324-7900
代表者名
関灘恭太郎
上場
東証プライム
資本金
101億4651万円
設立
1981年06月