VSP Oneのポートフォリオにファイルストレージを追加、生産性を飛躍的に向上するVSP One Fileの国内販売を開始

ハイブリッドクラウドのさまざまなデータを統合管理するVSP Oneデータプラットフォームで新たな価値を創造

株式会社 日立製作所

図:VSP Oneデータプラットフォームの全体イメージ

 日立製作所のグループ会社で、データインフラおよびハイブリッドクラウド事業を展開する日立ヴァンタラ株式会社(以下、日立ヴァンタラ)は、企業の生産性向上を実現するファイルストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform One File」(以下、VSP One File)を、本日より販売開始します。オンプレミスとクラウド上のデータ管理を一元化するデータプラットフォーム「Hitachi Virtual Storage Platform One」(以下、VSP One)の拡充により、散在するあらゆる形式の企業データの集約・統合が可能になります。

 今回、国内で販売開始するVSP One Fileは、日立ヴァンタラの技術力を結集し、先行して海外の幅広いエンタープライズシステムでデータ統合の実績を重ねてきました。安定した高速レスポンスが可能なことから、複数ファイルサーバーのデータ集約や増加する大量データアクセスにも対応できるため、データ活用や運用の効率化を実現することができます。例えば、さまざまな業種における研究・開発など、膨大なデータへの大量アクセスが発生するケースにおいて、これらの特長を生かした生産性の向上が期待できます。また、国内の専任エンジニアによるワンストップサポートサービス*1で、高品質な保守・サポートを提供し、運用負担軽減やコスト削減などの付加価値を提供します。今後も、あらゆる企業のデータを一括して管理・活用するインフラを開発・提供し、企業の生成AI活用を推進するなど、ビジネスパートナーとともにOne Hitachiで新たな企業価値を協創します。

*1 日立サポート360:https://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/support360/

■背景

 持続的な企業価値の向上には、生成AIなどの先進技術を活用し、データから価値を創造し、ビジネスに生かすことが不可欠です。しかし、多くの企業は異なる業務ニーズに応じてさまざまなアプリケーションを導入しているため、保有するデータが多様な形式で異なる場所に分散しており、データの統合管理や生成AIの効果的な活用が困難になっています。このような背景から、データ増大時にも安定した運用や高速アクセスが可能で、さまざまな形式のデータを効率的に管理できる統合型システムが強く求められています。

■VSP One Fileの特長

(1) 高い処理性能によるデータ集約で、シンプルな運用を実現

 ファイルアクセス専用のハードウェアによるデータ処理で、安定かつ高速なレスポンスを実現できるため、業務や部署ごとに散在する膨大なファイルデータを集約し、シンプルな運用を実現できます。これにより、データ管理にかかる時間と労力の大幅な節約と、システム間での空き容量の効率的な利用が可能となり、企業の生産性向上に寄与します。また、データ量や利用ユーザー数の増加に応じた、最小限のハードウェア追加により、柔軟な容量やパフォーマンスの拡張が可能です。さらに、使用頻度の低いデータをパブリッククラウドへ移動させ、データの保持にかかるストレージメディアコストを削減できます。

(2) データ保護機能により、サイバー攻撃時のダウンタイムを低減

 最大1,024世代のスナップショット機能により、高頻度かつ長期間のバックアップ取得を実現しました。スナップショットは、リストア時間がわずか数秒*2で済むため、サイバー攻撃時のダウンタイムを最小限に抑えられることに加えて、ストレージ管理者でも変更や削除ができないため、ビジネスの継続性を確保できます。また、データ暗号化などVSP One Block*3で実績のあるエンタープライズクラスのセキュリティ機能の活用も可能です。さらに今後、業界トップクラスのデータ保護技術を持つCohesity*4やVeeam Software*5と連携することで、企業の大切な資産であるデータを堅ろうに保護します。

*2 条件により値は変わるため、示した値は保証されるものではありません。

*3 ニュースリリース:2024年5月30日「アーキテクチャーを刷新した次世代ミッドレンジストレージを販売開始」

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2024/05/0530.html

*4 AIを活用したデータセキュリティとデータ管理ソリューションを提供するテクノロジー企業:

https://www.cohesity.com/jp/

*5 データ保護とランサムウェアリカバリおよびレジリエンスソリューションを提供するテクノロジー企業:

https://www.veeam.com/jp

(3) 高い削減率のデータ圧縮機能により、サステナブルな社会の実現に貢献

 高い削減率のデータ圧縮機能と重複排除機能を活用することで、性能を維持しながら平均75%*6のデータ削減率を実現します。膨大なデータの保持にかかるストレージメディアを大幅に削減し、省電力化が可能なため、データ活用の加速と同時に環境への配慮も実現します。また、ストレージの筐体前面部カバーであるベゼルに再生プラスチックを40%使用しており、省資源化への取り組みも進めています。

*6 「VSP One Block 28」のデータ圧縮・重複排除を有効にした場合のデータ削減率。75%の削減率とは元データ1に対して圧縮/重複排除後のデータ4分の1への削減。


データ保護分野のビジネスパートナーであるCohesity Japan株式会社とヴィーム・ソフトウェア株式会社にメッセージをいただきました。

■ビジネスパートナーからのメッセージ

Cohesity Japan株式会社 代表執行役員社長  金光 諭佳氏

日立ヴァンタラのVSP One Fileのリリースにより、散在するデータの統合が加速し、企業の生産性向上が実現されることを大変嬉しく思います。VSP Oneデータプラットフォームのもと安心・安全かつサステナブルなデータプラットフォームを実現してきた日立ヴァンタラと、AIを活用したデータセキュリティに強みを持つCohesityのソリューションは親和性が高く、両社の連携によって両社のお客様のビジネスレジリエンス、コンプライアンス、適切なデータアクセス要件がさらに強化され、お客様がデータ活用を促進できると確信しています。このパートナーシップが、日本の企業の業務効率化とデータセキュリティの向上に貢献できることを嬉しく思っております。

ヴィーム・ソフトウェア株式会社 執行役員社長 古舘 正清氏

このたびの日立ヴァンタラのファイルストレージVSP One Fileの発表を心より歓迎します。データ保護とランサムウェアからのリカバリソリューションに強みを持つVeeamは、日立ヴァンタラのアライアンスパートナーとして、ともにさまざまな企業のサイバーセキュリティ対策を実現してきました。デジタル社会の現代において、事業継続の確保には、災害やサイバー攻撃からデータを保護・迅速に復旧できるレジリエンスの強さが極めて重要です。データの価値が一段と高まる中、Veeamは、データレジリエンス分野のリーディングカンパニーとして業界最高水準のテクノロジーを提供し続けます。日立ヴァンタラのVSP Oneデータプラットフォームを通じて、お客様の企業価値向上が安心・安全に推進できるように今後も支援してまいります。

■価格と販売開始時期

*7 Hitachi EverFlexによるAs a service型での提供にも対応。

*8 2025年3月中旬提供開始予定。

■関連リンク

VSP One Fileのウェブサイト:

https://www.hitachivantara.com/ja-jp/products/storage-platforms/file-storage

■商標注記

記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の登録商標もしくは商標です。

■日立ヴァンタラについて

日立ヴァンタラは、米国のHitachi Vantaraとの一体運営により、世界をリードするイノベーターに対し信頼性の高いデータ基盤を提供しています。データストレージ、インフラストラクチャ、クラウド管理、そしてデジタルの専門知識を通じて、企業が持続的なビジネス成長の基盤を構築できるようサポートし、データ活用によるイノベーションや新たな変革を支援します。

詳しくは、日立ヴァンタラのウェブサイト(https://www.hitachivantara.com/)をご覧ください。

■日立製作所について

日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。企業のDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」という3セクターの事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じて企業や社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、企業との協創で成長をめざします。3セクターの2023年度(2024年3月期)売上収益は8兆5,643億円、2024年3月末時点で連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。

■お問い合わせ先

日立ヴァンタラ株式会社 マーケティングコミュニケーション部

お問い合わせフォーム:https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/hitachivantara/site-inq/form.jsp

以上

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会社概要

株式会社 日立製作所

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URL
http://www.hitachi.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号
-
代表者名
小島 啓二
上場
東証1部
資本金
-
設立
1920年02月