チェック・ポイント、Lakeraを買収し企業向けエンドツーエンドAIセキュリティを提供
チェック・ポイントとLakeraが連携し、AIのフルライフサイクルを保護するよう構築された、業界最先端のAIネイティブセキュリティプラットフォームの一つを提供
サイバーセキュリティソリューションのパイオニアであり、世界的リーダーであるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(Check Point® Software Technologies Ltd.、NASDAQ:CHKP、以下チェック・ポイント)は米国時間9月16日、エージェンティックAIアプリケーション向けで世界有数のAIネイティブセキュリティプラットフォームの一つであるLakeraの買収に関する合意を発表しました。この買収により、チェック・ポイントはサイバーセキュリティの新基準を設定し、企業がAIの活用を加速する中で保護するよう設計された完全なエンドツーエンドAIセキュリティスタックを提供できるようになります。
チェック・ポイントのCEOであるナダヴ・ザフリール(Nadav Zafrir)は、次のように述べています。
「AIはあらゆるビジネスプロセスを変革していますが、同時に新たな攻撃対象領域も生み出しています。我々がLakeraを選んだのは、AIネイティブなセキュリティ、優れた精度、そして大規模環境での高速処理を備えているからです。当社とLakeraは共に企業がAIを採用し信頼する方法の基準を確立します」
現在、企業は大規模言語モデル、生成AI、自律エージェントを中核業務フローに急速に組み込んでいます。これによりイノベーションが加速される一方、データ漏洩やモデル操作、マルチエージェントコラボレーションや自律的意思決定によってもたらされるリスクなど、攻撃対象領域も拡大しています。データが新たな実行可能ファイルとなり、エージェントのインターネット化が形成される中、リアルタイムAIネイティブセキュリティがビジネス上の必須要件となっています。
チェック・ポイントは既にGenAI Protect、SaaSおよびAPIセキュリティ、高度なデータ損失防止、アプリケーション、クラウド、エンドポイント向けの機械学習駆動防御を通じてこの変革を保護しています。この度のLakeraとの連携により、チェック・ポイントはこれらの機能を拡張し、業界初のエンドツーエンドAIセキュリティスタックの一つを提供します。LakeraのランタイムプロテクションとAI駆動のCheck Point Infinityアーキテクチャを組み合わせることで、企業はAIのフルライフサイクル(モデル、エージェント、データ)を保護でき、安心して大規模かつ妥協なくイノベーションを行うことができます。
Lakeraの共同創設者兼CEOのデイビッド・ハーバー(David Haber)氏は次のように述べています。
「Lakeraはリアルタイムランタイムセキュリティと研究を中核として、AI時代を想定して創設されました。チェック・ポイントへの参加により、我々のミッションをグローバルに加速・拡大することができます。共に、企業がAIを自信を持って受け入れるために必要な処理速度、精度、ガードレールでLLM、生成AI、エージェントを保護します」
LakeraはGoogleとMetaのAI専門家によって、AIネイティブ環境専用に設立されました。同社はチューリッヒとサンフランシスコに主要なAI研究開発センターを運営しています。フラッグシップソリューションのLakera RedとLakera Guardは、LLM、AIエージェント、マルチモーダルワークフローを保護するために、展開前のポスチャーアセスメントとリアルタイムランタイム実行を提供します。Lakeraのプラットフォームは、高度なランタイムプロテクションと継続的レッドチーミングを組み合わせ、敵対的AIネットワークの世界的リーダーであるGandalfによって強化されています。このユニークなアプローチにより、新興AIの脅威に先んじる進化する防御を確保し、企業がAIを安全かつ大規模に展開する自信を与えています。Lakeraは世界中のFortune 500企業から信頼されており、11人の博士号取得者からなるチームによって支えられ、技術的厳密さと企業グレードの回復力の両方を確保しています。
Lakeraプラットフォームの主な強み:
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AIネイティブプロテクション:最初からAI用に構築され、Lakeraはプロンプト、RAG、MCPにわたってLLM、生成AI、エージェントを保護し、プロンプトインジェクション、データ漏洩、モデル操作に対するリアルタイム防御を提供します。
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大規模での実証済み性能:検出率98%以上、レイテンシ50ミリ秒未満、誤検知率0.5%未満を実現し、企業がAI駆動ワークロードの速度や精度に影響を与えることなく保護できることを保証します。
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継続的なインテリジェンス:Gandalfの8000万を超える敵対的パターンと専任のAI研究チームの指導により、Lakeraのプラットフォームは新興AIの脅威に絶えず適応します。
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グローバルカバレッジ:100以上の言語をサポートし、世界中の企業の保護を可能にします。
買収完了後、Lakeraはチェック・ポイントのAI セキュリティに関するグローバル・センター・オブ・エクセレンスの基盤を形成し、Check Point Infinity Platform全体でのAIセキュリティ研究、イノベーション、統合を加速させます。これにより、チェック・ポイントをAI駆動型企業のセキュリティにおけるグローバルリーダーとして確立し、AIセキュリティの未来を形作っていきます。
この取引は、慣例的な完了条件を満たした上で、2025年第4四半期に完了する見込みです。
本プレスリリースは、米国時間2025年9月16日に公開されたプレスリリース(英語)をもとに作成しています。
チェック・ポイントについて
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(https://www.checkpoint.com/)は、デジタルトラストのリーディングプロバイダーとして、AIを駆使したサイバーセキュリティソリューションを通じて世界各国の10万を超える組織を保護しています。同社のInfinity Platformとオープンガーデン型エコシステムは、防止優先のアプローチで業界最高レベルのセキュリティ効果を実現しながらリスクを削減します。SASEを中核としたハイブリッドメッシュネットワークアーキテクチャを採用するInfinity Platformは、オンプレミス、クラウド、ワークスペース環境の管理を統合し、企業とサービスプロバイダーに柔軟性、シンプルさ、拡張性を提供します。Check Point Software Technologiesの全額出資日本法人、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(https://www.checkpoint.com/jp/)は、1997年10月1日設立、東京都港区に拠点を置いています。
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・Check Point Research Blog: https://research.checkpoint.com/
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Lakeraについて
Lakeraは、エージェント型AIアプリケーション向けの世界有数のAIネイティブ・セキュリティ・プラットフォームであり、フォーチュン500企業や大手テクノロジー企業を新たなAIサイバーリスクから保護しています。Lakeraの防御システムは、世界有数のレッドチーミングコミュニティであるGandalfと独自のAIにより、リアルタイムで進化し、企業を新たな脅威から保護します。Lakeraは、2021年にDavid Haber、Mateo Rojas-Carulla博士、Matthias Kraft博士によって設立され、チューリッヒとサンフランシスコに本社を置いています。詳細については、Lakera.ai、もしくはGandalf、Gandalf:Agent Breakerをご覧ください。LinkedInでの情報発信もご確認ください。
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Tel: 03-4405-9537 Fax: 03-6739-3934
E-mail: checkpointPR@next-pr.co.jp
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