書籍『「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス』12月24日発売

AIがスキルを凌駕する時代に求められる「人間の本質的な力」とは

JMAM

株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張 士洛、東京都中央区、以下JMAM〔ジェイマム〕)は、書籍『「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス』を2025年12月24日(水)全国の書店、ネット書店にて発売しました。

■本書の内容

「人の器」の概念がもたらす新たなリーダーシップの視点とは

本書は、スキル偏重の社会に生きる私たちに、「人の器」という新たな視点を提示します。

序章では、これまでの社会が成果やスキルを基準に「できる人」を評価してきた流れを振り返り、AIが進化する現代においてこそ、人間の本質的な力=人間力が問われていることを指摘します。本書はそのための旅路をガイドします。

 第1部では「人の器」を定義し、その成長プロセスを解説します。成人発達学のダイナミックスキル理論や成人発達理論を用いながら、器は静的なものではなく、再構築や修復・進化が可能であることを示します。自主性と主体性の違い、転移力や受容力といった概念を通じ、真に「できる人」とは環境に応じて柔軟に学び直せる人であることが語られます。

 第2部では、器を実際に磨き、強くするための方法が示されます。逆境や越境体験を成長の契機とし、自己を壊しながら再構成する過程が解説されます。また、他者との関わりが不可欠であり、異質性との出会いやメンターの存在が器を広げる鍵となることが論じられます。さらに、個人だけでなく組織にも「器」が存在し、多様性やフィードバックを取り入れることで成長することが紹介されます。


さらには、内省と自己開示の重要性が取り上げられます。弱さやエゴ、承認欲求と向き合い、時にそれを他者に開示することで、自分も組織も一段高い発達段階へと進むことができると説かれます。

 

終章では、成長の最終地点を固定的に描くのではなく、常に問いと共に生きる姿勢こそが成熟したリーダーのあり方であると結ばれます。

 

本書は、ビジネスの現場で成果を出すだけでなく、自らを深め、他者や組織を育てるリーダーを目指す人に向けて、理論と実践を架橋する一冊です。スキルから「人の器」へと関心を広げたい方に、新しい視座を提供します。

■書籍概要

タイトル:「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス

著  者:加藤 洋平・中竹 竜二

発 売 日 :2025年12月24日(水)

価  格:2,090円(税込)

出 版 社 :株式会社日本能率協会マネジメントセンター

頁  数:312ページ

判  型:四六

ISBN  :9784800593870

■目次

序章 スキル開発に注力してきた近代社会
第1部 人の器を知る
 第1章 器の定義を考える
 第2章 自分の器の理解を深める

第2部 人の器を磨き、強くする
 第3章 器を磨き、強くする条件
 第4章 他者との関わりによって器を成長させる
 第5章 組織としての器
 第6章 内省と自己開示の威力

 第7章 AI時代の人の器
終章 問いと共に生きる

■著者プロフィール

加藤 洋平(かとう ようへい)

成人発達学者。一橋大学商学部経営学科卒業後、デロイト・トーマツにて国際税務コンサルティングの仕事に従事。退職後、米国ジョン· エフ・ケネディ大学にて発達心理学とインテグラル理論に関する修士号(MA. Psychology)、および発達測定の資格を取得。オランダのフローニンゲン大学にてタレントディベロップメントに関する修士号(MSc. Psychology)、および実証的教育学に関する修士号を取得(MSc. Evidence-Based Education)。日々の研究に並行して、心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」を毎週土曜日に開講している。
著書:『なぜ部下とうまくいかないのか』『成人発達理論による能力の成長』『人発達理論から考える成長疲労社会への処方箋』(以上、日本能率協会マネジメントセンター)など。
翻訳書:『「人の器」を測るとはどういうことか 成人発達理論における実践的測定手法』(日本能率協会マネジメントセンター)

中竹 竜二(なかたけ りゅうじ)

株式会社チームボックス代表取締役、日本オリンピック委員会(JOC)サービスマネージャー。福岡県生まれ。早稲田大学人間科学部卒業後、レスタ―大学大学院社会学修士課程修了。帰国後、三菱総合研究所で経営コンサルタントとして業務を行い、その後早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任。フォロワーシップという新しい概念を創出、自律支援型の指導法を用い、全国大学ラグビーフットボール選手権大会にて全国二連覇を果たす。その後、日本ラグビーフットボール協会ではじめての「コーチのコーチ」であるコーチングディレクターに就任。就任期間中、U20 日本代表ヘッドコーチを3 期兼務、また協会理事も務める。現在は、日本オリンピック委員会(JOC)のサービスマネージャーとして、全オリンピック競技における国を代表する指導者の育成・強化を主導している。また様々なスポーツにおける人材育成経験を活かし、株式会社チームボックスの代表取締役を務め、企業における経営幹部のマネジメント強化、エグゼクティブコーチング、組織開発を行っている。音声配信サービスVoicy “成長に繋がる問いかけコーチング” では、パーソナリティを務める。
著書:『自分を育てる方法』『自分で動ける部下の育て方』(以上ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』(ダイヤモンド社)、『新版リーダーシップからフォロワーシップへ』(CE メディアハウス)、『判断と決断』(東洋経済新報社)など。

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会社概要

URL
https://www.jmam.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー9階
電話番号
03-6362-4800
代表者名
張 士洛
上場
未上場
資本金
-
設立
1991年08月