超高齢社会の今 認知症を体験して知るフェスタを開催 / 兵庫県川西市
自分ごととして考え、正しく認知症を知る
兵庫県川西市では、超高齢社会といわれる今、身近な存在となっている認知症を自分ごととして考え、正しく認知症を知るためにVR体験などができる「認知症フェスタ」を、9月27日、アステホール(川西市中央町)で開催しました。

川西市では、認知症になっても自分らしく最期まで暮らし続けるために、認知症の人やその家族の視点を重視した支援を充実させ、支援者を支える仕組みづくりを一体的に推進する「認知症対策アクションプラン」(計画期間:令和6年度から令和8年度)を策定しています。
9月の認知症月間に合わせて、認知症の人やそのご家族が、安心して住み慣れた地域で暮らしていくためには何が必要なのか、認知症の症状を体験し、認知症を自分ごととして考えてもらうために「認知症フェスタ」を開催しました。

当日は約50名が参加し、第1部の「認知症フレンドリー講座」では、認知症とともに生きる本人の声を聞くだけでなく、バーチャルリアリティ(VR)の技術を活用し、認知症の人が見ている世界を疑似体験。参加者はゴーグルをつけ、音声案内に従って立ったり座ったりしながら、階段を降りるとき、バスに乗車するとき、錯視が見えるときを体験しました。
これは、認知症を文字で学ぶのではなく、VR体験を通して症状を自分ごととして体験すること、また、認知症の本人の声を聞くことで、認知症に対する誤った理解や偏見をなくしていくことを狙っています。
体験後、参加者らは「これから自分が体験するだろうと思いながら参加したが、VRのなかでは錯視の体験が1番怖かった。どこを歩いているのかわからなかった。ただ怖いと思うだけではなく、自分がそうなるかもしれない、だからといって出かけないわけにもいかないなかで、日頃から歩いたり、自分も訓練しないといけないなと思ったし、いい勉強になった」などと話しました。
会場では他に、遠方の家族と会話もできる介護用見守りカメラ、家族型ロボット、使用者がどこに行ったかがわかるGPS機能付きの靴などを紹介する福祉用具の展示や、認知症地域支援推進員による相談会などが行われました。


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