23年度卒採用、4社に1社がさらに採用開始時期を早期化
レバテック株式会社が運営する、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント、レバテックルーキー( https://rookie.levtech.jp/ )は、新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者289名を対象に、23年度卒エンジニア採用動向調査を実施しました。
<調査サマリー>
- 23年度卒、4社に1社が昨年度よりも採用開始時期をさらに早期化
- 採用終了時期、4割以上が「2022年7月までに終わらせたい」と回答
- 新卒エンジニア採用、4社に1社が昨年度よりも採用人数を増加
- 3社に1社が、「理系・情報系学生」をメインターゲットに採用強化
①23年度卒、4社に1社が昨年度よりも採用開始時期を早期化
23年度卒のエンジニア採用は、本選考の開始時期が22年度卒と比べて「早くなった」と回答した企業が全体の25.3%と、4社に1社が採用時期を早めたことが分かりました。
採用時期が早期化した企業のうち約40%が昨年度と比べて「1ヶ月」早期化し、ついで全体の約20%が「3ヶ月」早く選考を開始しているようです。例年、新卒エンジニア採用の早期化が指摘されていますが*1、23年度卒ではさらに早期化していることが明らかとなりました。
一方で、採用時期が昨年度よりも「遅くなった」と回答したのは全体の6.0%と、少数派の結果となりました。昨年の同時期に実施した「22年度卒エンジニア採用市場調査」*2では、例年よりも採用時期が「遅くなった」と回答した人が全体の23.8%と、一部の企業では晩期化の傾向にありました。しかし、23年度卒ではほとんどの企業の採用時期が、昨年度と変化なしまたはさらに早期化していることが分かりました。
※1.2:2021年2月発表「22年新卒エンジニアの採用市場動向」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000360.000010591.html
②採用終了時期、4割以上が「2022年7月までに終わらせたい」と回答
希望する採用終了時期で、最も多かったのは「2022年7月まで(25.8%)」、ついで「2022年9月まで(20.3%)」「2022年年内まで(20.3%)」が同率の結果となりました。
「2022年3月まで」と回答した人は全体の7.4%に留まり、ほとんどの企業が年間を通して採用を行うと考えられます。さらに、全体の14.3%が「いつでも良い」と回答しており、採用終了時期を明確に決めていない企業も一定数存在するようです。
近年、年間を通して新卒採用を行う「通年採用」を導入している企業が見受けられますが、今後の新卒エンジニア採用市場は、転職市場と同じく年間を通して採用活動をする企業が増えていくのではないでしょうか。
③新卒エンジニア採用、4社に1社が昨年度よりも採用人数を増加
22年度卒採用と比較して、23年度卒の採用人数で変化があったと回答した人は全体の33.2%という結果になりました。そのうち、最も回答が多かったのは「1割以上増えた(17.3%)」、ついで「3割以上増えた(6.5%)」と続きます。昨年度と比べて採用人数が増加したと回答したのは全体の26.1%と、4社に1社が新卒エンジニアの採用枠数を拡大させたことが明らかとなりました。
一方で、昨年よりも「減った」と回答した人は全体の7.1%と、新卒エンジニアの採用人数を削減した企業は少ないようです。ITエンジニア不足が重大な社会課題とされる現在の日本において、エンジニアの即戦力採用は特に困難であることから、新卒を含むポテンシャル層の採用を強化する企業が増えていることが考えられます。
④3社に1社が、「理系・情報系学生」をメインターゲットに採用強化
22年度卒採用と比べて、全体の約4割が23年度卒の採用要件を変更したことが分かりました。回答が最も多かったのは「情報系学生の割合を増やした(14.5%)」となり、「理系学生の割合を増やした(8.4%)」と続きます。
文系学生の割合を増加または絞ったと回答した人は、合わせて全体の2.8%に留まり、採用要件を変更したと回答したほとんどの企業が、「理系・情報系学生」を中心に採用を強化していることが明らかとなりました。
昨年7月には、2025年以降の大学入学共通テストにおいて、出題科目に「情報」が追加される方針となることが文部科学省により公表されました。国全体でIT人材の育成を強化していることからも、今後の新卒エンジニア採用ではより一層、情報処理の知識やプログラミング経験が求められるのではないでしょうか。
<事業責任者中嶋からの一言>
今回の調査から、4社に1社が採用開始時期を昨年度からさらに1ヶ月から3ヶ月ほど早く開始し、一部の企業では中途採用と同様に年間を通して新卒エンジニアの採用を進めていることが分かりました。さらに、新卒エンジニアの採用人数を増加させる傾向も見られており、ポテンシャル層の採用が注目されているようです。
自社のエンジニアの採用強化を検討している企業は、即戦力採用のみならず、優秀な新卒エンジニアのポテンシャル採用を強化し、長期的に自社で育成をしていくことが、エンジニア採用における成功の鍵になるかもしれません。
<調査概要>
調査対象:新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者289名
調査会社:楽天インサイト株式会社(調査協力)
集計期間:2022年2月8日~2022年2月13日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:289名
レバテック株式会社
レバテック株式会社では、「IT業界のエンジニア・クリエイターの人生に寄り添う」をミッションに掲げ、Web・IT業界のエンジニアと企業を繋ぐSES(システム・エンジニアリング・サービス)事業を展開しています。現在は業界最大手のフリーランスエンジニア専門エージェント「レバテックフリーランス」ほか、転職エージェント「レバテックキャリア」など、エンジニア・クリエイターのキャリアアップのための様々なサービスを提供。累計登録者は20万人を超えます。
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