【開催報告】〈新たな可能性を共創〉連携地域のブライダルをプロデュース ― 第3回『BEST PRODUCER CONTEST 2024』を3月18日に開催
宮崎県宮崎市、福島県鏡石町、栃木県那須塩原市を舞台に、地域の資源や魅力を活かした結婚式をプロデュース ― 4月1日より始動する新プロジェクトを発表
八芳園が取り組む、『BEST PRODUCER CONTEST』とは
八芳園が取り組む『BEST PRODUCER CONTEST』とは、新たな時代へ向けたブライダルの可能性を生み出す、企業間の壁を越えた共創プロジェクトです。提携企業を含めたコンテスト形式により、さらなるブライダルを追求する企業間を越えたチーム力と提案力 を高め合います。
プランナー/サービス/料理/装花/ヘアメイク/衣裳 の6ジャンルに分かれて一次・二次試験を行い、各ジャンルから勝ち抜いた上位3名からなる18名のファイナリストが、組み合わせ抽選により3チームに分かれ、仮想のお客様へ向けた結婚式を創り上げます。
“TEAM FOR WEDDING” を合言葉にご結婚式をプロデュースしている八芳園が、「お客様に寄り添いながら結婚式を創り上げる」 という本質に立ち返り、ブライダルプランナーだけではなく部署や企業の垣根を越えて取り組むことで、より一層のプロデュース力の向上を目指しています。
開催の経緯と目的
【2022年に初開催 ― チームで創り上げる、新たな価値ある結婚式】
2022年7月7日、第1回目となる『BEST PRODUCER CONTEST』を初めて開催いたしました。新型コロナウイルス感染拡大の影響は、婚礼業界においても多大な変化をもたらしました。そのような中であっても、プランナーだけではなく、サービスや料理、装花、ヘアメイク、衣裳など、企業間を越えてそれぞれのプロが集い、お客様に寄り添いながら一組一組の唯一無二となる結婚式をチームで創り上げてきた八芳園の本質は変わりません。
お客様を軸とした企業間を越えた学びの機会を創ることが"新しいつながりのカルチャー"を生み出し、価値ある結婚式を創ることに繋がっていくと考え、初の試みとなる『BEST PRODUCER CONTEST』の開催へ至りました。
第3回目となる今回は、連携地域のブライダルをプロデュース ― 配膳・運搬ロボット「Keenbot T5 Laser」を導入
八芳園は、全国各地の自治体と連携しながら地域活性化・観光産業の発展に寄与する取り組みを進めています。これまで13の自治体や学校との連携協定を締結し、培ってきたプロデュース力を生かし、各地の食材を使った料理の開発や、地域資源の魅力再発掘、特産品の販路拡大などに向け、各種イベントの開催などを通じて地域の魅力のPRに取り組んでおります。
第3回目となる今年の『BEST PRODUCER CONTEST』では、八芳園にてブライダルに携わる参加企業より6ジャンル総勢137名が参加し、2次にわたる予選を経て、ファイナリスト18名が決定。従来の八芳園を会場とした結婚式のプロデュースではなく、八芳園と連携協定・パートナーシップ協定を締結する3自治体〈宮崎県宮崎市、福島県鏡石町、栃木県那須塩原市〉の各3チームに分かれ、地域を舞台に創り上げた結婚式のプロデュースを披露。自治体や生産者の皆様をはじめ地域の皆様の多大なご協力のもと、結婚式を通じて様々な地域資源を磨き上げ、新たな地域の可能性をプレゼンテーションいたしました。
また、今回のコンテストでは、各チームが考案したコースメニューの中から一品、ゲストの皆様にご試食していただきました。料理をご提供したのは、ソフトバンクロボティクス株式会社が展開する配膳・運搬ロボット「Keenbot T5 Laser」8台。ゲストのテーブルの近くまで料理を運び、最後はサービススタッフの手により料理が届けられます。Delivery train(デリバリートレイン)という運用モデルを活用して、「Keenbot T5 Laser」での8台同時稼働および"宴会場"での稼働は日本初の試みとなりました。
八芳園は2021年、ソフトバンクロボティクス株式会社と連携協定を締結し、緊密な連携と協働のもと、交流の質の向上を目指しDX化を推進しています。労働力の減少をはじめとする課題解決へ向けて、協働により積極的に新たな取り組みを実施しています。
今回導入した「Keenbot T5 Laser」は、事前に稼働場所の地図やロボットの動きを設定することにより、目的地を指定するだけで自動で動きます。そのため、ご宴席当日の運搬・配膳業務の一部を担うことにより、業務効率の改善につながります。
今後、八芳園では「Keenbot T5 Laser」をはじめとした最新のテクノロジーを積極的に駆使し、さらなる生産性の向上を目指してまいります。
参加企業
〈サービス〉株式会社WAO!!STYLE 〈装花〉株式会社ジェック、株式会社日比谷花壇、株式会社ユー花園
〈ヘアメイク〉株式会社資生堂 〈衣裳〉株式会社曽我、株式会社フォーシスアンドカンパニー
〈プランナー/サービス/料理〉株式会社八芳園
ご招待ゲスト ※順不同
【各自治体】
・栃木県那須塩原市 市長 渡辺 美知太郎様 ほか3名
・栃木県那須塩原市 那須塩原市議会 議長 山形 紀弘様
・福島県鏡石町 副町長 小貫 秀明様 ほか2名
・宮崎県宮崎市 宮崎市東京事務所 副所長 池袋 耕人様 ほか1名
【ブライダル】
・公益社団法人日本ブライダル文化振興協会 ・アニヴェルセル株式会社 ・ホテル雅叙園東京
・ホテル椿山荘東京 ・明治記念館 ・株式会社ウエディングジョブ ・株式会社ウエディングパーク
・株式会社ブライダル産業新聞社 ・株式会社マイナビ ・株式会社リクルート ・株式会社リフレクション
【ブライダル専門学校】
・Adachi学園グループ 東京観光専門学校 ・戸板女子短期大学
・学校法人 駿河台学園 駿台トラベル&ホテル専門学校
・学校法人 滋慶学園 東京ウェディング・ホテル専門学校
・学校法人 田中育英会 総合学院テクノスカレッジ 東京エアトラベル・ホテル専門学校
・学校法人 トラベルジャーナル学園 東京ブライダル専門学校
・学校法人 日本ホテル学院 専門学校日本ホテルスクール
・学校法人 三幸学園 東京ビューティー&ブライダル専門学校
【調理専門学校】
・香川調理製菓専門学校
・学校法人 後藤学園 武蔵野調理師専門学校
・学校法人 食糧学院 東京調理製菓専門学校
・学校法人 須賀学園 宇都宮短期大学附属高等学校
・学校法人 誠桜学園 盛岡誠桜高等学校
・学校法人 TBC学院 小山校 国際TBC調理・パティシエ専門学校
・学校法人 華学園 華調理製菓専門学校
【その他】
・株式会社東京チャンネル9 ・株式会社Feeling Design
・株式会社ヴァンヌーボ ・LIBRARY WORKS
【宮崎県宮崎市】
【コンセプト】
コンセプトは「不易流行」。メンバーが実際に宮崎市に足を運び、“伝統を重んじ古き良きを大切にする方”と“トレンドを取り入れ新しいことに挑戦する方”のどちらものお話を伺う中で、いつまでも変わらない本質を大切に、新しい変化を取り入れていく宮崎市の魅力を感じ、今回のコンセプトを決めました。
【挙式・披露宴】
挙式は、南九州で唯一の能と狂言の舞台である「青島神社能楽殿」にて、八芳園が提案する和の人前式“和婚式”を執り行います。披露宴は、挙式の和装からカジュアルなドレススタイルにチェンジし、青島神社能楽殿から徒歩5分ほどのところに位置する、青島を望むビーチパーク「AOSHIMA BEACH PARK」で行います。
【料理】
フランス語で”太陽の下で”を意味する”au soleil”と名付けたコース料理「MIYAZAKI CUISINE -Au soleil-」より、黒いチュイールで青島の周りに広がる岩で形成された海岸「鬼の洗濯板」を表現し、宮崎市の生産グループ「Sunshine Caviar(サンシャインキャビア)」様が栽培に挑戦している“フィンガーライム”を使用したアミューズをご提案し、会場内にてご用意。さらにプレゼンテーションでは、宮崎市の伝統野菜“佐土原ナス”と宮崎牛を使用したメイン料理をご提案しました。
【ドリンク】
サービススタッフがご提供するドリンクは、同じビールは二度と作らず、その時限りのビールを大切にしている「B.M.B Brewery」様にお力添えいただき、おふたりだけの特別なラベルを施したクラフトビールを作成。
【衣裳】
挙式時は能楽殿に合わせ和装の着用。白無垢で伝統を大事にしつつ、小物の色味は宮崎市の旗でも使われている、海と空を表す群青と平和と太陽を表す黄色を使用。黒の紋付にも、ラメ感とグラデーションが施され、洋装が多い宮崎市の結婚式でも取り入れやすいご提案です。洋装は、動きやすくゲストの皆様とも近い距離で交流することができるスレンダーラインのドレス。タキシードは、ビーチにマッチしたデニムブルーでカジュアルな印象に仕上げています。
【ヘアメイク】
和装でのポイントはあえて毛先を出すスタイル。いつの時代も愛される胡蝶蘭を髪飾りとして使用することで、洗練された印象を演出し、能楽殿の中でもお顔が暗くならないようにあえて綿帽子は被らず華やかに仕上げています。洋装は、海風に揺れる襟足の後毛とシースルー前髪がポイント。アクセサリーとしてお花を使用したイヤーカフや蝶ネクタイを取り入れ、時代に合わせたお洒落さ、新しさを取り入れられるようご提案いたしました。
【装花】
ビーチに合わせつつ、今も昔も変わらない青島が持つ自然の美しさを取り入れたデザイン。料理でも取り入れた「鬼の洗濯板」と呼ばれる海岸の様子を、石の器を使い再現し、暖色の花材を使用することでパーティー会場全体を明るく華やかに演出。また、卓上には海を模した青い水中花を取り入れ、現地の砂浜と同様に、砕いた貝と砂を入れたガラスボールのキャンドル等、青島の美しい海の要素を取り入れています。
【福島県鏡石町】
【コンセプト】
コンセプトは、「人と人とのご縁を結ぶ。鏡石町∞八芳園のオリジナルウエディング」。メンバーが現地を訪れた際、たくさんのご縁を大切にしている町の皆様の様子や、「包括的連携協定」を締結している八芳園との繋がりを強く感じたことから決定しました。
【挙式・披露宴】
結婚式の舞台は、明治初期に日本最初の国営牧場として誕生した西欧式牧場「岩瀬牧場」。挙式は、牧場に併設されているフラワーガーデン内の西洋式庭園にて、大切なゲストの皆様にご承認をいただく人前式をご提案。挙式後は岩瀬牧場内のふれあい広場でのガーデンパーティーを行い、青い空と広い草原の中でゲストの皆様と笑顔で溢れるお時間をプロデュースいたします。
【料理】
鏡石町の“田んぼアート”から着想を得て、アートをテーマに「KAGAMIISHI CUISINE -アート-」をコース料理としてご提案。“田んぼアート”をイメージした鮮やかな土鍋ごはんをご用意し、ゲストへの感謝の想いを込めて、お米と出汁を土鍋に注ぐセレモニーを行います。土鍋ごはんの中心には、かつてオランダから友好の証として送られた“鐘”をモチーフに、おふたりとゲストとのご縁を表現しました。
【ドリンク】
牧場のホルスタイン牛「ブラウンスイス」に因み、ヨーグルトのウェルカムドリンクで披露宴前の憩いのひとときを演出。乾杯には、鏡石いちご“ふくはる香”と鏡石町のお米“牧場のしずく”を使用した日本酒を使用したカクテル「ふくの雫」をご提供。福島の“ふく”、鏡石いちご「ふくはる香」の“ふく”、そして、いちご農家様のお言葉より着想を得たいちごの花言葉「幸福の家庭」の“ふく”をかけて考案した一杯です。
【衣裳】
歴史ある牧場で執り行う挙式では、白無垢・紋服での和装をご提案。鏡石町の名前の由来となった「鏡沼」にちなみ、鏡が入った花嫁小物の筥迫を新婦様の胸元にお入れいたします。パーティーでのドレスは、岩瀬牧場では樹齢120年を超える桜の木が約80本も現存していることに因み、淡いピンクの刺繍が施された桜モチーフのウエディングドレスに。タキシードもガーデンパーティらしくカジュアルな印象でご提案いたしました。
【ヘアメイク】
空と繋がる牧場でのお式をイメージし、和装では桃の花を取り入れて春の訪れを感じるアレンジに仕上げました。パーティーでは、ゲストの皆様もコサージュとして身につけるアヤメを主役に艶のあるストレートヘアに仕上げ、アヤメとリンクした深みのあるリップと、顔周りに銀箔をあしらうことで新婦様の魅力を最大限に引き出します。
【装花】
町の桃農家様より、ひとつの大きな桃を作るために枝を剪定し、切り落としたたくさんの枝は廃棄してしまうことを伺い、桃の枝を有効活用したコーディネートをご提案。桃の枝を使用したかごをベースに、華やかな桃の花と、桃の花を引き立たせる雪柳、アクセントに木蓮を生けて仕上げました。また、町の花でもあるアヤメの花言葉「希望」「よい便り」にちなみ、おふたりからの「幸せのよい便り」という意味合いを込め、手紙型に折ったナフキンの上にアヤメのコサージュをナフキンフラワーとして用意。ゲストの皆様にはアヤメのコサージュを胸元につけ、パーティーを楽しんでいただきます。
【栃木県那須塩原市】
【コンセプト】
かつて岩塩が生産されていた平原であったことから市名がつけられ、地形や気候の関係で稲作などの作物を育てることが非常に困難であったことから、酪農文化が広まったといわれている那須塩原市。現地の皆様が当たり前だと思っていたことの中に潜んでいる魅力を再発信したいというメンバーの想いと重ね、「開拓」をコンセプトにプロデュースいたしました。
【挙式・披露宴】
結婚式の舞台は、明治時代にドイツ公使や外務大臣等を務め、日本で初めて国際結婚をした青木周蔵が建てた、国の重要文化財にも指定される旧青木家那須別邸。那須塩原市でしか味わうことができない体験を通して、ゲストの皆様の心を開拓する、挙式・披露宴という形式にとらわれないひとときをプロデュースいたします。
【料理】
那須塩原市の食材をふんだんに使用することによって、生産者様をはじめとした那須塩原市の皆様とゲストを繋ぐという想いを込めて、コース名は「NASUSHIOBARA CUISINE -つなぐ-」。デザートには、栃木県の新品種のいちご“とちあいか”と、「那須千本松牧場」の牛乳を合わせた、「苺とミルクのデクリネゾン」をご提案します。
【ドリンク】
那須塩原伝統の経木(きょうぎ)と柚子を使用した「ほうじ茶トニック」をウェルカムドリンクとしてご提案。経木の魅力のひとつでもある香りを活かし、グラスに結ぶアレンジを開拓。経木の香りと、柚子とほうじ茶の香りが、おふたりのパーティーを爽やかに彩ります。
【衣裳】
ナチュラルなとろみのある生地のドロップショルダーのスレンダードレスに、ベージュのタキシード、おふたりとも足元はスニーカーを合わせてカジュアルなコーディネートに。
【ヘアメイク】
ヘアメイクは自然光を意識したナチュラルで透明感のあるスタイルに仕上げ、カジュアルさを引き立たせるためにヘアアクセサリーは控えめに。アクセサリーも大振りのイヤリングのみ使用し、表情がわかるよう提案しています。
【装花】
那須塩原市で制作された経木のランタンを活かし、市内の柚子農家で収穫しきれなかった柚子を輪切りにし、ドライに仕上げたものとグリーンを合わせ、幸せを願うアイテムへ変えていきます。お席に着いた際に柚子の爽やかな香りが漂うよう、ドライの柚子に香りのついたオイルを数滴垂らし、香りから空間をコーディネートいたしました。
4月1日より始動する新プロジェクト「FURUSATO WEDDING PROJECT by HAPPO-EN」を発表
八芳園 取締役総支配人 関本敬祐は、4月1日より始動する新プロジェクト「FURUSATO WEDDING PROJECT by HAPPO-EN」を発表いたしました。
関本は、「ここ数年だけでも様々な変化が起きている社会において、私たちも変化を起こし、新たな取り組みを行っていかねばならない」と述べ、「首都圏マーケットだけではなく、地域エリアのマーケットの活性化」、また、「次世代のニーズを満たす価値を生み出していくこと」という2つの課題に触れました。
その課題に対し、新たに4月1日より開始する新プロジェクト【FURUSATO WEDDING PROJECT by HAPPO-EN】では、「結婚を通じて、おふたりと街を幸せで包み込む」をコンセプトに、自治体の皆様と連携をしながらウエディング・イベント・フォトウエディング・ギフト・料理・プロダクトというコンテンツを生み出し、地域活性化へ繋げていくプロジェクトとして取り組んでまいります。
(※4月1日より「FURUSATO WEDDING PROJECT by HAPPO-EN」特設サイトがオープンいたします)
今後も八芳園は様々な課題に対し、共創のパートナーシップにより結婚式を通じて貢献し、文化や技術継承の実現へと貢献してまいります。
総合プロデュース企業 八芳園について
東京・白金台にて、江戸時代より続く広大な日本庭園を有し、婚礼・宴会事業やMICE事業の推進、地域プロモーションなど多角的な事業を展開する「総合プロデュース企業」です。パーパス「日本を、美しく。」のもと、歴史や文化を守りながら日本の魅力を世界へと発信し、白金の地にとどまらない「交流文化創造」という新たな市場創出を目指しています。
[⼋芳園のプレスリリース⼀覧]https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/19559
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