東急不動産とサントリーが協働し「ボトルtoボトル」水平リサイクルを本格始動
「ニセコ東急グラン・ヒラフ」スキー場、商業施設「COCONO SUSUKINO」を対象にペットボトルの「資源循環」を促進
東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明、以下「東急不動産」)と、サントリーグループは、このたび、東急不動産の施設で排出された使用済みペットボトルを回収して 新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1の取り組みに関する協定書を締結しましたのでお知らせいたします。
※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと
■取り組みの背景
東急不動産は環境先進企業を目指し、「循環型社会」を重要な環境課題と定め、事業を通して取り組みを進めています。また、サントリーグループは「人と自然と響きあう」という企業理念のもと、2030年までにすべての商品を100%サステナブルペットボトル(リサイクル素材or植物由来素材等)にすることを目標に掲げ、リサイクル活動を推進しています。
これまでは回収したペットボトルのリサイクルでは別の製品の材料とすることが主流でしたが、今回、「ペットボトルを再資源として循環させ、持続可能な社会を実現する」という両社の思いが一致し、このたびの取り組みに至りました。

■「ボトルtoボトル」水平リサイクル取り組みについて
東急不動産の対象施設で回収した使用済みペットボトルを、サントリーグループの飲料用ペットボトル容器として再資源化し、「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現します。
先行して2024年より東急不動産が開発した商業施設「COCONO SUSUKINO」(ココノ ススキノ:北海道札幌市)において「ボトルtoボトル」水平リサイクルの取り組みを開始しており、続いて2025年4月1日 より「ニセコ東急グラン・ヒラフ」スキー場(北海道虻田郡倶知安町)にて実施いたします。
「ニセコ東急グラン・ヒラフ」スキー場では、インバウンドゲストのご利用が多くあることから、英語でのポスター告知や資源回収を視覚的に促すオリジナルの「リサイクルステーション」を設置し、資源の有効活用の啓発を推進いたします。
今後、引き続き、ペットボトル回収および水平リサイクルの対象施設を順次拡大し、「ボトルtoボトル」の取り組みを進める予定です。

■環境省 大臣官房総合政策課 企画評価・政策プロモーション室長 平塚 二朗氏コメント
このたび、観光地として国内外から多くの方が訪れるニセコ地域においてペットボトルの「ボトル toボトル」水平リサイクルが開始されることを大変喜ばしく思います。「ボトルtoボトル」水平リサイクルは、我が国が世界に誇る卓越したリサイクルシステムの一つであり、資源循環のみならず、ペットボトル製造時の温室効果ガスの排出削減につながります。さらに、その前提となる使用済みペットボトルの回収は地域の美しい自然環境の保全にも資することから、様々な環境問題に対する統合的な取り組みとして、注目に値します。地域社会や観光客の皆様の理解を得ながら使用済みペットボトルの資源循環が進み、持続可能な観光地づくりのモデルケースとなることを期待しています。
また、環境省では、環境分野において先進的、独自的でかつ波及効果のある事業活動を行う環境先進企業の約束を、環境大臣が認定する「エコ・ファースト制度」を実施しています。東急不動産ホールディングスとサントリーホールディングスはいずれも認定企業であり、本取り組みがエコ・ファースト企業間の連携により実現したことは意義深いと考えます。こうした先進的な取り組みが他の企業に波及することにより、日本全体の環境保全に向けた取り組みが進展することを期待しています。

東急不動産の持株会社である東急不動産ホールディングスは2024年4月に環境大臣の認定を受け、エコ・ファースト企業となりました。
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