ダイヤ工業、ヤマハの「楽器演奏時の呼吸計測」時に使用するセンサーバンド開発に技術協力
～ウェアラブル技術で演奏者への影響を低減した理想的なバンド構造を実現～
医療用品メーカーのダイヤ工業株式会社（本社：岡山県岡山市 代表取締役：松尾浩紀）は、楽器や音響の事業を手掛けるヤマハ株式会社（本社：静岡県浜松市 代表執行役社長：山浦 敦）が研究を進める「楽器演奏時の呼吸計測」において、演奏中の胸部と腹部の動きや呼吸パターンをリアルタイムで計測するセンサーバンド構造の開発に技術協力いたしました。
技術協力の背景と概要
ヤマハ株式会社は、楽器の演奏者の「呼吸」を可視化し、客観的なデータとしてフィードバックすることで、演奏技術の向上や豊かな表現をサポートする研究開発を進めています。同研究の一環として、演奏中の胸部と腹部の動きや呼吸パターンをリアルタイムで計測する伸縮センサー「GummiStra®」を開発されました。この伸縮センサーを人体に装着して正確に呼吸を計測するには、長時間の使用に耐えるバンドの設計や、装着時の負担を最小限に抑える技術が必要です。そこで、当社が医療・ヘルスケア分野で培ってきた「ウェアラブル製品として実用化する技術」にご注目いただき、「センサーバンドの構造」を確立するためにヤマハさまよりご相談いただいたことがきっかけで、技術協力に至りました。
ダイヤ工業の主な技術提供内容
当社は、医療・ヘルスケア分野で培った知見を活かし、伸縮センサーを「体にフィットさせ、演奏の動きを妨げにくいバンド型」として製品化するための技術協力を行いました。
今回の技術協力における当社の主な担当領域は、以下の通りです。
◆伸縮センサーとフィルムを貼り合わせる際の生地との相性の検討
センサーの性能を引き出しつつ、身体の動きに追従する最適な素材と貼り合わせ技術の検証。
◆バンド型にした際のフィッティング技術の提供
様々な体型・動きに対応し、長時間の装着でも安定した計測と快適性を両立させるための設計技術。
◆ベルト部分の生地選定
呼吸による腹部の動きを正確にセンシングできる、伸縮性・耐久性・肌触りに優れた生地の選定。
今後の展望
今回の取り組みで得られた知見をもとに、「日常に溶け込む」フィッティング技術のさらなる向上を目指し、誰もが快適に活動を楽しめるウェアラブル製品の開発に注力していきます。また、他社との共同開発やコラボレーションを積極的に進め、技術と知見を融合させることで、スポーツ、エンターテインメント、ヘルスケアなど多様な分野への応用を図り、今後も人々の健康と豊かな暮らしに貢献してまいります。
製品について
本リリースでご紹介した「楽器演奏時の呼吸計測器」は、現在、ヤマハ株式会社において研究開発中のものであり、数量販売の体制はございません。
製品に関するお問い合わせをいただいた場合、現時点では研究用途での個別対応という形になりますことをあらかじめご了承ください。
会社概要
【ヤマハ株式会社】
所在地：〒430-8650 静岡県浜松市中央区中沢町10番1号
代表者：代表執行役社長 山浦敦
設立：1897年10月12日
資本金：285億3400万円
公式Instagram：https://www.instagram.com/yamahamusicjapan/ （@yamahamusicjapan）
事業内容：楽器事業、音響機器事業、自動車内装部品事業、FA機器事業、ゴルフ用品事業、リゾート事業など
【ダイヤ工業株式会社】
所在地：〒701-0203 岡山県岡山市南区古新田1125
代表者：代表取締役 松尾浩紀
設立：1963年4月
資本金：1,000万円
Tel：086-282-1245（平日：9：00～17：30）
Fax：086-282-1246
Mail：info@daiyak.co.jp
URL：https://www.daiyak.co.jp
公式X：https://x.com/daiyak_medical
公式Instagram：https://www.instagram.com/daiyak_medical/ （@daiyak_medical）
事業内容：コルセット、サポーター、アシストスーツ、テーピング、トレーニング用品などの多岐にわたる製品を開発・製造・販売
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