【次世代たんぱく源・ダチョウ肉の健康効果】吉野家ホールディングス、SPEEDIAオーストリッチミート(ダチョウ肉)の疲労軽減や血管老化防止の可能性を示す新研究成果を発表

吉野家ホールディングス

株式会社吉野家ホールディングス(代表取締役社長:成瀬哲也、本社:東京都中央区)の100%子会社であり、ダチョウの飼育・研究・商品開発・販売を行う株式会社SPEEDIA( https://speedia-ost.com/ 代表取締役:平田俊昭、本社:東京都中央区、以下「SPEEDIA」)は「オーストリッチミート」に関する新たな研究成果を発表しました。この結果は、これまでのSPEEDIAのオーストリッチミート研究によって期待されていたダチョウ肉の疲労軽減や血管老化防止の効果についてさらに踏み込んだ内容です。

茨城県石岡市にある広大なSPEEDIAダチョウ牧場
同牧場では、国内最大級の500羽ものダチョウを飼育

◾️ SPEEDIAのオーストリッチミート研究結果概要

  • オーストリッチミート食(ハム及び水煮)を7日間摂取すると、筋肉形成や筋肉疲労回復に必要な分岐鎖アミノ酸(BCAA)、抗疲労物質アンセリン由来アミノ酸が増加する事が確認されました。

  • オーストリッチハムとサラダチキンをそれぞれ1週間連続摂取した比較試験では、血中の総アミノ酸量に大きな差はないものの、オーストリッチハムを摂取した群は、疲労回復・抗疲労作用をもたらす血中のタウリンが有意に増加しました。

  • これらの試験中の採血によって一時的に起こる赤血球プロファイルの悪化※に対し、オーストリッチハム摂取群は数値に有意な減少は見られず、1週間の摂取により平均赤血球容積が有意に増加し、血液の健全な状態維持に寄与することが示唆されました。

    ※赤血球数、ヘモグロビン濃度、へマトリックス値、平均赤血球容積などの低下

  • さらに、オーストリッチミートの脂溶性画分を、マウスを用いたマイルスアッセイで評価した結果、血管透過性亢進因子(VEGF)の作用を抑え、血管の漏れを有意に抑制する効果があることが分かりました。

  • 同様に、血管内皮細胞を用いたin vitro試験において、同脂溶性画分が細胞同士の接着領域 (ジャンクション領域) および細胞骨格であるアクチンの重合も増加していることから、血管バリア機能を亢進する可能性が示唆されました。

以上の結果は、オーストリッチミートの抗疲労効果および血管の抗老化効果が、その複数の成分の効果によって総合的にもたらされるものであることを示しています。

これらの研究成果については、9月14日(日)に東京農業大学で行われた第72回日本栄養改善学会学術総会の共催セミナーにて、同社R&Dエグゼクティブフェロー 辻智子より発表されました。さらに、9月19日(金)に一橋講堂で行われた日本脂質栄養学会において、辻と同社素材開発部 主任研究員 河口良子が「ダチョウ肉抽出物の血管バリア機能に及ぼす影響」を発表し、オーストリッチミートが毛細血管のバリア機能を向上させる可能性について報告しました。これらの結果は、老化によって生じやすいとされる毛細血管の減少を抑制し、抗老化につながることを示す作用であると考えられ、今後さらなる検討を進めます。

 

SPEEDIAでは、新たな畜種としてのダチョウの有用性を解き明かすために、オイルやミートに限らず、骨、羽根、皮など多様な部位を対象に研究を進めています。オーストリッチのすべての部位を無駄なく有効に活用し、人々の美と健康に役立てるよう、様々な研究者と協働します。

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会社概要

URL
https://www.yoshinoya-holdings.com/
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
東京都中央区日本橋箱崎町36-2 Daiwaリバーゲート18階
電話番号
03-5651-8771
代表者名
成瀨 哲也
上場
東証1部
資本金
102億6500万円
設立
1958年12月