国内マーケティングリサーチ業界初となるDrawbridge社との連携 マクロミル、世界最高水準(97.3%)のクロスデバイスマッチング技術を導入
~自社データの拡張により、プライベートDMP構築支援サービスを強化~
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 グローバルCEO:スコット・アーンスト 以下、当社)は、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安永竜夫 以下、三井物産)を通じて、三井物産の資本業務提携パートナーである、クロスデバイスマッチング技術の米国最大手Drawbridge, Inc.(カリフォルニア州、CEO:Kamakshi Sivaramakrishnan 以下、Drawbridge)が提供する『Drawbridge Connected Consumer Graph®(以下、Consumer Graph)』を、国内マーケティングリサーチ業界において初めて(※1)導入いたしました。97.3%のマッチング精度(※2)を誇る世界最高水準の本技術を採用することで、当社が保有する各種データを拡張できるほか、Drawbridgeを利用する他の企業との簡単なデータ連携も実現し、さらに豊富で「人」に特化したデータ提供が可能になります。この連携により当社は、DMP(Data Management Platform※3)構築支援サービスの拡充を目指します。
【デジタルマーケティング施策における近年の顧客ニーズ】
デジタルシフトが進む昨今、マーケティング分野ではDMPを用いてコミュニケーション施策の基盤を統一し、企業と消費者の接点をデジタルデータとして活用する動きが強まっています。一方で、従来のデジタルマーケティング技術では、1人のユーザーが、Webブラウザ上のCookie、iOS・Androidといったモバイル広告IDなどの広告識別子ごとに別々のユーザーとして判定されるため、デバイス単位での最適化に留まっていました。スマートフォンやPCなど、個人が複数のデジタルデバイスを活用する機会が増えている今日、デジタルマーケティングの各種施策においてもデバイスを横断し、データを人単位で把握できるクロスデバイスマッチング技術へのニーズが増大しています。
【DrawbridgeのConsumer Graphについて】
複数のデジタルデバイスのIDを様々なパラメータから推定しユーザー単位にまとめることができる、世界最高水準のクロスデバイスマッチング技術です。従来のデジタルマーケティング技術では判別が難しかった複数デバイスを利用する1人のユーザー行動を、別々のユーザーではなく1人のユーザーデータとして判定することが可能です。Consumer Graphは、これまでに国内の複数の業界において数多くの企業に導入されていましたが、今回国内マーケティングリサーチ業界では初めて当社が導入いたしました。
図1. Consumer Graphによるマクロミルのパネルデータ拡張イメージ
【Consumer Graphの導入で拡充するマクロミルのDMP支援サービス】
当社はこれまで、顧客のDMPに対し、許諾を得た自社パネルのデータ提供や、長年に渡るアンケートデータの分析などで培った豊富な知見を活かしたDMP活用提案をしてまいりました。最近では、当社からの提供データに加え、流通・気象・広告出稿などに関する外部からのデータや、顧客が保有する多種多様なデータを統合的に管理し分析を行うDMPの実装サポートを行うなど、サービスの内容を拡大しています。
クロスデバイスマッチング技術を導入することで、当社のデータをさらに拡張してお客様に提供できるほか、Cookieやデバイス単位ではなく、人単位に基づいたDMP導入・活用へのご提案も可能となります。今回のDrawbridgeとの連携は、当社が展開するDMP構築支援サービス強化の一環となり、プライベートDMPの構築からデータ解析、抽出などのコンサルティングまで、お客様の課題・目的に応じたサポートを提供いたします。
DMP構築支援サービスにおけるConsumer Graph活用
●当社保有データの拡張
パネルのほか、当社が独自に計測した複数のサイトから得られる月間約100億impのログデータなど、自社で保有しているデータをCookieやモバイル広告IDのクロスデバイスデータとして拡張でき、より豊富なデータを顧客のDMPに提供することが可能になります。
●Drawbridgeを利用する企業間でのデータ連携
Drawbridgeと契約関係にある企業間では、DrawbridgeのユーザーIDを介して簡単にデータ連携をすることができます。当社のデータと顧客のDMPデータのほか、データ提供会社の持つ位置情報やWebアクセスログ、APPアクセスログとも連携することができ、より多面的なユーザーデータに基づいた分析が可能となります。
図2. Consumer Graph活用イメージ
【Consumer Graphの調査サービスへの活用】
当社が手がけるWeb広告効果測定サービスにおいて、広告接触者や非接触者の判定精度を高め、調査結果の精度をより向上させるため、マクロミルとDrawbridgeの両社は今後、マーケティングリサーチへのクロスデバイスマッチング技術活用について検証・実装を進めてまいります。
マクロミルは、今後も事業を通じ、革新的なサービスでビジネス領域全体にイノベーションを拡げ、誰もがマーケティングサービスを利用できる社会の実現を目指します。
以上
※1:当社調べ
※2:マッチング精度は 97.3% (ニールセン調べ)
出典:WebWire “Drawbridge Cross-Device Connected Consumer Graph Is 97.3% Accurate”
(https://www.webwire.com/ViewPressRel.asp?aId=197231)
※3: DMP : Data Management Platformの略称。広告主・メディア・ECサイトなどが保有する多種多様かつ膨大なデータを収集・分析し、主にマーケティング用途での利用・活用を可能にするデータ基盤のこと
■株式会社マクロミルについて
マクロミルは、高品質・スピーディな市場調査を提供する、国内インターネット・マーケティング・リサーチのリーディング・カンパニーです。市場シェアNo.1※の豊富なリサーチ実績とノウハウをもとに、お客様のマーケティング課題解決に向けて最適なソリューションを提供しています。世界15カ国、40以上の拠点を展開しており、世界に誇れる実行力と、時代を変革するテクノロジーを統合し、唯一無二のグローバル・デジタル・リサーチ・カンパニーを目指します。
(※ オンライン・マーケティング・リサーチ市場シェア=マクロミル単体及び電通マクロミルインサイトのオンライン・マーケティングリサーチに係る売上高(2017年12月末時点の12ヶ月換算(LTM)数値÷日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)によって推計された日本のMR業界市場規模・アドホック調査のうちインターネット調査分(2017年度分))(出典:日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)2018年7月31日付第43回経営業務実態調査)
会社概要
資 本 金:880百万円(2018年6月末時点)
代 表 者:代表執行役社長 グローバルCEO スコット・アーンスト
本 社:東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 11F
事業 内容:マーケティングリサーチ事業
設 立:2000年1月31日
売 上 高:40,024百万円(2018年6月期)
U R L:https://www.macromill.com
■Drawbridge, Inc. について
Drawbridgeは米国で特許取得済みのAIや機械学習技術によるクロスデバイスマッチング技術で、ブランドや企業に対し、広告、販促を始めマーケティング分野等で、顧客に対しパーソナライズされた体験を実現する同分野のリーディングカンパニーです。Drawbridge Connected Consumer Graph®の保有するデータ量は世界で30億デバイス以上に及び、データの精度は約97.3%(ニールセン調べ)を誇っています。同本社はシリコンバレーにあり、Sequoia Capital、Kleiner Perkins Caufield Byers、Northgate Capitalからも出資を得ており、CNBCの新たな価値 を提供するDisruptor企業(創造的破壊者)、Fortune社、CB InsightsのリーディングAI企業にも選出されています。同社の事業内容等の詳細については、http://www.drawbridge.jp/ をご覧ください。
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