暗号資産投資家の2025年損益予想、最多は「✖✖円」確定申告準備は「●月」が中心、申告方法の傾向とは?

~性別・年代別・世帯年収別に見た調査結果~

株式会社フォーイット

株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse(メディバース)」は、『暗号資産(仮想通貨)における2025年の損益予想と税務準備に関するアンケート』を独自で行いましたので、その調査結果をお知らせいたします。

本プレスリリースの転載ではなく、記事内容/グラフ/データなどを引用される際は、必ず下記リンクを出典元としてご記載いただくよう何卒ご協力お願い申し上げます。

https://www.for-it.co.jp/mediverse/results/crypto-survey-251216/

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■調査概要

【対象者】暗号資産口座(仮想通貨口座)を保有している20歳以上の男女

【サンプル数】500人

【居住地】全国

【調査方法】ネットリサーチ

【調査実施日】2025年11月7日~11月8日

【調査メディア】Mediverse

■背景

2025年も残り2週間ばかりとなりました。

年末が近づくと、多くの投資家にとって気がかりとなるのは、今年の損益と確定申告の準備。

「ビットコイン(Bitcoin/BTC)」や「イーサリアム(Ethereum/ETH)」などの暗号資産(仮想通貨)で投資を行っている方々は、損益の整理に加え、確定申告の準備はいつからどのように始めるべきか悩むことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「暗号資産の損益予想と税務準備」をテーマに、暗号資産口座を保有している全国20歳以上の男女500人を対象にアンケート調査を実施いたしました。

■調査結果

・2025年の損益予想

暗号資産口座保有者500名に対して、今年の損益予想を聞いたところ、未売却の含み損益(26.4%)を除くと、もっとも多かったのは「~49万円」(19.6%)となっており、「100~299万円」(14.9%)、「50~99万円」(12.4%)が続いた。

男女別に見ると、今年の損益予想には、ジェンダー差が見られた。

男性は「~49万円」(22.4%)がボリュームゾーンに対し、女性は「100~299万円」(15.5%)であった。

また、女性は男性よりも「未売却の含み益/含み損」が多く、「損失(マイナス)」も少ない傾向にあることから、女性の方がより保守的な投資姿勢を持っていることが考えられる。裏を返せば、男性の方がより積極的かつ攻めのスタンスで投資に臨む傾向があると言える。

年代別に見ると、今年の損益予想には、年代差が見られた。

20代・30代は、「未売却の含み益/含み損」の割合が約2割に留まり、幅広い金額レンジで利益確定(利確)していることが見てとれる。一方で、40代以降は「未売却の含み益/含み損」の割合が年代とともに増加し、60代では半数を超えていることから、投資に対して慎重な姿勢を示唆している。

世帯年収別に見ると、今年の損益予想には、世帯年収差が見られた。

いずれの世帯年収層においても「未売却の含み益/含み損」が多く、とりわけ世帯年収300万円未満においてはその割合が突出していることがわかる。

世帯年収300万円~700万円においては、各利益帯における分布が比較的均等で偏りが少ないことから、リスク許容度と利確のタイミングのバランスが取れている層だと推察される。

世帯年収700万円~1,000万円においては、「未売却の含み益/含み損」が29.8%に達しており、年収が上がるにつれて利確を急がず保有を続ける傾向が再び強まっており、まとまった資産を長期保有しやすい層の特徴が垣間見える。

さらに、世帯年収1,000万円においては、「500~999万円」と「1,000万円~」の利益割合が、他の世帯年収層より2~3倍高く、「未売却の含み益/含み損」の割合も19.2%と相対的に低いことから、他の世帯年収層に比べて、投資行動への慣れや資金的余裕がより強く反映されていると考えられる。

・確定申告の準備開始時期

暗号資産の確定申告・税務準備について、実際にいつから始めるか聞いたところ、約3割が「12月」、約2割が「1月」と回答していた。12月・1月の2ヶ月間に約半数(49.4%)が準備を始めていることが確認できる。

男女別に見ると、確定申告・税務準備開始時期には、大きなジェンダー差は見られなかった。

男女とも「12月」がピークであるものの、男性は次に「1月」が多く、女性は「11月」が多いことから、女性は男性より早めに着手する傾向にあると言える。

年代別に見ると、確定申告・税務準備開始時期には、年代差が見られた。

20代・30代は「12月」が圧倒的に多く、「11月」も含めると半数を占めており、年末に準備するのが主流となっている。40代は「1月」、50代・60代は「3月以降」がそれぞれ主流となっており、若年層ほど準備開始が早く、年代が上がるにつれ後ろ倒しになっていることが見受けられる。

世帯年収別に見ると、確定申告・税務準備開始時期には、世帯年収差が見られた。

世帯年収300万円未満は、「3月以降」が40.3%と突出しており、他の世帯年収層と比べても後ろ倒しになりやすい層であることがわかる。

世帯年収300万円以上の層では、「12月」に準備を開始する割合が最も高く、年末時点で着手するのが一般的となっている。しかし、この割合は年収が上がるごとに徐々に低下しており、世帯年収が高くなるほど準備開始時期が分散する傾向がうかがえる。

・確定申告の進め方

暗号資産の確定申告・税務準備について、実際にどのように行うか聞いたところ、もっとも多かったのは「計算ツールを使う」(31.6%)、その次に「自力で行う」(28.4%)と回答しており、合わせると6割に達していることがわかる。

なお、「税理士に依頼する」と「確定申告の予定なし」はそれぞれ2割程度に留まっていた。

男女別に見ると、確定申告の進め方には、ジェンダー差が見られた。

男性は「自力で行う」(30.5%)が「計算ツールを使う」(30.2%)をわずかに上回っており、女性は3人に1人以上が「計算ツールを使う」(35.7%)とし、「税理士に依頼する」(21.7%)と「自力で行う」(22.5%)はほとんど同率であった。

年代別に見ると、確定申告の進め方には、年代差が見られた。

20代・30代では「計算ツールを使う」割合がもっとも高く、特に30代は42.2%と全年代で突出していることから、デジタルツールを積極的に活用して確定申告を効率化したい意向が強い層であると推察される。

一方、30代を除く各年代では「自力で行う」が3~4割を占めており、年代が上がるほどその割合が増加している傾向が見られることから、紙や従来の申告方法に慣れており、ツールより自己流で進めたいという背景が考えられる。

さらに、50代・60代では「確定申告の予定なし」の割合が他年代より高いことから、副収入が申請義務の基準を満たさないケースが一定数ある可能性も示唆される。

世帯年収別に見ると、確定申告の進め方には、世帯年収差が見られた。

まず、「計算ツールを使う」割合は世帯年収が上がるほど高まり、特に世帯年収700万円を境に急増していることから、副業・投資など複数収入源を持つケースが増え、手作業ではなくツールを活用することで、効率化とミス防止を図りたい意向が強まっていることが推測される。

一方、「自力で行う」割合が全体平均を上回っていたのは、世帯年収300万円~700万円の層となっており、この層では申告にかかるコストをできるだけ抑えたいという意識が比較的強いことがうかがえる。

また、「確定申告の予定なし」がもっとも多かったのは、世帯年収300万円未満の層で、そもそも申告義務が発生するほどの副収入がないケースが多いことが背景として想定される。

・総論

今回のアンケート調査結果では、暗号資産投資における「2025年の損益予想」「確定申告の準備開始時期」「申告方法」には、性別・年代・世帯年収によって、明確な差異があることが判明いたしました。

まず、損益予想では、女性、40代以降、世帯年収300万円未満の層ほど含み損益を抱える割合が高く、より慎重な投資姿勢が見られました。一方で、若年層や高世帯年収層では利確が進んでおり、投資アプローチの違いが浮き彫りになっていることがうかがえます。

確定申告の準備開始時期においては、12月をピークに年末年始に集中しており、多くの投資家が年末の損益状況を踏まえて動き出している様子が推察されます。

また、確定申告の進め方については、計算ツールか自力派に分かれる傾向が見受けられました。特に、30代、世帯年収700万円以上の層ではデジタルツールの利用率が高く、確定申告の効率化を重視する姿勢が強いことが見受けられます。

暗号資産における投資行動やそれに伴う税務対応は一様ではなく、ライフステージや収入状況に応じて多様化していることから、投資家の属性に応じた情報提供やサポート体制の充実化がより一層求められることが予想されます。

当社Web3メディア「Mediverse」は、今後も暗号資産に関する最新情報をより多くの人々にお届けしてまいります。

・過去のアンケート調査結果はこちら

https://www.for-it.co.jp/mediverse/results/

■『Mediverse(メディバース)』 とは

2022年4月より株式会社フォーイットが運営するWeb3メディアであり、国内外の暗号資産(仮想通貨)、NFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)、NFTゲーム、DeFi(Decentralized Finance/分散型金融)などの最新情報を初心者にもわかりやすくお届けすることで、本市場の成長に貢献してまいります。

・Mediverse:https://www.for-it.co.jp/mediverse/

・メディア概要資料:https://www.for-it.co.jp/assets/documents/mediverse.pdf

・コンテンツポリシー:https://www.for-it.co.jp/mediverse/contents-policy/

会社概要

会社名 :株式会社フォーイット

所在地 :東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー9階

資本金 :10百万円 (2025年4月末) 

事業内容:アフィリエイトプラットフォーム事業、グローバルマーケティング事業、インフルエンサープラットフォーム事業、アプリプロモーション・開発事業、メディア事業、CRM事業

URL  :https://www.for-it.co.jp/

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TEL:03-5728-5865 |  Email:contact.mediverse@for-it.co.jp | 担当:菅野/清河

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー9F
電話番号
03-5728-5865
代表者名
吉澤竹晴
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2010年04月